【善徳寺】城端の風情ある町並みとお寺の境内を散策してきた
どうも、編集長のサクラです。
突然ですがみなさんは、南砺市城端にある大きなお寺をご存知でしょうか?
東本願寺の城端別院となっている善徳寺です。
城端といえば、城端むぎや祭りが有名な風情ある町なのですが、そんな町の中にどっしりと構えている善徳寺は圧巻のお姿なのです。
ということで今回は、そんな善徳寺について紹介していきたいと思います。
画像引用 「善徳寺」より
善徳寺は、南砺市の城端にあるお寺です。
今から約530年前に本願寺第8代 蓮如上人によって開基されましたが、現在は東本願寺(真宗大谷派)の城端別院となっています。
浄土真宗の開祖、親鸞聖人直筆の「唯信抄」をはじめ、什宝物・法宝物・古文書など、約1万点の寺宝の一部が常設展示されています。
春は樹齢370年といわれる糸桜が咲き「しだれ桜祭り」が行われ、普段は公開されていない式台門や大納言の間・書院がある御殿などを見学することができ、また7月の虫干法会では、蓮如ゆかりの品々や前田家から寄進された寺宝が公開されます。
画像引用 「善徳寺」より
住所
富山県南砺市城端405
電車の場合
JR城端線城端駅から徒歩10分
車の場合
福光ICより10分
市営駐車場に無料で停めることができます。
ということで、善徳寺にやってきました。
そもそも城端がすごい風情ある町並みなのに、そんな中にさらにこんなでっかいお寺とかあったら普通にすごいって思いますよね。
見た感じ、人もチラホラいて人気の観光地っぽいです。
入り口には説明書きがありました。
いやー正直漢字が多過ぎて何を言っているのか理解が難しかったですが、1471年に創建した歴史あるお寺のようです。
とりあえず中に入ってみましょう!
こちらの入り口にある山門は、1815年に再建され、午前5時から午後5時まで開門しています。
明治時代に町で家事があった際に、目前まで火の手が迫り危うく山門が焼失することがあったそうです。
しかし町民は我が家に炎が迫り来ているにもかかわらず、防火道具であった火消うちわを手に取り山門に集まり大工は山門屋根に登りました。
そして炎に臆することなく向き合い降りかかる火の粉をはらい城端別院を守ったそうです。
なによりこちらの彫刻を見てください。
これ全部木の彫刻ですよ!すごくないですか?
ちかくには彫刻の聖地である井波もありますので、もしかしたら井波彫刻かもしれませんね。
こちらは山門の横にある善徳寺境内林といって、町一番の樹齢だそうで、樹齢500年以上と言われています。
こちらにある庭園は、江戸時代に加賀藩の庭師が作ったと言われるもので、庭園に関しては寺務所の人に許可を得てから見ることができます。
また境内にある桜は樹齢350年の「しだれ桜(糸桜)」で、満開時は城端しだれ桜まつりが開催され、特別に城端別院の「式台門」が公開されます。
春以外の季節に来れば、このようにめちゃくちゃ緑色していますので、ぜひこの季節に一緒に写真を撮ってみてください。
それでこちらは山門をくぐるとすぐにある本堂です。
本堂は1759年に再建され、約250年間1度も火災で焼失することなく現存しています。
再建当初は資金が不足し細部まで仕上ることが出来ず無念の未完成となりましたが、この地域を生きた先人達は約250年の刻をかけて少しずつ細部を仕上げてきたそうです。
ちなみに、法話は365日欠かすことなく行われ、現在でも昔と変わらず午前6時と午後2時に聞くことができます。
本堂はどなたでも自由に参拝することができますので、気軽に上がりましょう。
また水も自由に飲むことができますので、夏の日でもゆっくり涼みに来れますね。
お寺でこれだけの配慮をしてくれるところってあまりありませんよね。
高岡市の瑞龍寺もこういうのあったっけかな?まぁなくてもいいんですけど。
ちなみに、7月22日から28日には虫干し法会が営まれます。
善徳寺には古文書一万点、什器千点の宝物があり、このうち約三百点が寺院いっぱいに展示されます。
前田利家が加藤清正から譲り受けたという伝承を持つ宝物など、朝鮮の役で戦利品として半島から渡来した遺物もあるようです。
本堂の横、寺務所の前には蓮如上人の銅像が立っていました。
浄土真宗の祖師といえば親鸞聖人ですが、蓮如上人がどのような人物だと知っている人は少ないかと思います。
浄土真宗の教えは、親鸞聖人によって大成され、3代目の覚如上人によって要約され、8代目の蓮如上人によって全国に伝えられました。
これら三方を真実の仏教の先生と仰ぎ、尊敬されています。
ということで、こちらの善徳寺は境内を歩いているだけでも癒されました。
特に木造建築とその彫刻がすごくて、さらに城端の町並みで圧倒されました。
ぜひ風情ある町並みにみなさんも癒されてみてください。
ちなみにわたしは個人的に神社やお寺がすごい大好きなので、気になる方は富山県の神社とお寺をまとめた記事がありますのでこちらを見ていってください。