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【富山の名水】100選も!おいしい湧き水が出る水汲み場まとめ

公開日
更新日
執筆者
SAKURA

どうも、編集長のサクラです。


突然ですがみなさんは、富山県の水を飲んだことがあるでしょうか?

まぁ富山県民にとっては当たり前過ぎて何のことって感じですが、実は富山県の水はかなりおいしいのです。

その証拠に、富山県にはアサヒ飲料や北陸コカ・コーラボトリングがあり、あの『いろはす』や『森の水だより』も富山県の水なんです!



また水がおいしいからこそ、お米や日本酒も美味しいため、これだけ豊かに田んぼがたくさんあるんですね。
【富山の日本酒】地元民がオススメの地酒をまとめてみた

では、そんな水をわたしたち庶民はどこで飲むことができるのか?

ということで今回は、富山の湧き水の中でぜひ一度は飲んでみてほしいものをまとめてみました。

目次


穴の谷の霊水
延命地蔵の水
鳩清水
箱根清水
瓜裂清水
下立の霊水
誕生寺の誕生水


穴の谷の霊水

まずは富山県民でもなかなか飲んだことがないであろう奇跡の水です。

こちらは富山県の上市町にある北アルプスの剱岳に抱かれた山間に湧く水で、環境省の名水百選にも選定されていて、全国からたくさんの人々が訪れています。

車で気軽に行くことができますが、駐車場代やポリタンク代などいろいろとお金がかかってしまうのが難点ですが、普通に飲みに行くだけなら駐車場代の200円だけで済みます。


また駐車場から徒歩10分くらい歩いて水汲み場に到着します。

観光客であれば、ほんと水辺までの一直線の道を作るか、ここまで水を引いてほしいところですが、それではありがたみが無くなってしまいますね。

あとこれは予想なのですが、そうしてしまうと水の価値が激減してビジネスとして成り立たなくなってしまうので、あえての徒歩ですね、きっと。

味はと言うと、日本にしては珍しく硬い味わいでした。
【穴の谷の霊水】あなんたんの奇跡の水を無限に飲んできた




延命地蔵の水

富山市石倉町の「延命地蔵の水」は、富山市いたち川の川べりにある延命地蔵の御手洗い水のことで、万病に効く霊水とも言われています。

そんな水を求めて、全国各地から水を求めてくる人びとが後を絶ちません。

その由来は安政の大地震にまでさかのぼります。その地震が起きたときに常願寺川から濁流が押し寄せ、疫病が流行りましたが、いたち川からお地蔵様を引き上げ奉ると、疫病がみんな治まったと言われています。


割とメディアにもたくさん取り上げられており、富山市からもアクセスがよく県内の人なら誰でも簡単に飲むことができます。

そこらへんの立山に登らないと飲めないような難易度が高い名水ではありません!

とにかく水自体は無料でどんどん汲めるので、ペッドボトルにでも汲んでお米を炊いてみたりするのもいいかもしれません。

富山県民ならぜひ一度は飲んでみてください。
【延命地蔵の水】石倉町のメディアに取り上げられる名水とは




鳩清水

鳩清水は、小矢部市の源平合戦のときに発見された湧き水とされています。

この合戦のときに、埴生護国八幡宮の付近に木曽義仲が本陣をかまえたとされ、その際に飲まれていた水なのです。

名前の由来は、義仲が倶利伽羅山へ兵を進めた時、水場がなく困っていたところ、空から白鳩が飛んできて、山中にある滝まで案内したとの言い伝えがあります。

つまり、鳩が案内したから『鳩清水』


もし、チワワが案内していたらチワワ清水。チンパンジーならチンパンジー清水。エスパルスなら清水エスパルスです。

成分とかは書いていませんでしたが、源義仲がこの水を飲んだということで、源氏の気持ちが味わえます。

ぜひ倶利伽藍峠に行く際は、飲んでおきたいですね。
【鳩清水】源平合戦の歴史ある湧水




箱根清水

黒部市にある箱根清水は、江戸時代に北陸街道を行き来した旅人ののどを潤した休憩所として利用されてきました。

そして現在は、当時の状態を復元して、水琴窟の音色を聞くことができるようにもなっています。

こちらの水は、黒部市民の間で親しまれているようで、ペッドボトルを持ってきてわざわざ汲みにくる方も多いです。


春に行くと、花びらが水面に浮かんでいますが、湧き水のところは清潔なのでそのまま飲むことができます。

見た感じは現代っぽい作りですが、ちゃんとした湧き水で富山の名水にも選定されています。
【箱根清水】休憩しながら黒部の名水を飲もう




瓜裂清水

砺波市にあるおいしいコーヒーや料理の水として人気の高い瓜裂清水は、全国名水100選にも数えられている水です。

およそ600年前、端泉寺の開祖である綽如上人がこの地に休息に訪れた際、連れていた馬の蹄が陥没し、その跡から清水が湧き出たといいます。

その清水は、村人が献上した瓜が自然に裂けるほどの冷たさでした。冷たくておいしい瓜を食べた綽如上人はとても喜ばれ、その清水を「瓜裂の清水」と命名したと伝えられています。


ただ残念なことに、こちらの水は生で飲むことはおすすめしていません。

昔何かあったのかわかりませんが、「飲料される場合は、煮沸してください」という看板があります。

良い子のみなさんは、生水をはあまり飲まないようにしましょうね。
【瓜裂清水】全国名水百選にもなった富山の水




下立の霊水

宇奈月に住んでいる人だけでなく、近隣からも多くの人が汲みにくる霊水。

こちらは、とやま森林浴の森に指定されており、それだけ自然豊かな場所から湧き出る水はパワーがあります。

アクセスも悪いので難易度は高めですが、春や秋はハイキングコースとしても利用されます。


味はなんだかまろやかで、これこそ霊水と呼ばれる由縁でしょう。

ここは、標高は342m付近にある下立金毘羅社に続く山街道ということで、昔は山をまたぐための休憩スポットでもありました。

宇奈月の観光にちょっと足を伸ばして、とやまの名水を飲みにいくのも通ですね。
宇奈月の山の水!下立の霊水を飲みに行ってきた




誕生寺の誕生水

こちらは射水市にある誕生寺というところにあると名水です。

ここはなんと法華宗の開祖である日隆誕生の地でもあり、約600年前、法華宗を開いた日隆聖人が誕生したとき水が湧き出したといわれています。

この霊水が聖人の産湯とされたことから、これを誕生水と名付け、今も、地域の人びとや全国の信者に親しまれている。


この誕生水は諸病に効き目があるとされ、特に眼病によいといわれています。

本当かわかりませんが、「子供の頃、よくこの水で目を洗ったもんです」と近所のおばさんが語ってくれました。

信じれば水もクスリになりますので、ぜひ射水市に行った際はこちらの水を飲んでみてください。




まとめ

ということで、いろいろな富山の湧き水を紹介しましたが、実はもっと身近に名水があるのをご存知でしょうか?

それが『とやまの水道水』でして、バカも休み休み言えと思うかもしれませんが、5年連続モンドセレクション金賞を受賞している水道水なんです!

まさかこんな身近にすごい水があるとは思いませんでしたよね。むしろ水道水をペッドボトルにして売る富山県とは…。

引きこもりで名水巡りなんてしたくない人は、自分の家の水道水をガブガブ飲んじゃってください。

ただやっぱり自然や歴史を含めての名水だと私は思うので、ぜひみなさんも興味があれば行ってみてください。

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