【富山のまつり】伝統的な踊りや映画化された祭まで!おすすめまとめ
どうも、編集長のサクラです。
突然ですがみなさんは、富山県の祭りと言えば何を思い浮かべますか?
おわら風の盆や新湊曳山まつりなど、有名なお祭りはありますよね。
そこで今回は個人的に行って、盛り上がっていた!伝統を感じた!面白かった!ものを厳選して紹介します。
そのため中途半端な富山の祭は紹介していませんので、安心して祭に行ってみて良いかと思います。
おわら風の盆は、越中八尾は富山市南西部の山あいの町で300年余踊りつがれてきた伝統行事です。
その唄と踊りは叙情豊かで気品高く、哀調の中に優雅な趣を有しています。
格子戸の民家、土蔵等、昔の面影を残すまち並みに数千のぼんぼりが立ち並び、三味線、胡弓、太鼓の音に合わせて哀調帯びた唄や格調高い男女の踊りが、坂の町を揃いの法被や浴衣姿で流し歩き、編み笠の波が行き過ぎます。
おわらがいつ始まったのか、明瞭な文献が残っていないためはっきりしません。
「越中婦負郡志」によるおわら節の起源として、元禄15年(1702)3月、加賀藩から下された「町建御墨付」を八尾の町衆が、町の開祖米屋少兵衛家所有から取り戻した祝いに、三日三晩歌舞音曲無礼講の賑わいで町を練り歩いたのが始まりとされています。
このような小さな街にこれだけ多くの人が訪れるのには理由があり、まだ行ったことがない人はぜひ人生に一度は見ておきたい祭ですね。
実際に何度も行ったことがあるのですが、本当にすごい人で車で行くには1時間半くらいの渋滞でした。
また人が通る通路もすごいことになっていますので、ぜひ計画的に行ってみてほしいですね。
新湊曳山まつりは、富山県の新湊で行なわれる放生津八幡宮の曳山行事のことを言います。
江戸時代の慶安3(1650)年に最初の「古新町」の曳山が創建して以来、約360年を超える歴史があるほど。
勇壮な13本の曳山が『イヤサー・イヤサー』のかけ声を響かせ、昼は『花山』夜は『提灯山』に装いを変え、町中を練り廻ります。
狭い町角を急曲がりするときの勇壮さは見ごたえ十分で、夜の提灯山が内川の水面に映り、幻想的な姿を見せてくれるとして、全国から多くの人が訪れるお祭りとなっています。
また2015年に公開された映画「人生の約束」で全国的に有名にもなりました。
出演者は、竹野内豊をはじめ、松坂桃李、江口洋介、西田敏行、ビートたけしなど、なんて豪華俳優たち!
ドラマに主演した江口洋介は、石橋監督の構想を知った3年前には富山を訪れ、一緒に曳山まつりを体験したといいます。
映画のロケ地ともなったこちらのお祭りも必見です。
山王祭は「さんのうまつり」と呼び、毎年6月1日・2日を中心に行われる日枝神社春季例大祭です。
富山市の中心部にある日枝神社は「山王さん」の名称で呼ばれており、富山市民に最も親しまれている盛大なお祭りの一つで、その人出はなんと約50数万人!
そもそもこの山王祭は、旧藩時代から富山城下の総産土(うぶすな)祭であり、城下あげての総祭りとして栄えてきました。
今も神社付近は数多くの露店が軒をつらね、歩行者天国では各種イベントが開かれます。
獅子舞などのイベントは少しありますが、とにかく出店がたくさんある日本の地元の祭って感じですね。
伝統を感じるわけではなく、とにかくビールやカキ氷やお化け屋敷で盛り上がります。
わたしが行ったときは、学生だけでなく大人もたくさん来ていてもはやカオス状態でした。
城端むぎや祭りは、富山県を代表する民謡・むぎや節の旋律に合わせて踊りを繰り広げる城端のお祭りです。
毎年、むぎや踊り競演会やむぎや節コンクール全国大会、総踊りが開催され、さらに情緒あふれる街並みで、各町内や民謡団体がむぎや節などを披露する街並み踊りも必見です。
越中の小京都、城端の町がむぎや一色に染まる秋。町の雰囲気を味わいながら、各所で行われる踊りやパフォーマンスを楽しんで、城端の秋の風物詩を心ゆくまで堪能できます。
お昼には『むぎや講習会』が行われていて、観光客にむぎや踊り(笠踊り)を教えてくれます。
この他にも「輪踊り」といって、観光客や市民、出演団体と一緒に踊りを楽しめる時間があるそうです。こうした参加型・体験型のお祭りだから多くの人に愛されているのでしょう。
踊り手とお客さんとの距離が近いのも城端むぎや祭りの魅力の一つ。
観客は老人が多かったですが、踊っている人たちは若い人が多くて、美男美女だらけって感じです。
→【城端むぎや祭り】越中の初秋の風を感じてきた
ちなみに五箇山にも麦屋まつりがありますので、ぜひこちらも参考までに。
こきりこ祭りとは、五箇山の祭りの中でも麦屋まつりに並ぶ代表的な祭りです。
観る人を魅了するこきりこ祭りは、境内前には屋台が立ち並び、こきりこ館前の特設ステージでの民謡披露、獅子舞など、町が一体となり盛り上がります。
風情ある白山宮境内に響く笛の音や鼓の音に合わせて優雅な舞を奉納し、見物に来た人々も輪に入ることができ、ささらを鳴らしながら一緒に躍ることができるのも魅力の1つです。
こきりこに欠かせない『ささら』は、人間の煩悩の数と同じ108枚、桧板を紐で結わえたものです。
意外と重く、さらに色んな角度に動くささら。さまざまなサイズのささらが近くの商店でも販売されていますので欲しい方は是非お買い求めください。1950円と高かったので私は買いませんでした。
こきりこ祭りで繰り出される「こきりこ節」は日本で最も古い民謡としてとされているそうです。
五箇山は、「こきりこ節」と「麦屋節」の2つの民謡が無形文化財に指定されているので、もう白川郷のほうがイイだなんて言わせない。
福岡町つくりもんまつりは、富山県高岡市の福岡町で行なわれるお祭りです。
元々は、地元で採れた穀物や野菜、果物をお地蔵様にお供えして、豊作の感謝と来年の豊作を祈る地蔵祭りでした。それが時が経つにつれて野菜や草花を使う民衆芸術「つくりもん」と融合して現在のお祭りになったと言われています。
それは300年近くも続いている歴史ある祭りで、作られる人形や景色は年々レベルが上がっています。
また、つくりもんコンクールも開催されるようになり、数十点近くの作品が町内の各所に並べられ、さらに歌謡ショーやよさこい、灯籠流しなども行なわれていて、地元だけでなく県外からも多くの人が訪れるお祭りへと進化しました。
本当に面白いイベントなので、ぜひみなさんも行ってみてください。
たてもん祭りは、たいこや笛の囃子を鳴らし、はっぴ姿の若者の力によって三角形の船形万燈を豪快に曳き回す魚津市のお祭りです。
引き手も観客も一緒になって熱狂できる様子は、まさに魚津の夏の風物詩!
豊漁と航海安全を祈願して贄(供え物)を神前に供え捧げたてまつるという言葉からきている「たてもん」は、高さ約16mもある大柱に、90余りの提灯を三角形につるし下げ、長さ10m、総重量5トンもあるそり台に立て、魚津海岸沿いから諏訪神社境内へ曳き回されます。
何百という美しい提灯のあかりが夜空を彩る様は感動すること間違いなし!
この日は、同時に海上花火大会も行なわれるため、なんて風流ある夏祭りでしょう。
花火が打ち上がるところから、半円状に海岸がなっているので、どこからでも綺麗に花火を見ることが出来ます。
水中スターマインもあって、ボンバーマンみたいに海に投げつけてるんですかね。
たてもん祭りは、2016年にユネスコ無形文化遺産に登録され、ますます盛り上がりを見せています。
富山まつりは、夏の富山を大いに盛り上げる富山県内最大級の夏祭りである。
城址大通りを踊り手が埋め尽くす恒例の「越中おわら踊り」や「越中おわら節全国大会」のほか、子供たちの大好きな「はたらくクルマ&インパクトカー大集合」、躍動感いっぱいの踊りを披露する「よさこいとやま」や野外ライブの「オジサマーロックフェスティバル」など、暑さを吹き飛ばす楽しいイベントが盛りだくさんです。
『富山まつり』というネーミングだけあって、もうあらゆるイベントを合わせて壮大に盛り上がろうとしています。
実際にたくさんの人が訪れるとともに、よさこい富山という踊りでは、車通りの多い城址大通りを通行止めにしてまで開催されます。
また城址公園でもライブなどのイベントがあって、スペースも多く集客能力も高いですね。
戸出七夕まつりは、高岡市戸出地区に伝わる伝統的な行事で、その幻想的な風景は「日本一美しい七夕まつり」とも言われます。
18m超のジャンボ七夕など大小1,000本以上の七夕飾りが「七夕のトンネル」として通りを彩り、夜には提灯に明かりが灯って幻想的な雰囲気になります。
7月3日から7日の祭り期間中は、七夕コンテスト・民謡踊り街流し・あんどんパレードなど多様なイベントが連日繰り広げられています。
ちなみに戸出では子供を出生すると、その子が健康に育つように願いを込めて七夕まつりを行う習慣が明治時代からあったようです。
戸出七夕まつりは、もちろん昼の部よりも夜の方が綺麗です。
祭ということで屋台も充実しており、その周りに高校生とかたくさんいました。
わたしは何度も戸出七夕まつりに行っていますが、想像以上に綺麗なので富山県民はぜひ行ってみるべし。
ということで、富山県には伝統的で代表的な祭りがたくさんありました。
ぜひ富山県に観光に来た際は、祭りの時期にあえて合わせて行ってみてください。