【富山の名物2024】ガチで選定した地元の名産品グルメまとめ
どうも、富山のグルメを知り尽くした編集長のサクラです。
突然ですがみなさんは、富山県の食べ物にどのようなイメージがありますか?
魚がおいしい、お米をたくさん作っていそう。となんだかそんな感じでしょうが、実は富山県の食材が美味しいのにはちゃんとした理由があるのです。
ということで、まずは富山のグルメを紹介する前に、どうして富山の食材がここまで美味しいのかを踏まえつつ紹介したいと思います。
富山の食材の秘密
あまり知られていませんが、富山湾は暖流と寒流が流れ込み日本海に生息する800種類の魚介類のうち500種類がすむといわれています。
2016年には週刊ダイヤモンドの調査で、「魚といえば何県?」というアンケートに北海道を抜いて富山県が堂々の1位となりました。
→【富山の魚】春夏秋冬でマジでおいしい海の幸をご紹介!天然の生け簀
富山の暮らしや農業を支えてきた豊かな水は、標高3,000m級の立山連峰の雪どけ水が水源。その雪どけ水は急峻な地形を一気にくだり、間もなく富山湾に流れ込むため、富山の河川の水はつねに清らかなのです。
また、「水清き処は酒旨し処」といわれるように、日本酒の味は水によって大きく異なります。そのため、どこからともなく湧いて出てくる立山の湧き水のおかげで、富山の日本酒は絶品となっています。
→【富山の名水】おいしい湧き水が出る水汲み場まとめ
都道府県別の幸福度ランキングでつねにトップクラスに入る富山県は、熱心で勤勉な人が多いと言われています。
それは食づくりにおいても同じであり、食に対しても誠実さをもって取り組んでいます。過去の伝統と新しい文化を取り入れながら常に進化し続け、磨き抜かれた富山の食材は本当に県外の人が食べに来たら驚くレベル。
実はわたしも元々も県外の人なのですが、富山に来たときにその食のレベルには驚かされました。
富山湾・立山の水・県民性、これらが合わさって初めて富山の食が生まれます。
前置きがすこし長くなりましたが、富山県民がオススメするご当地グルメをまとめてみました。
基本編
意外と知られていないのが、富山県のカニ。
新湊では、水揚げされたものをすぐ食べることができる。
都会では考えられない美味さのカニだよ。
→『漁港の採れたてズワイガニが美味すぎ きっときと亭』
富山大空襲の復興作業の際、大量に汗をかく肉体労働者のための塩分補給として、醤油を濃くしたラーメンが「富山ブラックラーメン」
味はというと、めっちゃくちゃ濃いです。
とんでもなく濃いのですが、コアなファンも多いとか。
米、もしくは酒と一緒に食べたい富山のグルメですね。
→【賛否両論】富山に来たなら大喜ブラックラーメンを食っておけ
今や富山ブランドとなっている富山湾の王者「寒ブリ」
冬の寒い時期に水揚げされるので、霜降り具合が半端ないのだ。
冬限定ではありますが、旨すぎです。値段もそこそこします。
→ひみ寒ぶり宣言の出る前日に鰤しゃぶ食べてしまった話
ビールとは思えない、オシャレなデザイン。
それでいて数々の賞をとるほどの富山県の地ビール。
お土産にも、夜に飲んでも最高です。
→『デザインが可愛い!宇奈月ビールを飲み比べてみた』
刺身でも揚げ物としてもいただける富山湾の宝石「白エビ」
ビールと一緒にいただく味は絶品。
身が小さいので、独特の感触を味わえます。
→宇奈月温泉に泊まるなら「サン柳亭」がオススメである3つの理由
富山湾の神秘と言われる「ホタルイカ」
「ホタルイカミュージアム」という、ホタルイカを展示しているマニアックな水族館もある。
また、春には、「ホタルイカの身投げ」という奇妙な現象も見ることができます。
味はただのイカではなく、変わった味わいが楽しめます。
富山の駅弁といえば「マス寿司」
マスを酢で味付けした押し寿司なのであるが、これがなかなか美味い。
なんといっても、富山は水も米も旨い。
結果として、日本酒は最高に美味しいに決まっているのである。
富山県の日本酒をまとめた記事もあるので、これを参考にしてみてください。
→【富山の日本酒一覧】美味すぎる地酒をまとめてみた
手延べ式の細いうどんで、加賀藩献上御用うどんとして250年以上の歴史がある。
特徴としては、細くて餅のような食感と風味があります。
ただ、他のうどんとどう味が違うのかと聞かれれば、わかりませんでした。
→かつて幻と呼ばれた『氷見うどん』を食べてみた
幻魚(ゲンゲ)は、富山湾の水深1000m付近まで落ち込む海底谷の水深200m以深に棲む深海魚。
実は30年ほど前までは、網や魚たちを傷つける魚として漁師から嫌われており、グロテスクな顔つきも災いして、漁師たちの間では「下の下(げのげ)」と呼ばれ、浜に打ち捨てられていたといいます。
そんなゲンゲですが、流通が速くなり、割烹や料亭で天ぷらや唐揚げとして提供し始めたことがキッカケで「下の下」が滅多に会うことの出来ない幻の魚「幻魚(ゲンゲ)」と呼ばれるようになったのです!
→【幻の魚】富山湾に棲む深海魚ゲンゲを料理してみた
北前船が運んだ昆布で刺身をはさみ、保存させたことから始まった富山独自の食文化。
刺身に昆布の旨みや風味がプラスされ一段と味に深みが増します。
ホント食べてみてビックリ!マジで旨いのでおすすめです。
→【富山が誇る食文化】昆布じめが旨過ぎてマジでおすすめしたい
富山県のお米は、なんといっても北アルプス立山連峰からの豊富な雪解け水によって育てられます。
豊富なミネラルをたっぷり含んだ水は肥沃な大地をつくることに加え、暑い夏場でも冷たい水で稲たちを癒してくれます。
水の他にも、土地・人の3つが他の都道府県と異なるため、おいしいお米となるのです。
→【富山のお米】おいしい品種から生産量 米騒動の歴史まで紹介
応用編
夏に食べることが出来る、とにかくデカいスイカ!
実際に買って食べたことがあるのですが、半端ないです。
ぜひ、お土産にもいいですね。
→日本一大きなスイカ『入善ジャンボ西瓜』を買って食べてみた
実は富山県は、梨の栽培が有名で、呉羽山付近で育てられた梨は『呉羽梨』としてブランディングされている。
市場に出ている梨よりも大振りで、シャキシャキと甘さが濃いのが特徴です。
秋にしか手に入りませんが、直売店で購入するのがオススメ。
→『秋の味覚の王様!呉羽梨を買って食べてみた』
冬の訪れを感じさせる富山の味覚。
かぶら寿司を分かり易く説明すると「高級なカブ漬の寿司」です。
フルーティで、麹の甘みとブリの旨味が合わさって最高のハーモニー!
→『まだ食べたことないの!? 富山の冬の味覚「かぶら寿し」』
「おいおい、水なんて紹介するなよ!」という読者の声が聞こえてきますが、まぁ待ってください。
実は富山の水道水は5年連続モンドセレクションをとっているほど洗練された水なのです!
英語版も売っていたりと、富山の水はグローバル。味は水でした。
→5年連続モンドセレクション金賞受賞の「とやまの水道水」を飲んでみた
富山県は魚が美味しいこともあり「かまぼこ」も有名です。
あまりに進化しすぎて、「ねこの肉球かまぼこ」であったり、「バレンタインデーかまぼこ」と、オシャレさもアップ!
富山湾で穫れた新鮮な魚を使っているので、味も他県とは違いますね。
あの胡椒と醤油ベースのラーメンをサイダーにしてしまった、とんでもない作品。
実際に飲んでみたのですが、もうすごいんです!
ホームページによれば、10人飲めば3人はハマるという。
高速のパーキングエリアなどにもあるので、気軽にチャレンジしてみたください。
→醤油と胡椒の香り!?その味とは一体「富山ブラックサイダー」
城端は風流な建物が多く、越中の小京都と呼ばれており、山のふもとの豊かな自然から生まれる天然ミネラルを豊富に含んだ美味しい水によって、ここでしかできない本物の味を生みだしているという。
世界遺産の五箇山合掌集落へ向かう山々のふもとにある南砺市城端な小さな醸造所。
ヨッテカーレ城端・道の駅福光・道の駅砺波などで販売していますので、ぜひ一度は飲んでみてください。
→【富山の地ビール】ガツンと来る!城端麦酒を君は飲んだか
まとめ
ということで、わたしのなかではホタルイカとか富山のマニアックな名産品よりブリとかうどんとかの名産品の方が普通に美味しいと思います。
ただ、富山らしさという点では、そのような珍味を食べるのも旅の思い出になるのではないかと思います。
ぜひ、富山に旅行に来た際は参考にしてみてください。
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