【富山のレトルトカレー】ご当地品をすべて食べて評価してみた
どうも、富山県ご当地レトルトカレー評論家ののサクラです。
突然ですが富山県には様々なご当地レトルトカレーがあります。
これは国民食カレーライスを使った「街おこし」が全国で展開されており、地域の食ブランドを新たに作り出そうと考えた時、カレーは極めて魅力的な食材、またカレーは嫌いという人が少ないグルメで、メニュー化も容易、レトルト化することも簡単にできるため、日持ちする地域の土産物として売り出されているのです。
そんなご当地レトルトカレーですが、果たして本当に美味しいのか?
ということで、本日は富山県にあるご当地カレーを実際に食べてみて、できるかぎり全部紹介していきたいと思います。
ちなみに富山県にある本格的なカレー屋さんを知りたい人はこちらの記事を見ていってください。
→【富山のカレー屋】有名どころから穴場まで美味いスポットまとめ
富山柿里というレストランで作られているカレーで、なんとお値段756円でした。
レトルトカレーにしては、めちゃくちゃ高いな。
パックを触ってみるとかなり具沢山で、これは高い金を出しただけあって期待できます。
氷見牛でかっ!こりゃすごい、香りも濃厚です。
そのお味は・・・うんまっ。
なにこれ、めちゃくちゃ美味い。すんごい味が濃くて、もはやレトルトの粋を超えてしまった。
これは、みんなに絶対食べてほしい!これが氷見牛なのかは、私の舌ではわかりませんでしたが、もうやわらかくてとろけちゃいました。そこらへんのレトルトカレーとは別格。
→もはやレトルトの粋を超えている「氷見牛カレー」
突然ですが、みなさんは富山ブラックラーメンをご存知だろうか?
あの言わずと知れた、塩辛い黒いラーメンですがこれをカレーに!
どう頑張っても美味そうだな。パッケージの裏に書かれている黒の力とか、完全に幽遊白書の飛影みたいだな。
邪王炎殺黒龍波とか、めっちゃマネしたし。
メイン具材は豚肉と黒豆。具はごろごろしているわけではなく、ルー自体の引き立て役。
そのお味は・・・あっ、美味い。
てか全然、富山ブラックラーメンと味が違って、本格的なカレーの味がします。
もっと塩辛いのを予想していたのですが、いい意味で裏切られました。ワインの甘みがより一層カレーの味を面白くしてくれている。ほんとネーミングだけ富山ブラックをいただいたようですね。
→33種のスパイスと漢方の入った廣貫堂 富山ブラックカレーを食べてみた
カレーとは思えない真っ白なパッケージ。
そして、この文字・・・美味そうですね。
中身を確認したところ、揚げしろえびが入っているみたい。あとはよくわからんけど、めっちゃ煮込まれているようだ。
かなりドロドロで、具はあまりありません。レトルトにありがちなパターンですね。
味はというと、エビの味がする!
しかし、全然クドくなくてあっさりしています。そして、しろえびを発見!合計2匹のしろえびが隠れていました。もはや白い痕跡は跡形もなくなっています。味はあの白エビの揚げたタイプのやつですね。
ちなみに、白いご飯の上にのせると、しろえびの身投げのようでおすすめです
→富山湾の宝石!しろえびカレーを食べてみた
廣貫堂は富山を代表する製薬会社で、実際に廣貫堂資料館も行ったことがあります。
→富山を代表する製薬会社「広貫堂資料館」に行ってきた
そういう会社もあって、このやくぜんカレーも27種のスパイスと6種の和漢素材がブレンドされている言わば健康食品。
美味しく健康にもいいなんて、こりゃ食べないわけがない。
中身は9割くらいわからず、なんかドラクエで覚える呪文の数々みたいですね。
そう考えるとこのカレーはベテランの魔法使い、いや、回復系なので賢者といえるでしょう。
さて、味はというと・・・相変わらずハズレない美味しさ!
一口目は野菜の甘みと謎のスパイスの薫り、二口目からは深いコクとスパイスの辛味を感じられ、これぞ大人のこだわりカレー!
牛肉もなんだか健康に良さそう(プラシーボ効果)。
ぜひみなさんも一度食べてみてください。
→27種のスパイスと6種の和漢素材!? 廣貫堂やくぜんカレー
干柿を使ったカレーなんてマジで南砺市にしかない。
カレーのトッピングに干しブドウがついているものがあることから、干柿の甘さもカレーに合うのでは?と思い試作したところ今回のカレーが出来たよう。
これは楽しみです!ほんとに美味しいのかよ。
・・・ん?
全然、柿の味がしない。
想像以上に普通のカレーです。どれが干柿なのかもわからなかったし、たぶんドロドロにとけ込んでいるのだろう。
これが干柿!・・・と思いきやでっかい里芋でした。
ということで、想像を裏切られたカタチで干し柿の味はしませんでした。
しいて言えば、この後に引く甘みが干柿なのかもしれない。
→柿が入ったカレーだと!? 南砺うまい干柿カレーを食べてみた
パッケージの裏を見ると、どうやら白えびが5匹、ホタルイカが2匹も入っている豪華なカレーだな。
あと、はとむぎパウダーとか氷見産のものを無理矢理入れたような印象。癒着を感じる。あと玉ねぎも癒着を感じる。富山のお土産として、富山県産の食材にこだわっているのが特徴です。
さらに、お米のお供ではなくアツアツのカレーうどんがオススメ!というではないか。
これは新しい、今までのカレーはそんなこと書いてなかったし、うどんの方が美味しいということなのだろう。魚貝とうどんは相性良いのかな、知らんけど。
とりあえず、うどんにカレーをぶち込んでみましたが、めっちゃ臭い。
やっぱりね、これがホタルイカなんです。知らない人が多いかと思いますが、ホタルイカは臭いんじゃぁ〜、クセがすごいんじゃぁ〜。
まとめとしては、白えびは味しない、ホタルイカは臭い、結果として臭いカレーでした。
ただ、こいうのが好きな人っているからね。ホルモン好きとかレバー好きとか、そんな人にはオススメです。
→とにかく臭い!白えび・ほたるいかカレーを食べてみた
南砺市と言えば、世界遺産の五箇山なのですが、全然カレーのイメージがないですね。
パッケージは、めちゃくちゃ世界遺産の五箇山で釣っています。
言い方を変えれば、世界遺産のカレー。
世界遺産のカレーと言われると、もうこれは買う以外の選択肢がなくなるわけです。
しかも、赤ワイン仕込み!ワインは南砺の名産品なのか・・・?まぁいっか!
味はというと・・・あっ、濃厚だ。
めちゃくちゃ濃厚でドロドロってわけではないんですが、赤ワインが入っているためカレーにコクが生まれています。
少し辛みもあって、大人向けのカレーですね。
食べていて、城端?世界遺産?という単語が脳裏に浮かびましたが、そんな言葉は忘却しました。
普通のレトルトカレーとしては美味しいですが、わざわざ富山県民が買って食べなくても良いレベルかな。
→赤ワイン仕込み!城端ふるさとポークカレーを食べてみた
見ての通り、めちゃくちゃパッケージがダサくて中央に寒ブリで有名な氷見と書いてありますが、ブリはまるっきり使われておりません。なんなんだよ。
裏面を見ると、氷見の黒毛和牛を使用しているとのこと。あとは、富山湾の海洋深層水、砺波市のタマネギ、氷見のハトムギパウダーだ。
富山県産の食材にこだわっているのはわかった・・・ただ、デザインが、その・・・ねぇ。アレです。ダサいです。
これは意外と美味しい!
いや、正直この手のレトルトカレーってお土産用でコストを押さえて、あんまり美味しくないイメージだったんですが、こちらの氷見和牛カレーは味について言えば普通に美味い。
牛肉もこんな感じで入っているので、食感も楽しめます。
まぁ富山県民がわざわざ買う必要はないかなって感じですけど。
もっと安くて美味しいカレーなんてスーパーに沢山ありますからね。
→寒ブリで有名な富山郷土 氷見和牛カレーを食べてみた
文字が多くてあれですが、とにかくいろんなものを黒部の水でじっくり煮込んだカレーだという。
実は黒部の水は、立山連峰の雪解け水でありミネラル豊富で柔らかいらしい。
食べ方はいつもどおり、アルミパックを温めるだけ。
どうでもいいけど、ウシの絵がいちいち気になる。食われるくせにドヤ顔してくる。
封を開けてわかったのですが、かなり水っぽくスープカレーみたいです。
水でコストを削減したのか、逆に黒部の名水をふんだんに使用したということでしょう。
うん、そういうことにしよう。野菜はじっくり煮込みまくってか、細かくありました。
味はというと・・・。んーーー普通。
レトルトといえば、レトルトのカレーの味がします。
ビーフは富山県産の牛肉を使用している。味というよりか、黒部の名水が多くて、こんなもんなのかなぁって感じです。スープカレー好きな人にはいいかもしれませんね!
→黒部の伏流水にこだわった「黒部名水カレー」
ということで、半分くらいは微妙な味でした。
あと、やっぱりカレー屋さんのカレーが1番美味しいと言うことですね。
ぜひお土産とかに買ったらいいけど、本格的なカレーを食べたいならこちらの記事を見てみてください。
→【富山のカレー屋】有名どころから穴場まで美味いスポットまとめ