【富山の冬2024】初めて過ごす人に見てほしい7つのこと+グルメ情報
どうも、編集長のサクラです。
突然ですが、初めて富山県で冬を過ごす方いませんか?
そういうわたしも初めて富山県で迎えた冬は散々なものでした。
朝起きるなり、「・・・何か知らんけど寒過ぎる。」というくらい部屋が寒かったのです。
テレビをつけるとどうやら富山の天気が雪マークになっており、細かい説明は理解できませんでしたが、「とにかく寒さがヤバイ」ということはわかりました。
試しに窓から腕だけを恐る恐る出して気温をテイスティングしてみたところ、そのあまりの寒さに吐血しそうになりました。
腕を出しただけでも吐血しそうになるのであれば、恐らく私は玄関を出た瞬間にヴァンパイアのように粉微塵になって消えるでしょう。
ちなみに、実際の様子はこちらをどうぞ。
富山県は過去に、サンパチ豪雪やゴウロク豪雪と語り継がれる死者までも出てしまった記録的大雪が昭和38年と昭和56年にがありました。
ただそこまではいかないまでも毎年1回くらいはとんでもなく雪が降る日があるもの。
そんな富山県の冬ですが初めて過ごす方々のために、一体どういう感じなのかを説明していこうと思います。
富山県に移住を考えている人はこちらの記事もご確認ください。
富山県の冬について
1月の富山県の平均気温は2.7℃で、最低気温はマイナス0.1℃です。
夜、外に濡れたトイレットペーパーを置いて朝それを使えば、高確率でおしりが大変なことになる気温です。
雪は、12月から3月まで降り、2日に1日は雪が降ると考えてください。
積もったり解けたりを繰り返し、多い時で50cmは積もります。ちょうど、クレオンしんちゃんの体が埋もれるくらいの積雪量ですね。
ほとんど太陽が顔を出すことはありません。
初めて来られる方の中には、暗黒時代の到来といった表現をされる方もいます。
たまに、太陽が「大将、お店やってる?」とのれんをくぐる勢いで顔を出すのですが、すぐにお店を出ていきます。
ただ、曇りの日が多く湿度も高い結果、富山県は2017年に日本一の「美肌県」というポジティブキャンペーンにもなっているが、美肌よりも太陽の光をくれ!光合成させてくれ!
→美肌県グランプリで富山県は全国1位!in 2017
むしろ冬に晴れた日には歓喜!圧倒的歓喜がみなさまを待っているはずです。
基本的に富山県は車社会なので、都心部でない限り外を歩くことはあまりありません。
ただ、いくら車でも防寒具は必ず必要です。
特に、長靴は必須アイテムといっていいでしょう。
昔、藤原紀香が「おしゃれは我慢」と言っていましたが、そんな都会っ子の話なんか聞いていません。
わたしは『SOREL ソレル』という日常から使えるおしゃれな長靴をしようしており、保温性と耐水性にも優れており、スキーや雨の日にも快適に過ごすことができます。
男女両方のデザインがあるのでどなたでもおすすめ。
あと注意してもらいたいのが、通勤と通学時間。
地面は雪や凍結のため、電車のダイヤが遅れたり、車の走行時間が遅くなります。そのため、いつもの通勤通学時間より十分早めに家を出ましょう。
いつも通りに出発するとマジで遅刻しますよ。また、交通事故も多いので早く出たとしても巻きぞえ食らう可能性もあります。これは本当に不可抗力だな。
駐車場が雪に埋もれていて駐車できないという自体も想定できますので、その場合はもう学校や会社に雪で遅れると素直に言いましょう。たぶん怒られることはありません。
まず、必ず12月には冬用タイヤにしましょう。
12月上旬にも降る可能性があるので、不安な人は11月に冬用タイヤに変えましょう。初めての方はオートバックスなどでタイヤを購入して、そのまま取り変えると楽です。
また冬用タイヤには大きくスタッドレスタイヤとスノータイヤがあります。
スタッドレスタイヤ
スタッドレスタイヤは過酷な冬道でも滑りを抑えることが可能です。柔らかいゴムによる性能特性はツルツルのアイス路面、そして雪路でもシッカリとグリップ効果を発揮します。最近ではドライ性能や低燃費、そしてライフ性能の向上が図られており、首都圏などの非降雪地域でも使用が推奨されています。
スノータイヤ
スノータイヤは、タイヤのトレッド面を夏タイヤに比べ凹凸を激しくし(ブロックを高く角ばるようにする)、雪道での抵抗が大きくなることで滑りにくいタイヤを意識しています。しかし、スノータイヤの素材は基本的に夏タイヤと同じ。その為に冬の低温の路面ではゴムが硬化し、雪路での限界は低い。更にアイスバーンではとても滑りやすい。
以上のことから、富山県ではスタッドレスタイヤをおすすめします。
あと、意外と知られていませんが上級者はネットでタイヤを購入した方がかなりお得になっています。そのあと、タイヤだけオートバックスに持っていけば3000円くらいで装着してくれるので総合的に見てもネットの方が安い。
スコップとスノーブラシも購入しましょう。
スコップは車の前後を除雪するため、スノーブラシは車の上にのった雪を落とすためです。
スコップは金属のものがより強度が強いですが、女性なら断然プラスチック製のスコップをおすすめします。軽くて便利。
気持ちのあり方によっては「お前なんかいつでもスコップでカチ込んでやんぞ」と強気にもなれます。
スノーブラシは王道のものを使用しましょう。フロントガラスや車の上に乗った雪をどかすのに重宝します。
ここで注意したいのは、車の上に乗った雪は必ずどかすこと。
フロントガラスさえ雪がなければ運転はできるのですが、急ブレーキしたときに車の上の雪がフロントガラスの前に突然降ってきて前が見えなくなり交通事故を起こしてしまいます。これはほんと私も体験したことあるのですが、後ろに車がいなかったからよかったもののすぐにハザードランプを付けて、路上で雪をはらいました。
その他、凍結しないウォッシャー液や窓の曇り止めや氷解用スプレー等があると便利です。
毎日フロントガラスが凍ることがあるので、富山県民の中には家のお湯を窓にかけて氷を溶かす人が多いのですが、その場合、温度差でガラスが割れる可能性があるんですよね。そのため、専用の氷解用スプレーを使えば素早く氷を溶かしガラスも痛めることはありません。
凍ったフロントガラスは、エアコンを5分くらいつければなくなるのですが、その5分が朝の通勤寺には命取りなのでぜひ買っておいて損はありません。
いくら、スタッドレスタイヤを装着しているからといって普通に運転していたらダメです。
これは、いくらゴムを付けていてもできてしまうこともあるのと同じ。
踏み固められた雪や道路が凍るブラックアイスバーンは非常に危険です。
急発進、急ブレーキ、急ハンドルでスリップし、すぐに事故を起こします。
初めて雪道を運転する方は、十分な車間距離をあけ、十分早めに減速するなどの安全運転が必要です。
冬の富山の平均湿度は82%です。
もう、ジメジメというか肌の保湿にも限度がある値です。
なので除湿機を購入し、部屋干しするのが定番です。
中には、ストーブの上で洗濯物を干す人がいるのですが、これは火災の元ですので絶対やめましょう。
毎年、これによって火災が起きているので除湿機を買いましょう。プラズマクラスターのがお買い得です。
雪とは無理に仲良くする必要はありません。
スキーやスノーボードをする必要もありませんし、降り続ける雪に罵声を浴びせても結構です。
私の近所のおばさんは、雪のことを「白いゴミ」と言っていました。
ただ、どうしても雪遊びしたい!という人は、「冬を楽しめ!子どもから大人まではしゃげる雪遊び7選」という記事も書きましたのでそちらをご覧ください。
ウィンタースポーツをする人にとっては富山県の冬はパラダイスになります。(わたしはなりませんでした。)
いいこともあるよ
とはいっても、冬の富山も悪いことばかりではありません。
天候的にはかなり悪いですが、グルメで言えば冬しか食べられない寒ブリや紅ズワイガニは絶品!
全国的にも有名な氷見の寒ブリは、毎年12月頃になると「鰤起し」と呼ばれる雷が鳴り響き、ブリ漁が最盛期を迎えます。
北海道から産卵のために南下してきたブリは、富山湾にやってくる頃に最も脂がのり、荒波に揉まれることで身も引き締まっています。この絶妙なバランスが、富山湾のブリの美味しさの理由なのです。
紅ズワイガニは、冬にかけて身が詰まり美味しさが増すと言われています。
深海に住む紅ズワイガニは、鮮度の低下が比較的早く、水揚げされてから食べるまでの時間がいかに短いかが味を分けます。
漁場が近い富山だからこそ、朝獲れた紅ズワイガニが昼セリにかけられ、その日のうちに味わうことができるのです。
富山県の冬のイルミネーションは都会ほどではないですが、悪くないクオリティーです。
五箇山も綺麗ですが、雪が多いと行くのに難易度が高いのでおすすめはしません。
あと、田舎ってこともあって花火をよく打ちあげたり、火を使うイベントも多く、これがわたしは意外と好きなんです。
ぜひ、引きこもりがちな冬ですがたまには外に出てアクティブに過ごしてみてもいいかもしれません。
冬のスポーツといえば『スキー&スノーボード』ですよね。
富山県に住みながらウィンタースポーツをしないなんて、沖縄に住みながらスキューバダイビングしないのと同じ!
最近では、スキーとスノーボードをするために、富山や長野にやってくる人もいるといいます。
富山県にあるスキー場を一挙まとめてみましたので、冬をエンジョイしてください!
ということで、みなさんが初めて富山県で冬を過ごすように私も初めてのときがありました。
少し不安でしたが、今ではすっかり雪のことが嫌いになりました。
今でも雪のことが嫌いすぎて、吐きそうになりながら記事を書いています。みなさんもくれぐれもこんな風にならないように、富山の冬を過ごしてみてください。
もし富山県に移住を考えている人はこちらの記事もご確認ください。