【雨晴海岸】インスタ映え必須の絶景スポット!朝焼けも美しい
どうも、編集長のサクラです。
突然ですがみなさんは、富山県でインスタ映えするスポットといえばどこを思い浮かべますか?
富山県美術館や富岩運河環水環水公園、瑞龍寺などたくさんのインスタ映えスポットがあるかと思います。
しかし、人工物ではなく大自然のインスタ映えスポットと言えば、やはり高岡市にある雨晴海岸だと思います。
手相芸人の島田秀平さんも「ここはものすごいパワースポットです。」と言っていたので、すごいところなのでしょう。
ということで、今回はそんな雨晴海岸がどのような場所なのかを周辺スポットも交えて紹介していきたいと思います。
雨晴海岸とは、高岡市にある富山湾から立山連峰を眺めることができる世界でも珍しい場所です。
標高3,000m級の山々を海上から望むことが出来るのは、世界でも3ヶ所といわれています。
①イタリアのベネチアから見えるアルプス山脈
②チリのバルパライソ市から見えるアンデスの屋根
③雨晴海岸から見る立山連峰
しかし最近の調査で、3,000m級の山々を海上から見えるのは、実際はここ雨晴から氷見の海岸にかけてだけでは?ということがわかりました。
また、万葉の歌人である大伴家持が雨晴の風景をこよなく愛し、多くの歌を詠みあげたことでも有名です。
雨晴という地名はあの牛若丸で有名な義経伝説に由来すると言われています。
1187年、源義経たちが奥州平泉へ落ち延びる中、弁慶の持ち上げた岩の陰で、にわか雨の晴れるのを待ったという伝説から「雨晴」という地名で呼ばれるようになったそうです。
また義経岩は、まだ周辺が海ではなかった頃に地位や家柄が高い人を埋葬した古墳でしたが、次第に波が上の部分をさらってしまい、石槨だけが残ったという説もあります。
住所
富山県高岡市松田江長浜
電車の場合
JR氷見線雨晴駅から徒歩5分
車の場合
能越自動車道高岡北ICから車で15分
駐車場は道の駅「雨晴」の駐車場をご利用ください。
ということで電車で、雨晴駅に到着しました。
もはや駅名も雨晴で、周辺にある道の駅も雨晴という名前で、もうこれはものすごい雨晴海岸はパワースポットということです。
こちらの駅から雨晴海岸は徒歩5分ほどなので、ゆっくり散歩しながら行ってみましょう。
雨晴駅から雨晴海岸に行く途中には道の駅があります。
こちらは後ほど紹介しますので、まずは雨晴海岸に向かいます。
ちなみに雨晴駅に行くために乗るこちらの電車は、氷見市出身の藤子不二雄先生の忍者ハットリくん電車です。
ここらへんは藤子不二雄先生の故郷でもあるんですね。
そうしてこちらが雨晴海岸で、海にある木の生えた岩は『女岩』で、さらに左にある岩は『三ツ岩』と呼ばれています。
今日はあんまり天気がよくないので、富山県民には「もっと綺麗な写真を撮ってこい!」と怒られる気がしますが、鋼の心で頑張ります。
ちなみにこちらの雨晴海岸の景観になくてはならない存在の女岩にも名前の由来があり、周囲にある小さな岩が母親とたくさんの子供のように見えることから「女岩」と呼ばれるようになったといいます。
左にある三ツ岩は、そのまんま三つ岩があるからです。
そんな雨晴海岸の名前の由来ともなった義経岩(雨晴岩)がこちらにはあります。
義経一行が奥州平泉へ向かう途中に雨が降り出したため、お供していた弁慶が岩を持ち上げ、その陰で雨宿りをしたという伝説から。
・・・そんなバカな。
すいません、つい本音が出てしまいました。
しかし冷静にさきほどの写真を見ていただけると義経岩がどれだけ大きいかわかるはずです。
これだけ大きな岩を持ち上げることができるなんて、弁慶は進撃の巨人ですか?
絶対に盛った、これは合コンで盛り上げようとして話を盛っています。
たぶん江戸時代の人たちあたりが合コンで話を盛ったからこんなことになったのではないかと思っています。
近くに行ってみると、どうやらここで雨宿りをしたようです。
なんかすごい造形ですね、これってマジで自然なのか!?
最初に行ったときはなんにも思わなかったのですが、改めて写真で見ると完全に人口っぽい岩です。
それでスマホで調べてみると、2008年に岩が崩れないように保全工事をして、岩に鉄筋を埋め込んだり、亀裂に接着剤を流し入れ強度を高めたようです。
そのため、こちらの人工的にできた柱は、岩を支えるために設置されていたコンクリート製のものになります。
周辺の自然石と調和するデザインのようですが、確かに最初は全然気が付きませんでした。
もしかしたらわたしがアホなだけだったのかもしれません。
ただ自然の岩を見ても、どこか人工的に見えるほど面白い形状で、やっぱり義経岩はすごいんだなぁと実感しました。
そんな義経岩の上には義経神社が建てられており、「義経の腰掛」や「弁慶の足跡」といわれる跡が残っています。
ここからはどれがどれかわかりませんでした。
義経神社でお願いごとをしたら、弁慶のように進撃の巨人のような力持ちになれますかね。
そんな雨晴海岸ですが、実は冬の朝はまた違った姿を見せてくれます。
それは、陸上の冷たい空気が海に流れ込むことで発生する自然現象「けあらし(気嵐)」です。
この現象が起きると、なんとまるで神様がこちらに宿ったかのような景色が広がります。
冬の時期になると、日の出の時間を狙って県内外から多くのカメラマンもやってきます。
あまりの神々しさにこちらの景色を見て、涙を流す人がいるほどの絶景なのです。
ただ、冬の朝という非常に起きるのが厳しくめちゃくちゃ外は寒いので、難易度はかなり高めの絶景ですね。
そんな雨晴海岸の向かいには、2018年に新しく道の駅ができました。
道の駅は3階建てで船の形をモチーフにした建物となっています。
展望デッキからは、先ほどの義経岩だけでなく立山連峰や富山湾が一望できます。
また館内にあるカフェでは、富山の名産であるベニズワイガニを使った「紅ズワイガニと甘エビのトマトクリームパスタ」を海を眺めながらいただけます。
こちらは9:00〜19:00まで利用可能で、新しくできただけあってかなりオシャレです。
またデザートには「雨晴サンデー」という、これまたインスタ映えしそうなものもありました。
道の駅にしてはクオリティが高く、これは県外だけでなく県内の人にとっても人気のスポットになりそうです。
ぜひ雨晴海岸に行くのなら、向かいにある道の駅にもぜひ立ち寄ってみてください。
ということで、こちらの雨晴海岸は、標高3,000m級の山々を海上から望むことが出来る世界でも珍しい海岸となっていました。
また海の中に岩があることで、ここでしか見ることができない景色を演出しています。
最後に万葉集に掲載されている、奈良時代に越中国守だった大伴家持の歌をご紹介します。
「馬並めて いざ打ち行かな 渋谿の 清き磯廻に 寄する波見に」
訳:馬を並べてさあ出かけようじゃないか。渋谿(雨晴海岸)の清らかな磯に打ち寄せているその波を見るために。
また富山県には他にもたくさんの観光スポットがありますので、ぜひこちらの記事もご覧ください。
住所 | 富山県高岡市松田江長浜 |
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ホームページ | 道の駅雨晴 |
駐車場 | あり |