【富岩運河環水公園】富山県の人気ナンバーワン観光地を徹底解説
どうも、編集長のサクラです。
突然ですがみなさんは、富山県ナンバー1の観光地といえばどこを思い浮かべますか?
多くの人は立山黒部アルペンルートや世界遺産の五箇山などをあげると思いますが、どれくらい観光客がやってきたかという観光客入込数では富岩運河環水公園が1番なんです。
確かによくイベントはしていますし、富山県民も気軽に何度も訪れますよね。
県外の人も駅から近いため、出張という短い時間でも足を運ぶことができます。
ということで今回は富山県民でも知っているようで知らない富岩運河環水公園について紹介したいと思います。
1. 富岩運河環水公園
富岩運河環水公園は、とやま都市MIRAI計画のシンボルとして整備された公園です。
元々、岩瀬港と富山市街地の間に水運を開き、臨海工業地帯を形成する目的で「富岩運河」が作られました。
そんな旧舟だまりとして利用されていた水辺空間に、遊歩道や芝生のスロープを配置し、憩いと親水の公園機能を演出し、また泉と滝の広場とあわせて、景観的にも都市のシンボルとなる施設となっています。
ちなみに「環水」とは、富山湾や日本海とのつながり、環日本海へのひろがり、さらに地球規模の循環をイメージし表現したものです。
2. 場所
住所
富山県富山市湊入船町
車の場合
北陸自動車道富山ICより国道41号線経由にて約20分
電車の場合
富山駅より徒歩9分
3. 行ってきた
※動画もオススメです
ということで、富岩運河環水公園にやってきました。
富山県民であれば車で来てスターバックスや富山県美術館に停めるのですが、県外の人はだいたい富山駅から歩いてくるかと思います。
その時にまず目にするのが「快適ウェルネスホテル とやま自遊館」です。
こちらは宿泊施設にもなっており、ウエディング、レストランもあります。
最近は、ゴールドジムが入ってきたので、もはやジムの建物ではないかと思ってしまいます。
公園に向かう左手には「富山市総合体育館」があります。
ここでは矢沢永吉のライブや羽生結弦のスケート、ファッションショーやバスケットボールの試合など、あらゆることに利用される体育館です。
そして最後は「富山県民共生センター サンフォルテ」です。
こちらは男女共同参画社会の実現に向けて利用され、セミナーやハローワークの研修などに使われています。
そのため観光をするための場所ってわけではありませんね。
ということで、まずは環水公園のモニュメントでもあろう泉と滝の広場に向かいます。
その前に、線路みたいなのがあるのですが、こちらは貯木場や製材所があった名残のレールとなっています。
そもそも富岩運河環水公園は、富(=富山市街地)岩(=岩瀬港)運河を利用してモノを運んでいました。
当時は道路などが整備されておらず、船によって岩瀬から富山城付近までモノを運ぶのが便利だったんですね。
そして、こちら泉と滝の広場には、川の最上流部をイメージする滝と湧水をイメージする水盤があります。
この滝は20分毎に作動し、年中ライトアップもしています。(~22:00)
続いて、富岩運河環水公園のシンボル施設「天門橋」です。
こちら両端のエレベーターを備えた展望塔からは、環水公園全体が一望でき、立山連峰の眺めは最高のすばらしさです。
展望塔内のギャラリーで、富岩運河の歴史や環水公園の概要などを写真や図面で説明したパネルを展示しています。
橋面は、タイル張りと硬質な木張り仕様で、タイル部分には無散水消雪装置が敷設され、冬季降雪時でも利用ができるように配慮されており、木材を使用しているのはこの場所が貯木場であったことにも由来しています。
※めっちゃ綺麗
また橋長は58mで、両側の鋼トラス橋(サイドブリッジ)が中央部の鋼単純非合成箱桁橋(センターブリッジ)にヒンジ結合で支えられているというユニークな構造になっています。
ラ・シャンスは、富山県富岩運河環水公園にあるミシュラン1つ星にも輝いたフランス料理店です。
1Fのブラッセリーでは、カジュアルな親しみやすいフレンチで、2Fのダイニングでは地元食材を使用し、本格的なフレンチのコースがあります。
フレンチの『鉄人』坂井宏行シェフ監修であり、お子様連れのご家族から、ご年輩の方まで、幅広い年齢の方に楽しんで頂けるレストランです。
私も何回か行ったことがありますが、めっちゃオススメです!
スターバックス富山環水公園店は、富山駅のすぐちかくにある富岩運河環水公園内にあるスターバックスです。
富山県が環水公園に出店するお店を公募し、6社の中からスターバックスが選出され2008年にオープンしました。
日本で初めて都市公園内に店舗を構えるお店として注目を集め、2008年にストアデザインアワード最優秀賞を受賞しています。
また世界一美しいという名前は、日本のエッセイストである酒井順子さんが世界一美しいスターバックスと称したことが始まりとされています。
世界一美しいというのは大袈裟かもしれませんが、富山県の観光ナビにそう書かれているのでそうなのでしょう。
ちなみに私が行った時は、公園で何かの撮影がありました。
野鳥観察舎では、富岩運河環水公園の動物たちを見ることができます。
動物と言っても、鳥や魚たちですね。
人工島「あいの島」があり、入り江、島を配置し、野鳥をはじめ水生生物や植物が生息しやすい環境としています。
野鳥観察舎は、広い視野が確保できるように扇の形となっており、お茶を飲みながらバードウォッチングしている貴婦人がいました。
また富岩運河環水公園には野外劇場もあり、小運河をバックに式典、公演、音楽コンサート、演劇など多目的に利用できます。
イベントの時に使われる以外は、知らない人がたまに1人で楽器演奏してます。
4. 周辺施設
続いて、富岩運河環水公園の周辺施設を紹介していきたいと思います。
周辺といってももはや公園の一部みたいなモノですけどね。
富山県美術館は、富山県富山市木場町にある公立美術館で、略称は「TAD(タッド)」
美術館の外観は、富山県の主要産業であるアルミを多用し、美術館正面の東側2階、3階は全面ガラス張りとなっています。
屋上には芝生張りの屋上庭園を設置しており、晴れた日には東側の2階から屋上庭園では、正面にある富岩運河環水公園越しに雄大な立山連峰を眺望できます。
3階にある「オトマトペの屋上」では、子どもが五感を使って遊べる施設があります。
ちなみにオノマトペとは、自然界の音・声・物事の状態や動きを音で象徴的に表現したものです。
入場無料なので、ぜひ散歩のついでにでも立ち寄ってみてください。
富岩水上ラインは、環水公園から中島閘門を通り、岩瀬を結ぶ運河クルーズです。
県の旅客船新艇「kansui」と「fugan」と「sora」、市の電気ボート「もみじ」の4隻で、中島便(環水公園~中島閘門)と岩瀬便(環水公園~岩瀬)の定期運航を行うほか、貸切運航を行っています。
富岩水上ラインの魅力はなんといっても中島閘門にあります。
昭和の土木構造物として全国で初めて、国指定重要文化財に指定されました。
そのまま中島閘門を紹介しましょう!
中島閘門は、1934年に設置された歴史ある土木構造物です。
運河上流に工場が誘致されてから、当時は工業用原料を運ぶ船が往来するなど、富岩運河のシンボルとして大きな役割を果たしてきました。
パナマ運河方式の閘門は、前後の「むくり護岸」とともに、国の重要文化財に指定されています。
先ほどあった富岩水上ラインはここを通るんですね。
平成22年には、中島閘門操作室が復元され見学できるようになっています。
大理石パネルの操作盤は、創建当初のものがそのままの姿で残されており、芝浦製作所(いまの東芝の前身)の製造です。
最後に紹介する「いりふねこども館」は、1952年に富山市湊入船町で創業した放送局『KNB』の施設です。
富山で愛された企業が湊入船町に恩返しをしたいという思いから、2015年にオープンしました。
気持ちよさいっぱいのガラス張りの空間には、放送局らしいアイデア一杯のアトラクションに、数百冊から選べる絵本、五感を使って遊べる木の玉プール。
お子さんはもちろん、お父さんやお母さんも、ときに心をおどらせ、ときに心をほぐして、親子の時間を過ごしていただけます。
もしお子さんと一緒に環水公園に来たならば、ぜひとも立ち寄ってみてください。
まとめ
※動画もオススメです
ということで、富岩運河環水公園について紹介しました。
歴史もあるのですが、すごいオシャレな空間に若い人からも人気のあるスポットです。
富山駅からも近いので県外の人はもちろん、県内の人も今一度訪れてみてください。