【加積りんご】入手困難!? 富山ブランドのリンゴを食べてみた
どうも、編集長のサクラです。
突然ですがみなさんは、富山県の隠れた名産品「加積りんご」をご存知だろうか?
富山県のりんごは「蜃気楼」が発生することで知られている魚津市を中心に栽培されています。
その中でも特に、加積地区の産地は100年を超える栽培の歴史をもち、戦時中の伐採、あいつぐ気象災害(雪害、台風等)などを乗り越えてきました。
また、その大半が農家の庭先で販売しているため、スーパーなどの店頭に出回るりんごが極めて少ないことから、加積りんごは「まぼろしのりんご」とも呼ばれています。
今回はそんな加積りんごについて紹介したいと思います。
加積りんごは、1905年に旧加積村吉島の富居太次郎氏が、県内で初めてリンゴを栽培したのが始まりとされています。
1937年に加積りんご組合が設立され、当時の組合員は20人で栽培面積は約16ヘクタールと小さいものでした。
そして、1951年には加積りんご研究会を発足させ、栽培技術の向上に努めてきた。
完熟ふじは、贈答用高級りんごとして県内外で知られていて、現在は加積りんごを使ったリンゴジュースやお菓子などの販売もされています。
→魚津の銘菓『りんごの花』は贈り物にぴったりの一品
加積りんごは、なかなか手に入れることができません。
富山県内であれば、地元の八百屋さん、魚津市付近のスーパー、もしくは直売店に行くしかないかと思います。
今のところ通販でも売っていないようなので、県外の人は手に入れにくいでしょうね。
加積りんごを使ったお菓子とかなら通販でも売っていました。
ということで、わたしは地元のスーパーに売っていた「加積りんご」を買ってみました。
どうやら加積りんごといっても、リンゴの種類によっていろいろあって、フジ、秋映、こうたろう…とたくさんあるんですね。てか、こうたろうって品種あるんだ。
今回購入してみたのは、秋映というなんだか高級感のある名前のモノです。
そして読者が一番気になっているのがリンゴではなく、コレだと思います。
かわいい!
こちらは、加積地区のりんごがモチーフとなっている魚津市のゆるキャラです。
体重は、糖度が高いので意外と重いという設定。
顔面から手と足が生えているチャーミングさは全国のどのゆるキャラとも引けを取ることはありません。
続いてリンゴの大きさです。
手に持ったときに、「めっちゃ大きいなぁ」と思って何か比較するものがないと探しているとちょうどいいのがありました。
はい、Appleです。
こうしてみると加積りんごの形状がいびつに感じますね。なんか合成したみたいに見えます。
ということで、リンゴの皮をむいて食べてみようと思ったのですが…。
これもうかじっちゃってもいいよね?
Appleのマークもかじられているわけですし、ここは思い切ってかじってみましょう!
そのまま食べたくなるくらいの艶がありますね。
シャクッ。
リンゴやね。
読者の中には、「ボキャブラリーが少な過ぎだろ!」と思うかもしれませんが、うん、リンゴですもん。
こういうときって、だいたい加積りんごのホームページとかに書かれている文字をそのまま引用しています。
高い糖度と程よい酸味、果汁が多くジューシー、シャキシャキした歯ざわりのよさが最高!
では、今度はちゃんと皮をむいて食べてみましょう。
そもそも栄養価的には皮も一緒に食べた方がいいんですよね。
りんごの皮には、3種類のポリフェノールが含まれていてかなり健康にいいことが証明されています。
1. プロシアニジン
りんごに特に多く含まれ、強い抗酸化作用があり、活性酸素を抑制し、血流を改善します。
2. エピカテキン
こちらも抗酸化作用が高く、活性酸素を除去し、血管を若返らせてくれます。その効能は、高血圧や動脈硬化、ガンなどの生活習慣病を予防します。
3. アントシアニン
ブルーベリーでもお馴染み、アントシアニンは、植物が紫外線から身を守るために、蓄える成分で、視力の改善や眼精疲労の予防、白内障、緑内障などの眼病を予防します。
といろいろ言いましたが、やっぱり皮は剥いた方がおいしいんです。栄養なんてどうでもいいんです、おいしい方がいい。
最後に富山県のりんごのおいしさの秘密をご紹介します。
このため樹木からより多くの養分が果実に蓄積され、樹上で熟させるからおいしいんですね。
ということで、こちらの加積りんごはあんまり市場に出回っていない希少なリンゴとなっていました。
富山県に住んでいたならば、割と手に入りやすいのですが、県外だとまぼろしと言われるのかもしれません。
ぜひみなさんも食べる機会がありましたら食べてみてください。リンゴの味がします。
ちなみに富山県には他にもたくさんの名産品がありますので、気になる方はこちらをチェックしてみてください。
→【富山の名物】ガチで選定した地元の名産品グルメまとめ