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【幻魚 ゲンゲ】富山湾に棲む深海魚はうまいのか?料理してみた

グロテスクな魚の写真から失礼します。どうも、編集長のサクラです。


突然ですがみなさんは、ゲンゲという幻の魚をご存知だろうか?

このゲンゲは、富山湾の水深1000m付近まで落ち込む海底谷の水深200m以深に棲む深海魚なのですが、最近は幻の魚として食べられるようになってきたというのです。

ということで、そんな”幻”と言う名の付くゲンゲが一体どんな味なのか料理して検証してみたいと思います。




ゲンゲとは?

ゲンゲは富山湾の深海魚なのですが、実は30年ほど前までは網や魚たちを傷つける魚として漁師から嫌われており、グロテスクな顔つきも災いして漁師たちの間では「下の下(げのげ)」と呼ばれ、浜に打ち捨てられていたといいます。

そんなゲンゲですが、流通が速くなり、割烹や料亭で天ぷらや唐揚げとして提供し始めたことがキッカケで「下の下」が滅多に会うことの出来ない幻の魚「幻魚(ゲンゲ)」と呼ばれるようになったのです!

今でもマイナーな魚ですが、その表面がプルプルとしたゼラチン質で覆われており、これが「コラーゲン」だと判明してから幻魚の知名度も上がってきました。




料理してみた

そんな幻の魚をみなさん食べてみたいと思いませんか?思いますよね。

富山湾でゲンゲが漁獲されるのは9月から5月までの時期なので、この期間には普通にスーパーでゲンゲが売っています。6匹で198円ってめちゃくちゃ安いな。安過ぎて不安になってきたよ。

クックパッドの情報によると、ゲンゲは天ぷらや唐揚げだけでなく、みそ汁やお吸い物、干して酒肴としても食べられるという。


ということで、本日はこのゲンゲを天ぷらにして食べてみたいと思います。

体長は20cmほどで細長く、全身ヌルヌルして気持ちが悪いです。身体は分厚いゼラチン質で覆われており、大きなオタマジャクシのようだ。

あと、背びれと尾びれがなんか独特というか、気持ち悪いです。なんか幽霊みたいやな。


まず、内蔵と頭を取り除きます。

切った感じは思ったより硬かったですね、もっとふっくらしていてマシュマロを切るような感じかと思っていたのですが普通に魚です。ゲンゲも切られた瞬間にどことなくやられてしまった表情をしています。

お店によっては、すでに頭と内蔵を取り除いてあるものがありますので、そちらを買うのがいいかもしれません。


次に、身を4等分に骨ごとぶつ切りにします。水分がすごいな。

尻尾はそのまま捨ててもらってかまいません。そして、身を軽く水洗いして天ぷら粉をつけ180℃の油で揚げていきましょう。

人によっては頭も唐揚げにしてしまうみたいですが、後からわかるようにほとんど身がないため美味しいというよりサクサクするお菓子みたいになります。


揚げている間にスマホで調べてみると、最近では地元の富山だけでなく、関東や関西圏からも注文があり人気が急上昇中らしいのだ。

人気が上がってなかなか食べられなくなる前に、富山県民には食べてもらいたい。お店とかだと千円以上することもあるのにスーパーだと198円ですからね、こんな安いならすぐ食べられるはず。

ということで、気泡が少なくなってきたらできあがり!




食べてみた

なんかめちゃくちゃ美味そうだな。

見た目といい香りもよく、普通に高級な魚の天ぷらって感じです。これは期待で来そうだ!

早速、江戸っ子らしく塩のみで食べてみましょう!


味はというと・・・。




ふわっふわ。


なんだこれ、舌の上で幻のように溶けていく新食感

富山湾に幻のように出没し、蜃気楼のように溶けていく、まさに幻の魚だ。これは意外すぎる、普通に美味しいやないか!




まるごと揚げてみた

せっかくあと5匹もいるので、まるごと天ぷらにしてみましょう。

天ぷら粉の中をさまようゲンゲ。シュールしぎる。良い子はマネしないように。

情報によると、内蔵とかも普通に食べられるそうなので丸ごといっても大丈夫そうだ。実際にまるごと食べてみましたが大丈夫でした。


衣をつけたゲンゲを鍋に入れた時の豪快さはなんとも最高です。

最初はヌルヌルして気持ち悪かったのですが、こうして天ぷらにするとさっぱりとした味わいになるので全然気になりませんね。

ということで、丸々1匹を天ぷらにしたらどんな感じになるんでしょうね。

出来上がったのがこちら。




こ、これは・・・。








コワすぎるやろ!



見た目は蛇の化石。良い風に言えば、見たことがない幻のドラゴンのよう。幻の魚から幻のドラゴンへ!なんだか中二病っぽい感じになってきた。

まさに幻という名に恥じない見た目ですが、味はどうなっているのでしょうか。

早速、食べてみましょう!


いや、どこを食べてもふわっふわ

少し骨が硬いですが全然食べられる硬さ。ただ骨がなければもう最高に美味いだけだな。

こんなにヌルヌルとして骨なんてなさそうなのに、しっかり骨があるなんてビックリ。


先ほどは尻尾を捨ててしまいましたが、ぜんぜん尻尾も食べられるな。

顔と尻尾は油で焦げやすいから、それで切り取っていたんだね。

お米と一緒に食べるのもいいけど、日本酒が絶対に合いそう。あと、夕飯をゲンゲにするならもっとたくさん買ってこないとお腹いっぱいにはならないかもね。

ふわふわして一瞬で食べられてしまうので、今回の6匹でちょうど大人1人分ってところかと思います。





まとめ

ということで、こちらのゲンゲは全身を覆うゼラチン質に豊富なコラーゲンが含まれていることから女性にも人気となっています。

富山県内ではゲンゲに含まれるコラーゲンを使った栄養補助食品も開発されたり、急速冷凍したゲンゲから有効成分を濃縮させて、せんべいなどの菓子類に使われたりと使用用途も拡大しています。

グロテスクな外観とヌルヌルとした感触ですが、コラーゲン豊富で体にも味も美味しく今後どんどん活躍していくのが楽しみですね!

その他にも富山県にはいろんなグルメがありますのでぜひこちらの記事も見ていってください。
【富山県民おすすめ】ガチで選定した地元グルメまとめ

富山県の魚について知りたい人はこちら。
【富山の魚】春夏秋冬でマジでおいしい海の幸をご紹介!天然の生け簀



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この記事の著者

SAKURA右足のくるぶし

1988年生まれ。同志社大学卒業。創刊編集長。
ふざけた文体が目につきますが、本人はいたってふざけております。
成功の反対は失敗ではない。挑戦しなかったことである。

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