【国宝 瑞龍寺】拝観料やアクセスは?トイレの神様もいる見所まとめ
みなさんフォトジェニックしてますか?どうも、編集長のサクラです。
富山県民なら誰もが知っている国宝「高岡山瑞龍寺」
実は、2017年のフォトジェニックな国内の観光スポットで全国2位になるほど話題の観光スポット。さらに国宝に指定され、日本遺産にも登録されていると聞けば異論を唱える人はいないでしょう。
そこで本日はそんな富山の国宝である瑞龍寺について紹介していきたいと思います。
高岡山瑞龍寺とは、富山県高岡市にある加賀藩百二十万石の財力を表した江戸初期の国宝にもなっているお寺です。
高岡市は、加賀藩二代藩主・前田利長により開かれた町です。
そんな場所に3代目藩主である前田利常が、前田利長を弔うため1614年に瑞龍寺を建立しました。
1997年に山門、仏殿、法堂が建造物として国宝に指定され、総門、禅堂、大庫裏、大茶堂、回廊三棟が重要文化財として指定されており、江戸初期の禅宗寺院建築として高く評価されています。
現在では、県内外だけでなく海外の人からも人気を集めており、日本遺産にも指定されているパワースポットとなっています。
画像引用 「瑞龍寺公式HP」より
住所
富山県高岡市関本町35
電車の場合
あいの風とやま鉄道「高岡駅」から徒歩10分、1番のりば・2番のりばから出るすべてのバス「瑞龍寺口」下車徒歩5分
JR「新高岡駅」から徒歩15分、1番のりばから出るすべてのバス「瑞龍寺口」下車で徒歩5分
車の場合
能越自動車道高岡ICから車で10分
北陸自動車道高岡砺波スマートICから車で15分
※瑞龍寺に無料駐車場があります。
営業時間
9:00-16:30(12月10日〜1月31日は16時まで)
期間限定でライトアップされる日は18:30-21:30となっています。
拝観料はこちら
大人500円
中高生200円
小学生100円
団体・30名以上は大人400円、中高生150円、小学生70円
ということで今回は、瑞龍寺の魅力を伝えるべくこちらにやってきました。
まず、こちらの瑞龍寺・・・読み方わかります?
正直わたしも最初はわからなかったのですが、瑞龍寺と書いて「ずいりゅうじ」と読みます。
ちなみにパンフレットは、英語、中国語、韓国語にも対応しており、いかにグローバルな観光地かということがおわかりいただけると思います。
まず、入り口には瑞龍寺法堂の鬼瓦がありました。
法堂は前田利長の位牌を安置しており、あとから見に行きますが、天井画などの意匠も素晴らしく、トイレの神の烏蒭沙摩明王(うすさまみょうおう)という神様がいます。
ちなみに鬼瓦は建築物の端などに設置される板状の瓦のことですが、特に鬼がいるわけではありませんでしたね。
さて、重要文化財となっている総門の手前にやってきたのですが、そこに瑞龍寺の沿革がありました。
まてまて!
沿革より右の変な人物が気になるわ!
ドローんで撮ったような写真とナゾの人物をピックアップしてみましょう。
これは神聖な何かの、いや仏様なのかもしれません。しかし、これだけは言わせてください。
全裸のおっさんやないか。
しかも、あそこにあたるところには山門となっており、これは、その・・・気になりすぎる。
ちなみに総門をくぐれば、山門までの参道の左右に配された白砂利が美しい。このようなフォトジェニックな風景となっています。
これは10円玉に描かれている平等院鳳凰堂を連想させるくらいのシンメトリーさだな。ちなみに、真ん中を堂々と歩くとすごく自分が偉くなった気分になるのでオススメです。
そして山門には、金剛力士像が二体待ち構えていた。ちなみにこちらがさきほどのおっさんのあそこにあたります。
山門は、上層に宝冠釈迦如来と十六羅漢が安置され、左右には金剛力士像がいました。
さきほど、全裸のおっさんという不謹慎な考えをしてしまったせいか、めちゃくちゃ怒っている気がします。
これはなんだかバチがあたりそうなので、彼らと瑞龍寺に謝罪して、賽銭は奮発して1000円を入れる所存です。
続いてやってきたのが仏殿です。こちらも負けず劣らず美しい。
仏殿は、仏像を安置し礼拝する建物で本堂とも言われています。内部は吹き抜けになっており、中に光が差し込む景色はまさに神秘的な光景となっています。
続いて、法堂にやってきました。
こちらの前田利長の位牌を安置する法堂は、天井画も素晴らしく、トイレの神の烏蒭沙摩明王(うすさまみょうおう)もいるそうです。しかし、わたしはというとこの通路を見たときに、「床掃除が大変そうだな」というあまりに庶民的な感想しか持ち合わせていませんでした。
すると、中央では何やら人がたくさんいたので見てみることに。
これは和尚さんのありがたいお話ではないか!
IQが3くらいしかない私はどうせ何を言っているのかわからないと思いますが、せっかくなので聞いてみると・・・あれっ?めちゃくちゃ面白い!
最近の話題も織り交ぜながら、そして笑いも織り交ぜながら素晴らしいお話じゃないか!これはちょっとお寺に対する価値観変わっちゃったよ、面白いよお寺。運が良ければ聞くことができるので、ぜひ瑞龍寺に来たならば話を聞いてみるべしです。
また天井には、狩野安信の四季の百花草が描かれており、高岡という地名の由来と成った法王も刻まれていました。
正直、絵が劣化していて肉眼ではよくわからなかったのですが、近くに説明書きと絵があったのでそれで理解できます。みなさんそちらを見ましょう。
法堂には、トイレの神様である「木造烏蒭沙魔明王(うすさまみょうおう)立像」があります。
トイレの神様と聞くと、植村花菜さんのヒット曲「トイレの神様」を思い浮かべるかと思いますが、まさに烏枢沙摩明王がトイレの神様なのです。写真はないのですが、烏枢沙摩明王とは禅宗の寺では東司(とうす=トイレ)の守護神として祀られていることが多いそうです。
こちらの作品は、室町時代以前に制作されたものとされており、瑞龍寺の公式HPでその姿を見ることができます。
また、瑞龍寺では烏枢沙摩明王のお札を受けることができ、このお札を目より高い位置に貼り、お手洗いをきれいにすると、不浄がはらわれ、病気平癒、安産成就、子孫繁栄などがもたらされています。
続いてやって来たのが、大茶堂です。
こちらは、住職の接待や行事の打ち合わせを行なう場所として使用されたり、大衆に対しても法儀を行なったりする場所で、全国的にも珍しい場所みたいです。
また、外壁や軒下を土蔵と同じ大壁とし、内部を土天井とした珍しい防火建築物となっているという。そんな珍しいなら気になりますよね?それがこちら。
めちゃくちゃ普通。
寝転がってみたら、ものすごく気持ちがよかったです。
ただこのような構造も、当時としては大変珍しいものだったらしく、時代を先取りしたモダンな雰囲気は全国的に見てもやっぱり素晴らしい場所のようだ。
今度は綺麗な通路をわたって、瑞龍寺を一周してみます。
ここには、調理場や禅堂があり、今はありませんが昔は浴室と七間浄頭(トイレ)があったようです。通路にもいろんなモノがあるので自分なりの写真スポットとかを探すのもいいかもしれません。四角く廊下で囲まれた構造や芝生は本当に美しい。
通路の途中には、がっつり腹をえぐられた木製の鯉が吊るされていました。
ちなみに、禅堂の近くにあったのですが邪なことを考えているとこの鯉のようにされるってことでいいですか?理由はわかりませんでした。
また、それぞれの部屋には神様がいて、写真は珍しい浴室の守護神「跋陀婆羅菩薩」です。
ちょっと、その・・・コワイですけど神様なのでそんなこと言ってられません。
あと気になったことといえば、下心があったから浴室の神様になったのかなぁと思った次第です。ごめんなさい。
法堂から回廊沿いに左へ行くと、裏庭に出ることができます。ここには加賀前田家の主君筋にあたる織田家など、利長とその周辺を飾った人々の石廟があります。
なんと前田利長、織田信長の骨が祀られているという。マジか、織田信長がなぜここにも。
説明書きによると、前田利長が本能寺の変のあとに、織田信長公父子の分骨を迎えてその霊を慰めたと伝えられているそうです。
まさか前田利長が織田信長に恩義があったとは知りませんでした。
いろんな歴史がこうして繋がっているんですねぇ、だから歴史は面白い。
最後になにか瑞龍寺でフォトジェニックなものがないか探していたのですが、こちらの鋲(びょう)を見てください。
金色で美しいカタチをしていますよね。花のようなこの鋲に女子が好きそうなものを発見しました。
そうです。よーく近づいてみてください。
鋲にハートがある!!!
かわいい、カワイイ、可愛い!
こんな和の集大成であるお寺にハートがあるなんて、もうギャップ萌えですね。ぜひ、みなさんもインスタにアップしてみてください。
そんな瑞龍寺ですが、実は期間限定で毎年、2月・4月・8月の夜にライトアップイベントを開催することでも有名です。
色鮮やかにライトアップされた瑞龍寺に、家族はもちろんカップルもロマンチックな光に包まれてデートスポットにもなります。出店も出ているのでちょっとしたお祭り気分に浸ることもできます。
ちなみにプロジェクションマッピングも近年行なわれているので、そちらも一緒に楽しむことができます。音と光を組み合わせた演出は華やかで芸術的!
実際にわたしも春に行ってみましたが、お寺と光の共演は歴史があるのにどこか近代的で不思議な感覚になりました。
また、You tubeに動画もありますので、気になる方はそちらもごらんください。
瑞龍寺を出たらすぐに八丁道という道があります。こちらは瑞龍寺と前田利長公墓所をつなぐ約870mの道で、利長の三十三回忌にあたる1646年に整備された歴史ある参道です。
こちらの八丁道沿いや瑞龍寺周辺には他にもたくさんの観光施設があるので、そちらについても紹介していきたいと思います。
富山県に日本一のお墓があり、それは高岡の町を開いた加賀藩第二代藩主『前田利長』のお墓なのです。
そして、何が日本一かというと武将の墓としては日本一の高さである11.9mの石塔があるのだ!
瑞龍寺からは歩いて行けますので、車は瑞龍寺においたままでいいかと思います。
こちらが前田利長のお墓!
確かに高い、11.9mある石塔です。普段は鳥居のところまでしか入れないが、9月13日に行われる前田利長公顕彰祭の時にのみ一般公開されています。
こちらのお墓は敷地面積が広くて、昔は1万坪もあったそうで、これはサッカーのグラウンド4面分くらいです。いかに前田利長が影響力を持っていたかがわかりますね。
富山県高岡市の『高岡』という地名が生まれたお寺が『胎生院 総持寺』です。
こちらは瑞龍寺から徒歩10分ほどの場所にあります。
歴史は江戸時代にさかのぼり、加賀藩二代藩主の前田利長が高岡城移住の際に、ここに祈願所が建てられました。そして、当時の和尚が1609年、この地にお城を築城する際に利長より、この地の新たな命名を依頼させられ、中国の詩経の一節により『高岡』と名付けたと言われています。
お寺の外には、『六十六部の石仏』というものがあり、高岡市の景観賞に選ばれた公認の場所でもあります。
ちなみにここは、縁切り祈願・水子供養・安産祈願・合格祈願を行なっており、観光だけでなく普通に祈願に来る人も多いそうです。
瑞龍寺を出てすぐにあるのが『紀乃井 瑞龍寺前店』であり、麹味噌製造業として本職は味噌専門店。
歴史も古く、江戸時代創業の醸造メーカーなのですがこちらの『味噌ソフトクリーム』が絶品!不動の人気商品で、テレビや雑誌にも取り上げられており、きなこのトッピングがチャームポイント。
きな粉が甘いものと相性がよく、味噌の原料も大豆なので、味噌ときな粉とソフトクリームは相性抜群!
ソフトクリームに味噌の風味がアクセントとなっており塩味もほんのり、非常に食べやすい味となっていました。ぜひ瑞龍寺に来たらこちらの富山県のご当地ソフトクリームを食べながら八丁道を歩いてみてください。
ということで、これから外国人観光客も増えていき、世界遺産も目指している高岡市の瑞龍寺。
瑞龍寺の駐車場を見たら半分以上県外の車のナンバープレートだったけど、もっと注目されてもいいんじゃないかな。今後も目が離せませんが、全国で有名になりすぎる前にぜひ一度訪れてみてください。
ちなみに富山県には他にもたくさんの観光名所がありますのでぜひこちらもご覧ください。
ADDRESS | 富山県高岡市関本町35 |
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TEL | 0766-22-0179 |
OPEN | 9:00-16:30 |
CLOSE | なし |
Parking | あり |