【新湊曳山まつり2024】映画にもなった富山の祭に行ってきた
どうも、編集長のサクラです。
富山県で秋に盛り上がるお祭りといえば、みなさん何を思い浮かべますか?
わたしはというと、放生津八幡宮の秋季例大祭の一つ『曳山まつり』
特に、新湊曳山まつりは県内最多13基もの曳山が「イヤサー、イヤサー」の掛け声で町を練り廻します。
また2015年に公開された映画「人生の約束」で全国的に有名にもなりました。
画像引用 「人生の約束」より
出演者は、竹野内豊をはじめ、松坂桃李、江口洋介、西田敏行、ビートたけしなど、なんて豪華俳優たち!
ドラマに主演した江口洋介は、石橋監督の構想を知った3年前には富山を訪れ、一緒に曳山まつりを体験したという。
ということで、今回はそんな地元一体となって盛り上がる新湊曳山まつりについて実際に行ってきた感想を紹介していきたいと思います。
さぁ行こうではないか!!!!
あイヤサーイヤサー!!!#新湊曳山祭り pic.twitter.com/BrwKsg71n2— ウナジョ@富山の遊び場! (@unajyo_toyama) September 30, 2022
新湊曳山まつりは、富山県の新湊で行なわれる放生津八幡宮の曳山行事のことを言います。
江戸時代の慶安3(1650)年に最初の「古新町」の曳山が創建して以来、約360年を超える歴史があるほど。
勇壮な13本の曳山が『イヤサー・イヤサー』のかけ声を響かせ、昼は『花山』夜は『提灯山』に装いを変え、町中を練り廻ります。
狭い町角を急曲がりするときの勇壮さは見ごたえ十分で、夜の提灯山が内川の水面に映り、幻想的な姿を見せてくれるとして、全国から多くの人が訪れるお祭りとなっています。
会場は、射水市新湊地区となっています。
電車でも車でも行くことができ、公式サイトを見るとどうやら海王丸パーク付近に車を停めてシャトルバスか路面電車で行くのが一般的みたいです。
駐車場は、高周波文化ホールや海王丸パーク周辺に無料のものがあります。
実際にわたしは海王丸パークに置いて行ったのですが、交通規制もありますので、とりあえず海王丸パーク周辺が無難な駐車スペースと言えるでしょう。
まぁ電車でもアクセスが良好なので、万葉線電車で行くのもいいかと思います。
詳しく知りたい方はこちらの射水市観光ナビをご確認ください。
新湊曳山まつりは、毎年10月1日に開催されます。
開催日
2024年は10月1日(月)
開催時間
9:00~23:00頃
すでにパンフレットも出ていますので、詳しく知りたい方はこちらの射水市観光ナビをご確認ください。
※こちらは過去に行ったときの内容です。
ということで、新湊きっときと市場の駐車場に車を停めて、そこから万葉線の駅までは徒歩で5分でかなり近いです。
しかも電車も15分おきに来るみたいで、けっこう便利だな。ただ、電車は、その、アレですね・・・レトロでした。
しかも乗車して気が付いたのですが、曳山まつりの日は終日100円でした。
安いし、こんな機会がないと万葉線とかなかなか乗らないよね。
東新湊駅から西新湊駅までは10分もかからないくらいで到着しました。
わたしの行った15:00はちょうど旧新湊庁舎で曳山が練り廻っているようで見どころポイントでもあります。
駅を下りた瞬間になにやら掛け声とざわめきが聞こえてきました。
なんかすげー盛り上がってる!
写真だけではわかりにくいてですが、ホコリ取りのようなモノを振り回して「イヤサー、イヤサー」と観客も盛り上がっています。
あと、けっこう外人もいました。
かなり大人数で曳山を押しているので、相当重いのでしょう。
調べたところ重さは約3.5トン!高さは約8mにもなります。
さらに方向転換する仕組みもないので、曳山を引きずって廻すことになります。
結果、このようなイカつい爪痕が残っています。
あと、タイヤ? 車輪が木製で出来ているみたいなので美しい。
こんな車輪、初めて見ました。
この曳山は、江戸時代の慶安3(1650)年に最初の曳山が創建して、約360年を超える歴史があります。
そして、2014年には富山県の無形民俗文化財に指定されました。
狭い道もなんのその。練り廻るという単語がふさわしいな。
町にあるいろんな家やお店に「イヤサー、イヤサー」と声をかけながらゆっくり進んでいきます。
そして、日中の練り廻り終了場所に到着しました。
実は朝9時より日中は花笠を掛けた『花山』として、夜には『提灯山』に装いを変えて再出発するのです。
中継地点に一気に13機の曳山が並ぶので、これはこれで圧巻です。
そして、こちらがその提灯。
どうやらこれを各曳山に装備を始めるみたい。
ということで、17:00から18:30まで暇なのでご飯を食べるなりして待ちましょう。
ちなみに、この間は曳山もないのでかなり暇です。
そして夜に向けて夕ご飯も食べておきたい時間帯ですが、おすすめなのは川の駅「新湊」です。
ここでは射水市の海と郷の特産品を販売する 「うまいもんショップ」やカフェ、そして本日は祭ということで露店もたくさんありました。
祭りっぽい雰囲気があって素敵なのでここでご飯を食べるのもいいですが、室内でオシャレにご飯を食べたいって人にもオススメスポットがあります。
それがこちらの番屋カフェです。
築100年以上たつ倉庫をリノベーションし、漁具を使ったオシャレなカフェとして生まれ変わったスポット。映画「人生の約束」でも出てきます。
曳山関連の展示やトイレも綺麗なので、ぜひここで夜までゆっくり過ごしてみてください。
→【番屋カフェ】漁具を使ったインテリアが可愛いお店
少し距離は遠くなりますが、喫茶店「砂時計」もおすすめです。
こちらは喫茶店なのですが、ちゃんとしたご飯ものもあって、本格的なコーヒーでまったりすることもできます。
また、映画「人生の約束」でもよく俳優たちが利用した場所なので、オーナーから面白い話がいろいろ聞けるかもしれません!
→【カフェ砂時計】サイフォンコーヒーのこだわり店に行ってきた
そうして、18:30ごろに先ほどの場所に行ってみるとこの景観。
これはすごい!
みんな写真撮りまくってるよ。圧倒的な美しさで、まさに息を飲むとはこのことです。
こうして待っている間も笛の音が聞こえてきて風流があります。
笛や太鼓の古式ゆかしい音色は、曳山囃子(ひきやまばやし)と呼ばれ、ちゃんとしたタイトルと演奏があるみたい。適当にやっているわけではないんですね。
そうして出発する前に、順番に提灯が点灯していくのが美しい!
提灯山では、港橋前のカーブが見どころでそこにテレビ局の人や有料観客席がありました。
通りの角を曲がるため1基ずつ方向転換する場面は迫力があり、大勢の人たちが「おぉ!」と感嘆するほど。
2回続けて曲がらなければならないため、引き手の腕の見せどころでもあるようです。
ということで、絢爛豪華であった新湊曳山まつり。
映画化したから人が多すぎてヤバいのでは?と思っていましたが、きっときと市場や海王丸パークの駐車場は半分くらい空いているほどでした。
本来は地元の祭であるため、やはり呉東からわざわざ来る人は少ないかもしれません。だから駐車場は空いていたのかも。
ぜひみなさんも一度、その迫力を確かめに曳山まつりに行ってみてください。
ADDRESS | 富山県射水市放生津・新湊山町内一円 |
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ホームページ | 射水曳山3WEEKs |
期間 | 毎年10月1日 |
Parking | あり |