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【発電所美術館】世界でも珍しい水力発電所を改造した下山芸術の森

公開日
更新日
執筆者
SAKURA

どうも、編集長のサクラです。


突然ですがみなさんは、発電所って最高だと思いませんか?

発電っていろんなイメージがあるかと思いますが、火力や水力、太陽光など様々な発電方法があります。

そんな発電所ですが、富山県には取り壊される予定だったを発電所をなんと美術館にしっちゃった場所があります。

それが『下山芸術の森発電所美術館』というところなのですが、今回はこちらの美術館がどのような場所なのかを紹介していきたいと思います。

目次


1. 発電所美術館
2. 場所
3. 開館時間
4. 園内マップ
5. 行ってきた
    5.1. 発電所美術館の中
    5.2. 展望塔に行ってみよう
    5.3. イルミネーションも
6. まとめ


1. 発電所美術館

発電所美術館とは、下新川郡入善町にある大正時代の水力発電所が美術館にリニューアルした施設です。

こちらの施設内には発電機が残され、約10mもある天井を見上げるとむき出しの鉄骨が当時の発電所の様相を醸し出しています。

オープン以来全国でも珍しい発電所を改装した美術館として注目を集め、大正時代の古き建築と、新しい現代アートの出会いの場として活用されています。

下山芸術の森の入り口にそびえるゲート棟や芝生広場、レンガづくりの水槽上屋を改装した眺めのいい喫茶室など、観光者はもちろんアートに取り組む芸術家を支援しています。




2. 場所

住所
富山県下新川郡入善町下山364-1

車の場合
あいの風とやま鉄道入善駅から車で10分
北陸自動車道黒部ICから車で15分
無料の駐車場があります。






3. 開館時間

営業時間
9:00~17:00(入館は16:30まで)

休業日
月曜日、祝日の翌日、冬季休館(12月中旬~2月末)




4. 園内マップ


画像引用 「入善町公式HP」より

下山芸術の森施設内には、発電所美術館の他に芝生広場や喫茶『HABA』、宿泊棟や展望塔などがあります。

「なんで宿泊施設がこんなところにあるんだよ。」と思うかもしれませんが、宿泊しながらアトリエで制作される方のために整備された施設です。

現在は、地元の方々によるアトリエの定期利用が継続していることもあり、宿泊棟のみの利用を受け付けています。

また大学の宿泊ゼミや一般の美術サークルなどでもご利用でき、遠方からの美術館来館者でも利用できます。




5. 行ってきた

ということで、富山県下新川郡入善町にある下山芸術の森「発電所美術館」にやってきました。

入口には、なんか玉ねぎ星人みたいなモニュメントがありましたが、芝生広場にもミミズみたいなヤツがいました。

芸術の森ということで、美術館の外でもこのようなアートがあるんですね。それかガチで水力発電に利用されていたのか。


お金を使わずに美術館の周辺で遊んでいればいいのですが、せっかくなので美術館の中にも入ってみたいと思います。

ちなみにどのような企画展が開催されているかは、入善町の公式ホームページに記載されています。


わたしが行ったときは、入善町出身の画家「西島直紀」と国際的に活躍する画家「O JUN」の企画展でした。

企画展によって金額が変わってくるのですが、だいたい入場料は500円と相場が決まっています。

まぁ誰かよくわからない企画展であっても、水力発電だった施設の中に入ることができるので気にせず入ってみましょう。




5.1. 発電所美術館の中

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画像引用 「入善町公式HP」より

館内はバッチリ撮影禁止だったので、入善町の公式ホームページより施設内がどうなっているか確認してみてください。

内装は当時の発電所のままで、その機械的な地形を生かして展示物が並べられていました。

発電所萌えですねー。もし発電所の構造に萌えない人がいるとすれば、自宅で一歩も動かずエネルギーを節電しておきましょう。




5.2. 展望塔に行ってみよう

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さて、発電所美術館の館内が撮影禁止だとするとあとは周辺を紹介していくしかありません。

ただ結構まわりには面白いところがあるようなので、ちょっと行ってみましょう!


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この発電所美術館の楽しみは、美術展だけではありません。

その旧発電所の外装もまた、見ていて面白いですし、なんだか階段を上って行くと展望塔もあるようです。

早速、発電所の上へレッツゴー!


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発電に使っていた巨大な導水管もすごいが、この水のせせらぎがとても癒されます。

さすがに水力発電だっただけあって、夏に来たのですがとても涼しいです。


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そして階段を上って行くと展望塔がありました。

ここでは黒部川扇状地に広がる散居村や北アルプス連峰が一望できます。

天気の良い日には、夕日の沈む日本海が遠望でき、360度の大パノラマを楽しむことができるのだ。


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ということで、わざわざ夕方まで5時間くらいここで待ちぼうけしていました。

なるほどねぇ。




圧巻の田園風景


でもね、きっと県外の人がみたら美しいんじゃないですかね。富山県民は見尽くした感があります。田園を。




5.3. イルミネーションも

そんな発電所美術館ですが、実は「にゅうぜん恋コイひかりプロジェクト」により冬らへんからイルミネーションが行なわれます。

今年はいつからイルミネーションが始まるかはまだわかりませんが、気になる方はネットで調べてみてください。

わたしが行ったときは、緑とピンクとライトアップされていて、イルミネーションのクセがすごいんじゃぁ。


さきほど行った展望塔もイルミネーションされていました。

こちらは青いライトアップでちょっといい感じです。

富山県民でもいつもは圧倒的な田園風景の場所に、このようなイルミネーションがあるとちょっとは楽しんじゃないですかね。

今年はどのような配色になるかわかりませんが、詳しいライトアップの記事はこちらになります。






6. まとめ

ということで、こちらの発電所美術館は、日本でも珍しい観光スポットとなっていました。

取り壊される予定だった「旧黒部川第二発電所」を北陸電力株式会社より譲り受け美術館として新たに生まれ変わりました。

また後世に残すべき貴重な文化遺産と認められ、1996年12月に国の「登録有形文化財」に指定されました。

これだけすごい場所なら、ぜひ富山県民はもちろん県外の人にも行ってみてほしいですね。

ADDRESS 富山県下新川郡入善町下山364-1
ホームページ 発電所美術館
OPEN 9:00-17:00
CLOSE 月曜日、祝日の翌日、冬季休館(12月中旬~2月末)

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