【富山県の冬あるある20選】地元民が語る!苦労や楽しいことは?
どうも、編集長のサクラです。
突然ですが、初めて富山県で冬を過ごしたことはありますか?
稀に富山の冬が好きな人がいますが、おそらくほとんどの人は嫌いですし、雪なんて降ってほしいと思っていないと思います。
そんな私も冬が嫌いな1人なのですが、実際に住んでみてわかった「富山の冬あるある」を20個紹介したいと思います。
富山の冬あるある
日照時間が短いのと天気が悪いということで、とにかく冬の富山は暗いです。
よく県外から転勤してきた人は、この暗さに悩まされます。
東京や大阪だと冬は晴れているのに、北陸だけ曇りや雪マークなんてことはよくある話。
雪が積もっているため、道路では渋滞になりやすく、雪が降らない季節と比べるとだいふ早めに起床しないといけません。
電車も普段通りの時間に来ない可能性もあるので、余裕を持って出社する必要があります。
また普段は太陽の光とともに目覚める人も、光を見ずに目覚まし時計の音で起きます。
何も渋滞があるために早く起きないといけないだけではありません。
冬になると車のフロントガラスの氷を溶かしたり、車の上に積もった雪を下ろす必要があります。
お湯で溶かすとガラスが痛む可能性があるため、室内暖房でゆっくり溶かす人が多いですが、我慢できずにちょっと溶けただけで車を出す人も多いです。
雪国では道路に融雪がある場所がほとんどです。
車に乗っているときはいいのですが、歩かないといけないところに融雪があると靴がビチャビチャになります。
「むしろ雪のままの方が歩きやすかった」と思うくらい水浸しになります。
またチョロチョロ融雪されるのならいいですが、たまにぶっ壊れていて勢いがありすぎる融雪の水があります。
そんな場合は歩いていれば体に直撃してしまうし、ベテランだと傘で防御したりします。
車を運転しているときでも、フロントガラスに急に「ビチャビチャビチャ!」と攻撃してくるので要注意です。
結果として、富山県の冬には絶対に長靴が必要になります。
むしろ長靴は防水と防寒に優れているため、雪国ではかなり重宝されます。
あまりに重宝されすぎて、年配の方だと雪や雨が降っていなくても長靴を履きます。
若い人だとまだどうしても「長靴はダサい」という意識があるのですが、最近だとおしゃれな長靴もたくさん出ているので、ダサさは失われつつあります。
富山ではもしものために、スコップとブラシを車に積んでいます。
何もクマが出てきたときのためにというわけでなく、外出先で雪が大量に降った場合に雪掻きと雪おろしをしないといけないからです。
最近ではプラスチック製の軽いスコップもありますので、積んでいても特に大変さはないです。
雪が降ったら必ずスタッドレスタイヤにしなければなりません。
ただタイヤを変えたからといって、必ず安全とは限らないのです。
それどころかスタッドレスタイヤでも普通に滑るからマジで危険。
タイヤの交換は車屋さんで3000円くらいでできるのですが、富山県民なら自分でやる人も多いです。
1人1台車を持っている家庭も多く、丸ごと全台交換する人もいます。
そしてタイヤを自分で交換できない人のことをちょっとバカにします。
とはいえ、安全面とか考えるとお金を払ってでもプロに交換してもらう方がいいです。
しかし雪が降るであろう12月になると、オートバックスのタイヤ交換の予約がずっと埋まっています。
平日休みの人がいれば、なんとか直接滑り込みで交換できますが、土日休みの人はタイヤ交換のために有給取得する人もいます。
県外から来ると富山県にある謎の「グー、パーの標識」に戸惑う人もいます。
この記号は凍結抑制剤の塩化ナトリウム&塩化カルシウムを散布した区間を知らせるためのもので、「パー」は散布の始まり、数十メートル先の「グー」は散布の終わりを示しています。
わかりやすいのかわかりにくいのか。
冬になると車のワイパーを立てている風景が目に止まります。
初めて見た人は何かの儀式かと思いますが、これはワイパーを傷つけず、雪おろししやすくするための方法です。
雪国ですと車が四駆かどうか気にする人が多いです。
ちなみに四駆とは四輪駆動のことで、4つある車輪すべてに駆動力を伝え、4輪すべてを駆動輪として用いる車です。
四駆だと雪道に有利に働くのですが、都内だとそこまで雪が積もらないので、スキー場に行く人くらいが気にすればいいですね。
きっと事実なのでしょうが、長らく富山県に住んでいる人は「昔はめちゃくちゃ雪が積もった」と自慢げに話してきます。
数年しか住んでいない人には話を盛っているように聞こえるのですが、まぁ人生で1度くらいはめっちゃ積もった日があるのかもしれません。
また最近だと融雪が浸透しているので、そこまで積もることなく雪はなくなってしまいます。
富山県の冬は、あまりに天気が悪いので洗濯物を外に干すことはほとんどありません。
結果として室内に干す必要があるため、除湿機が必要となってきます。
最近だとドラム式洗濯機に乾燥機機能が付いているため、それを使って乾燥している家庭も増えています。
冬になるとニュースに出てくるのが「ひみ寒ブリ」宣言です。
富山県民だと高すぎてあまり食べることはないのですが、宣言があると謎の盛り上がりを見せます。
合唱曲で「寒ブリのうた」というものもあるくらい、富山県民は寒ブリを大切にしています。
毎年、富山県内のイルミネーションを回っていて気がつくのですが、年々数が減っているように感じます。
まぁイルミネーションを増やして経済効果があるのかと言われれば難しいですが、少し寂しい気持ちになりますね。
年々、雪が少なくなっていて、さらにスキー人口も減っているため富山県内のスキー場経営が心配になります。
若い頃は会社終わりにスノボーしていた人が、30代を過ぎると急にみんなスキーとスノボーを辞め出すし。
今後の富山のスキー場が気になるばかり。
冬が寒くて暗かった分、春の暖かくて明るい光を見ると一気にテンションが上がります。
そうしてまた1年頑張ろうってなって、また冬が近づくと心が沈んでいきます。
ただそんな富山県がみんな大好きなんだよね!