【反魂旦】内閣総理大臣賞をとった富山の銘菓を食べてみた
どうも、編集長のサクラです。
突然ですがみなさんは『反魂丹』(はんごんたん)という富山を代表する薬をご存知でしょうか?
こちらの銘菓が生まれるには、時代は室町時代にさかのぼります。
越中富山の売薬の中でも、反魂丹は江戸時代より有名になりました。その名にあやかって生まれたのがこちらの越中銘菓『反魂旦』なのです。
「なんだよ名前をパクったお菓子かよ!」と思われる読者もいるかもしれませんが、こちらの銘菓はなんと内閣総理大臣賞を受賞するほどの実力なのです。
ということで今回は、そんな和菓子がどれだけおいしいのかを確かめてみました。
反魂旦とは、富山県を代表する銘菓です。
実は歴史がかなり古く、時代は室町時代にさかのぼります。商人である万代さんが中国人から薬の処方を学び、代々受け継がれ、江戸時代には越中富山藩主である前田正甫が腹痛を起こした際に、万代の反魂丹という薬が効いたことにより、彼はこの薬を常時携帯するようになりました。
そして、歴史は進み1690年、江戸城内にてある藩主が腹痛を訴えたときに前田正甫が携帯した反魂丹を服用させたところ、すぐに腹痛が治り、これを見ていた諸大名たちが一気にその薬の販売を頼みました。
これが富山を薬大国とした由縁であり、その名前にあやかったお菓子がこちらです。
こちらの銘菓は、富山県のお土産屋さんや駅前に行けば、ほとんどのお店で販売されています。
それほど有名なお菓子であり、もちろん通販でも簡単に手に入ります。
ということで、本日はその伝説の薬とやらを飲んでみようか!ってわけではありません。
実はこの反魂丹の名にあやかり、滋養原料を配合した富山を代表する和菓子『反魂旦』を紹介しようと思います。「たん」という漢字が違うのがポイント。
「おい、薬のパクリじゃねぇか。」という読者の声が聞こえてきますが、こちとら内閣総理大臣賞もいただいたすごい銘菓なんです!
中を開けてみると、金塊みたいのがたくさん入っていました。
なんやこれ、ゴールデンボールやないか。
それよりも上に気になる紙がのっていました。
実はこれ、越中富山の売薬さん名物である『紙風船』
今のようにインターネットもない時代において、富山の薬を日本中に届けている売薬さんに会うことは、地方の情報やお土産をもっている娯楽の1つでもありました。
特に紙風船は、安価で子どもたちが喜んでくれることもあって、長いこと売薬さんの貴重な販促グッズだったのです。
膨らませるとこんな感じで四角い形をしています。
実はこの四角い紙風船は、全国で富山県だけ!
今でも一つ一つ丁寧な手作業でこの伝統ある四角い紙風船を作っているそうです。
余談ですが、手のひらで思いっきり上から叩くと最高でした。
さて、話は逸れましたが、こちらが反魂旦です。
右が開封前、左が開封後で、茶色いお団子のような見た目でふんわりした感触。
そういえば、滋養原料が配合されているって書いてあったんですが中身はなんなんですかね?確認してみましょう。
小麦粉、小豆粉・・・カルシューム?
どれ!?
あるとすれば、最後の蜂蜜かなぁと思うんですが、あとカルシューム。
ただ、化学調味料は入っていないようなので昔ながらの作り方にこだわってるんだなぁ。
それでは、内閣総理大臣賞も取ったこちらの銘菓をいただきましょう!
香りはココアの風味があります。当時としては珍しかったであろうに。パクッ。
あー。
なごむ〜。
甘くて、上品で、ひとくちで食べられるのもいいですね。中の白あんがをココアで包み込んだ焼き饅頭だ。
こりゃ緑茶が合うわ、コーヒーも絶対合う。おじいちゃんおばあちゃんに買ってあげたい商品ですね。
こちらの反魂旦は、富山のいろんなお土産屋さんで買うことが出来て、小さいパックから大きなパックまであり、様々なニーズにも対応してます。
ということで、まさに富山を代表する銘菓といっていいでしょう。
ぜひ他にも富山県には様々なお土産がありますので、富山に旅行の際はぜひ参考にしてみてください。