【富山湾の白えび】味や旬 食べ方などシロエビ情報まとめ
どうも、編集長のサクラです。
突然ですが、みなさんは『白エビ』が好きですか?
わたしは回転寿司で見かけるけど、わざわざ食べることはないくらい好きです。
そんな白エビですが、富山県では県のさかなに選ばれるほどの産地。さかなというか完全に甲殻類ですけどね。ただここで、ある疑問が浮かびました。
白エビってなんなのよ?
はい、富山県民でありますが、全然、白エビのこと知りません。しろえびせんべいが有名なくらいですね。ということで本日は、白エビに関する3つの事実を発表したいと思います。
ちなみに白エビを含めて、富山県の魚をまとめた記事はこちらです。
シロエビは、富山湾独特の海底谷に群泳するカラダがピンク色のエビです。
体長は約6センチと小粒で、水揚げ直後、透明感のある淡いピンク色をした姿から「富山湾の宝石」と称されます。
漁船の甲板で太陽光をキラキラと反射させる姿は、まさに宝石のような美しさで、富山湾の宝石と呼ばれています。
毎年4月から11月にかけて漁獲されているシロエビ。実は白エビは、富山湾だけしか漁場がありません。
これは、決して富山湾にしか白エビがいないわけではでなく、駿河湾や相模湾にも存在します。
しかし、漁業が成り立つ程漁獲されるのは富山湾のみということです。
需要があるかどうかわかりませんが、富山湾が独占しているということですね。
富山湾で採れるエビの学名は、軟甲綱十脚目オキエビ科シラエビ属
富山県では、「白えび(シロエビ)」と呼ばれ、沿岸地域では「ヒラタエビ」と呼ばれています。
しかし、分類学的にはシラエビなので、大きい声では言えませんが、その、シラエビですからね。
また、白えびは透明で美しい姿から「富山湾の宝石」と呼ばれています。
こちらは余談ですが・・・どう考えても宝石じゃねぇだろ!
そう、もともと白えびの体の色は無色透明で僅かにピンク。
生きているときは、透明で富山湾の宝石と言われていますからねぇ。
それがなんで白エビなのか・・・それは死ぬと乳白色になるから和名は白えび。
死んだ後の名前かよ!
こえーよ。
白えびの旬は、4月から11月なのでその時期に食べるのがベスト。
現在の漁法が確立されたのは明治ごろで、傷つくとすぐに死んでしまうことから、冷凍・冷蔵輸送インフラの発達とともに需要が増えてきました。
また、唐揚げや出汁に使われるのが一般的ですが、現在は、丼やハンバーガーや刺身も食べられます。そのおいしさと希少さから、そのものの味を楽しむように食されています。
そんな白えびは、実は富山県では普通にスーパーで購入することができます。
刺身とかで売られていると皮を剥くのが大変なので高価になりますが、そのままだと割と安いんですよね。
ほどよい大きさで今回は唐揚げにしてみます。
ちなみに県外の人でも今は冷凍で白えびが販売されているので簡単に購入できます。
料理方法も簡単で、まず白えびを水洗いします。
そのあと軽く拭いてから、小麦粉と片栗粉を半々づつ付けて混ぜて油で揚げるだけです。
これなら簡単にビールのおつまみにもなりますね。
最後に塩を適量かけて完成です。
塩はなんでもいいのですが、宮古島の雪塩を使うとマイルドな味になるのでおすすめです。
白えびの唐揚げはこんな感じになりました。
素材そのものの味を生かした塩唐揚げで必要なものは「白えび・油・小麦粉・塩」の4つだけ!白えびをまるごと堪能できちゃいます。
小ぶりな白えびなら油の量も少なめで済むので、気軽に家庭で作れちゃいました。
ちなみにホテルなどの旅館であれば、このように美しい姿の白えびを食べることができます。
これはマジで旨いので、ぜひ食べてほしい。
→宇奈月温泉に泊まるなら「サン柳亭」がオススメである3つの理由
また白えびのお刺身は「上品でこくのあるな甘み」と「とろけるような食感」が独特で、それが人気の理由でもあります。
ただ皮を剥くのがめんどくさくて、白えびの刺身はとても高価なものとなっています。
味は小ぶりで甘エビほど甘みが強くなく淡白で、フグの刺身みたいに一気に食べるのが贅沢ですね。
道の駅新湊ではしろえびバーガーも販売されています。
こちらは秘密のケンミンショーでも話題になった人気商品ですので、ぜひドライブがてら食べてみたほしいです。
ちなみに富山県には白えびソフトクリームという珍味もあります。
「いや、絶対まずいだろ!」という読者の声が聞こえてきますが、まぁ思ったよりは、ねぇ、まずくなかったですよ。
ソフトクリームを食べるときに白えびのヒゲが若干ジャマでしたがなかなか美味でした。いや珍味か。
射水市のきっときと市場で食べることができるので気になる方はこちらをどうぞ!
さて、実際にいろいろ白えびを食べてみましたが富山県では様々な白えびを使ったお土産もあります。
あの人気商品から白えび味が出るなど、全国的に売れている商品の一部をご紹介。
ちなみに富山県で一番有名な白えびのお土産と言えば『しろえび紀行』なので、それを買っておけば間違いありません。
かなりドロドロで具はあまりありません。レトルトにありがちなパターンですね。
味はというと、エビの味がする!
→富山湾の宝石!しろえびカレーを食べてみた
あの柿の種から白えび風味が登場!
パウダー感があり、白エビと思えばそんな味だと思うが、なんかハッピーターンの柿の種バージョンのようだ。
→あの柿の種から北陸限定で白エビ風味が出ていた!
こちらも大手お菓子メーカーから白えび味が登場!
スーパーで売っているようなベビースターラーメンよりも上品な味わいとなっています。
→ベビースターから白えびらーめん味!どんな味なのか?
もちろん白えび味のカップラーメンも存在する。
白えびとラーメンは相性抜群で、そもそも白えびを使ったラーメンも売られていますね。
→白えび香る芳酵スープ!寿がきや「富山 白えびラーメン」
お土産屋さんでかなりの頻度で見かける商品。
なによりもこのデカさ、とにかくデカい、普通にお土産とったらかさばるだろ。あと立山とか登ったらパンパンになりそう。
国内産を使用しているこだわりもすごい。
→くせになる味!? ご当地しろえびポテトチップス
富山県では2カ所、生きた白えびが見られる場所があります。
それが魚津水族館と道の駅カモンパーク新湊です。
→日本最古の「魚津水族館」が本当に最も古いのか確かめてきた
どちらも期間限定で、旬の時期にしかいませんが運がよければ立ち寄ったときに生きた白えびを見ることができるかもしれません。事前にチェックしてから行ってみましょう。
ということで透き通った美しさから富山湾の宝石と呼ばれるシロエビ。
漁業として成り立つほど獲れるのは富山湾だけで、口の中で甘くとろける刺身は、富山ならではの極上の味わいでした。
ぜひ富山にお越しの際は食べてみてください。
ちなみに富山県には他にもたくさんのご当地の魚がいますので、気になる方はこちらの記事もどうぞ。
→【富山の魚】春夏秋冬でマジでおいしい海の幸をご紹介!天然の生け簀