【呉羽梨2023】直売店でも通販でも買える!秋の味覚を食べてみた
どうも、編集長のサクラです。
突然ですが富山県のほぼ中央に位置する場所には、南北に貫く呉羽丘陵というものがあります。
そこにある呉羽山は標高80mの山で、そこから立山連峰も望むこともできるのですが、こちらではなんと梨の栽培が有名なのです!
2022年は8月中旬から呉羽梨の幸水がスーパーに並んでいます。
ということで本日は、そんな富山県の秋の味覚であり、ブランドとしても確立されている『呉羽梨』について紹介していきたいと思います。
呉羽梨は、呉羽地区で栽培される富山県を代表するブランド梨です。
品種は主に3種類で、「幸水(こうすい)」、「豊水(ほうすい)」、「新高(にいたか)」で、最近は「あきづき」という品種も出てきました。
一般的な梨農家では、病気や害虫から実を守るために、梨の果実に袋を被せる「袋掛け」を行います。しかし呉羽梨は無袋栽培しかし、呉羽の梨農家は袋を掛けない「無袋栽培」で育てるのが特徴です。
また呉羽の梨農家の全てが減農薬のエコファーマー認定を受けており、梨の名産地の呉羽地域は徹底したエコ農業地帯なのです。
そんな太陽や風・新鮮な空気など、自然の恵みをそのまま十分に受けて育った呉羽梨は、甘さをたっぷりの含んだ果汁が特徴で全国にファンがいるほどです。
富山県では梨の受粉をさせる春の季節に、一面の白い絨毯のような花を咲かせることが有名で富山の花の名物ともなっています。
呉羽の丘から市街地を見渡せば、この圧巻の景色!
天気のいい日には富山湾まで見渡すことができて、梨を食べるだけでなく、花見もすることができるのですね。
受粉している作業中にお邪魔してみました。
話を聞いてみると、80年以上も前に土池弥次郎という人物が、東京から青梨を持ち帰り、呉羽で生涯をかけて梨づくりをしたのが始まりだそう。ここは、水はけのよい土壌で自然災害の少ない安定した気候だから、梨が育てやすいのだそう。
呉羽丘陵での梨作りは、歴史的にも地理的にも深い意味があるんですね。
また、春から梨がどのようにできるか見ておくとそれだけ秋に梨ができたときにまた味が格段においしく感じます。
では呉羽梨の旬はいつなのか?
呉羽梨は、残暑が厳しい8月中旬から梨の収穫がはじまります。
8月中旬から9月上旬-「幸水(こうすい)」
酸味が少ない爽やかな味わいがあり、果汁が多く歯触りがよいのが特徴です。大きさは300〜350g程度で、全体の約7割を占めます。
9月下旬-「豊水(ほうすい)」
ほどよい酸味があり、大きさは350〜400g程度と幸水よりひと回り大きく、果汁が多く濃厚な味わいがあります。
10月以降-「新高(にいたか)」
さらに大きい400〜500g程度の実をつける、たっぷりの果汁に、ほのかな香りと少しの酸味が効いた味わいで、梨シーズンを締めくくります。
9月中旬から10月上旬-「あきづき」
大きさは400~450gで、幸水のようなみずみずしさと歯触りのよい食感、酸味が少なく豊かな甘味が特長で、新しい呉羽梨の顔として期待されています。
このように、8月中旬から10月中旬までの約2カ月間、それぞれ特徴ある品種が順番に収穫され、甘さを含んだたっぷりの果汁が、乾いた喉を潤してくれます。
ということで、さっそく呉羽梨を購入してきました。
富山県ではどこで買えるのかというと、普通にスーパーとかで売っていますが、呉羽丘陵から太閤山ランドにかけての道に行けばたくさんの直営店があります。
スーパーにもたくさん売られていますが、直売店に行くと安くて大量にサービスしてくれるのだ!
これはガソリン代がかかっても直売店に行くしかない!ということで、実際に行ってきて買ってきました。1人でこんな大量に食べる自信がないのですが、おまけにおまけでこんなんになってしまいました。
ちなみに一緒に購入しにきた人は、1000円買ったら+7個くらい梨をサービスされていました、なにそれ。
スーパーだとこのような2個入りのパックも売っているみたいですね。
家で早速食べてみようとしたところ、見た目は普通のでっかい梨です。
普通の梨よりでかいんじゃないかな。
でかけりゃ良いってもんじゃありませんが、おっぱいもでかい方がいいので、梨もそうなのでしょう。
切ってみると、シャキシャキとみずみずしい。
ちなみに、富山市、射水市で呉羽梨を栽培する生産者は、環境にやさしい農業を実践する農家「エコファーマー」に全員が認定されている。
これは、他の日本梨産地でも珍しいそう。化学肥料や農薬の低減などに生産者が取り組んできた情熱が呉羽梨にはあるようです。
ということで、呉羽梨とやらを食べてみましょう。
普段は皮ごとかぶりつくのですが、写真映えのために包丁で切りました。
そのお味は・・・。
普通の梨より美味しい!?
梨なんてどこでも一緒だと思っていましたが、確かに呉羽梨は他の梨より美味しい。いや、ステマじゃなくてマジで甘いんですよ。
たぶん地元だからと、受粉のときから見ているっていう愛着もあるんですが、ぜひみなさんにも食べてほしいですね。
富山県では、直売店やスーパーで買うことができます。
おそらく富山県民の方なら、近くのスーパーや呉羽付近に行けば簡単に梨を手に入れることを知っているでしょう。
ただ、県外の人はどうやって買うかといったらやっぱり通販ですよね。
しかしもっと気軽に呉羽梨が食べられるように、なんと大手コンビニストアであるローソンにも実は販売されています。
県外の人が呉羽梨を買うなら、通販のAmazonや楽天やYahooショッピングなどで購入することができます。
ただ、普通の梨よりもちょっとお高めですが、大きさはかなりデカいのでまぁそんなもんかなって印象です。
その気軽さから、最近では富山県の方がそのまま県外の友人に通販で購入して呉羽梨を送ってあげるパターンも増えているようです。
ちなみに調べてみるといろんな業者から呉羽梨は出店されています。
もちろん梨の季節じゃないと購入することはできないので、梨の季節がすぎる前に、ぜひお早めにご購入してみてください。
実は呉羽梨は、大手コンビニストアのローソンでも購入することができます。※2018年のとき
なんと2018年に初めてコンビニに売り出すことになり、写真のようにカットされた状態で販売されていました。
ちなみにこちらのコンビニ限定の呉羽梨は、中部地方の7県のみの約1550店舗限定の商品となっています。
わたしは富山県民ですが、ちょっと気になったので近くのコンビニに立ち寄ってみたところ、普通に販売されていました。
ただ、こちらのお値段を見てください。
くそ高い!
さすがに富山県民だともっと安く手に入るので、コンビニでわざわざ買わないんじゃないかな。
300円っていったらスーパーだと呉羽梨2玉分くらいですからね。
ただ、カットする人や運搬する人のことを考えるとしかたがありません。もうわたしは買いませんけど。
味はと言うと、やっぱりかなり甘いですね。
あまり気にはならなかったのですが、やっぱり表面はちょっと酸っぱく、防腐剤的な何かが塗られているのかなぁって感じです。
ぜひ興味がある人はローソンで購入してみてください。
ということで、呉羽梨ですが、富山県民ならぜひとも直売店で梨を購入してほしいところですね。
なぜならそちらの方が、安くて大量に手に入るからです。ぜひ直売所に行ってみてください。
これは余談なのですが、もっとサービスしてそうな目をしていると、想像の1.5倍くらいはサービスしてくれますよ。
また富山県にはその他にも様々な特産品がありますので、興味のある方はこちらの記事も見ていってください。