砺波平野の伝統的家屋「あずまだち高瀬」
どうも、編集長のサクラです。
砺波平野で有名な名所と言えば散居村であり、そこから見える景色はそれはもう教科書に載るレベル。
→水面と集落が織りなす美し過ぎる夕日「となみ夢の平散居村展望台」
そんな砺波平野ですが、そこにある伝統的家屋『アズマダチ』を知っている人は少ない。
そう、アズマダチとは一体・・・。
ということで、南砺市にあるあずまだち高瀬にやってきました。
あずまだち高瀬とは、砺波市野村島の民家を一部移築・再現したもので、アズマダチ母屋と納屋に分かれた木造2階建ての家屋となっている。
どうやらアズマダチとは、民家のような伝統的な建築様式の家屋のことのようだ。入場は無料です。
それで、こちらがそのアズマダチ。
右側のウ○コみたいなモニュメントがものすごい気になりますが、今はウ○コのことはまるっきり無視してください。
わたしも頑張って無視するように努めていますし。
それでは早速、中に入ってみましょう。
この感じは、富山県の旧家に似たような形式です。
→「内山邸豪農の館」
→「浮田家」
→北前船廻船問屋「森家」
ちょうど菊の季節であり、家のところどころに菊が飾られていました。近くでは菊まつりが行なわれるほど南砺は菊が有名なんですね。
菊愛好家たちが集結!『南砺菊まつり』で会場が彩る
館内にあるアズマダチの説明を見てみると、砺波地方に多い存在し、黒瓦茸きの大きな切妻屋根・妻入りの伝統的な民家のことだそうだ。
黒瓦茸きとは、陶器製(粘土瓦)や石(石瓦)、セメント(セメント瓦)、金属製(銅瓦など)のものを用いた瓦屋根のことで、切妻屋根とは、屋根の最頂部の棟から地上に向かい、2つの傾斜面が本を伏せたような山形の形状をした屋根のことで、サザエさんのエンディングで出てくるあの家をイメージしてもらえればいいと思います。
妻側では、太い束と梁を格子に組み一枡に1〜2枚の大貫を入れ、本部は漆を塗り壁面は白壁で仕上げる。幅の広い破風板がこれを斜めに大きく切る。大胆な造形美でまたぎが大きいため迫力がある。
建築系の勉強をしていないと、なかなか理解するのが難しいですね。
館内にはこのようなアズマダチの説明書き看板がたくさんあります。
また、季節風の威力を抑えるため、家の西から南にかけてカイニョと呼ばれる屋敷林がつくられているのも特徴だそうだ。
館内には、これといって珍しいものはありませんでしたが、南砺市の観光情報であったり、町の人たちのコミュニティスペースとして使われていました。
こういう場所にはコミュニティースペースが必要なんですね。
ということで、こちらのあずまだち高瀬ですが、近くの側には勧行寺川(がんぎょうじがわ)が流れており、6~7月にかけて幻想的なホタルの乱舞が見られます。
さらに高瀬遺跡や高瀬神社など、様々な観光地や歴史もあっていろいろ楽しい!
→清潔感がすごい!なでうさぎで有名な「高瀬神社」
→遺跡がパットゴルフ場に!? 平安時代初期の高瀬遺跡
ぜひみなさんも歴史的建造物や遺跡に思いを馳せる時間を過ごしてみてください。
ADDRESS | 富山県南砺市北市128番地4 |
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TEL | 0763-82-5828 |
OPEN | 午前9時~午後9時 |
CLOSE | 毎週水曜日、12月29日~1月3日 |
Parking | あり |