【立山黒部アルペンルート2023】損しない情報や実際に行ってみた感想まとめ
圧倒的な雪の壁から失礼します。どうも、編集長のサクラです。
突然ですがみなさんは、富山県といえば何を思い浮かべますか?
県内の人であれば、いろいろ思い浮かべるかと思いますが、富山県外の人からしたら富山=立山黒部アルペンルートなんです。
これはもう富山の一大観光産業とでも言えて、県外だけでなく海外からも多くの観光客がやってきます。
そこで今回は、富山県民であるわたしが実際に行ってみて、損しない方法やアドバイスなどを写真を踏まえて紹介していきたいと思います。
画像引用 「立山黒部アルペンルート」より
立山黒部アルペンルートは標高3,000m級の峰々が連なる北アルプスを貫く世界有数の山岳観光ルートです。
富山県側の立山町「立山駅」から長野県側の大町市「扇沢駅」までの総延長37.2kmのルートで、その間にはいくつもの景勝地があります。
特に雪の大谷や黒部ダムは有名ですよね。
画像引用 「立山黒部アルペンルート」より
場所は富山県と長野県の間に位置し、両方から行くことができます。
ただ「東京から長野に行ってそのまま富山まで突っ切ってから東京に帰るか」「東京から長野に行って雪の大谷を見て再び長野から東京に帰るか」は難しい選択です。
東京から電車
東京-立山駅(富山)13,730円
東京-扇沢駅(長野)10,600円
大阪から電車
大阪-立山駅(富山)9,850円
大阪-扇沢駅(長野)12,440円
名古屋から電車
名古屋-立山駅(富山)6,030円(バス)
名古屋-扇沢駅(長野)7,490円
東京から長野に行ってそのまま富山まで突っ切ってから東京に帰る場合
32,620円
東京から長野に行って雪の大谷を見て再び長野から東京に帰る場合
30,250円
数千円の違いなので、富山のホテルに泊まる場合なのでは突っ切ってもいいと思いますが、立山黒部アルペンルートだけが目的ならばそのまま往復チケットで帰った方がお得です。
いろいろ考えるのがめんどくさい場合、交通費とホテル代がセットになっているツアーの方が楽チンですね。
毎年4月半ばから開通し、11月半ばに閉鎖されます。
そのため2022年は4月15日より開通しています。
\アルペンルート全線開通🎊#カウントダウン /
遂に!本日4/15は #立山黒部アルペンルート 開通日🎉#ホテル立山 とアルペンルート玄関口の扇沢と立山駅より⛰️今年は次の50年に向けて大きな一歩を踏み出す大切な1年!
皆様のお越しを心よりお待ちしております☺️
気になる #雪の大谷 写真は後程のお楽しみ😎 pic.twitter.com/TOH5QcWVmh— 【公式】立山黒部アルペンルート (@tateyamagirl) April 15, 2022
立山黒部アルペンルートですが、もちろん人によっては時間が異なりますが、移動を含めて丸1日かかると思ってください。
わたしの場合は、朝9:00に立山駅を出発したのですが、往復でまた立山駅に帰ってきたときは夕方でした。
もし長野から富山に片道だとしても、昼食や観光で朝から夕方まで時間を使うと考えて行動してください。
例えば富山駅から長野県の信濃大町まで、移動時間だけで5時間は所有します。
画像引用 「立山黒部アルペンルート」より
持ち物ですが、基本的に休憩所などでいろいろ販売されています。
ただ現調達だとお金がかかってしまいますし、個人的にはサングラスと日焼け止めは持ってきた方がいいでしょう。
またさすがに雪山なので、防寒具はしっかり持って行きましょう。
季節による服装のアドバイスなども、立山黒部アルペンルートの公式ホームページに載っていますので、そちらを参考にしてみてください。
画像引用 「立山黒部アルペンルート」より
実は立山黒部アルペンルートの公式ホームページには、切符をweb上で購入できるようになっており、平日割WEB切符、アルペン切符、各旅行会社のツアーの割引情報が載っています。
例えば、平日割WEB切符だと立山駅から扇沢への通り抜け切符が、8,290円→7,480円くらい安くなります。
もし立山黒部アルペンルートに行くことが決まっているのであれば、webでさくっと切符を購入しておくのがお得です。
ここからは、実際に立山黒部アルペンルートがどのようなところであるかを紹介していきます。
今回わたしは富山県の立山駅から出発します。
立山駅は富山市からもまぁまぁ遠いので、富山県民としてもかなりの旅行になるレベルです。
駅でも直接チケットを購入するのですが、混雑していると待ち時間が長くなります。
わたしがいたときは20分待ちでしたが、混雑しているともっと待つかもしれません。
ちなみに、待ち時間のあいだは「立山カルデラ砂防博物館」で時間をつぶすことができます。
まずは立山ケーブルカーで立山駅から美女平駅に向かいます。
みんながケーブルカーをカメラで撮っているため、運転手もちょっと決め顔でした。
満員電車並みのケーブルカーですが、窓から見える景色はめっちゃ綺麗!
線路は、ジェットコースター並みの傾斜面です。
今ブレーキが外れたら、たぶん、このまま飛んでってロシアまで行ってしまいそうです。
そして、到着したのは「美女平駅」です。
なんでも女人禁制の立山へ登ろうとした女性が、神の怒りに触れ1本の杉にされたのだとか。
だから、この美女杉のある辺り一帯を「美女平」と呼ぶようになりましたとさ・・・めっちゃこわい
ただ美女平駅で何かをするわけではなく、そのまま高原バス乗り場へ行きます。
一応、トイレやお土産コーナーがあるので休憩できますが、ここはノンストップで進みましょう。
そうして、今度はバスに揺られること30分です。
途中で、日本一落差が大きな滝「称名滝」が見えてきます。
その落差は350mあるのですが、バスからだと線に見えました。
→【称名滝】歩いて楽しい!富山が誇る落差が日本一の滝に行ってきた
バスに乗っていると、この付近で一番大きいとされている「立山杉」が現れます。
今度はだいぶ近くで見ることができ、樹齢数百年らしいです。
このように長いバスの旅ですが、ところどころガイドで楽しく過ごせます。
それでバスから見える景色は、ちょっとづつ<雪の壁もどきができあがってきました。
そして雪の壁は、少しづつ高くなってきています。
15分後くらいには、こんなにも雪の壁が大きくなります。
太陽と雪の光でまぶしい。
そしてそのまま立山室堂に到着します。
立山室堂を下りると、「立山・雪の大谷」があります。
ここは標高は2390mで、雪がこんなにたくさんあるのにそんなに寒くないでs。
ただ、まぶしすぎて目が開けられないので、サングラスと日焼け止めは必ず常備しよう。
サングラスと日焼け止めと日傘のわたしは、完全におばちゃんと化してしまいました。
そして、こちらが雪の壁で高さ20mくらいです。
これがあのよく雑誌とかに載ってる雪の壁なんですね。崩れたら死ぬな。
今度は大自然の方に目を向けてみます。
すんごい真っ白!
スキー場と違って足跡も何もないので、綺麗な雪景色を楽しむことができます。
しかし左にカメラを向けると・・・。
この人だかりです。
大人気の観光スポットですが、年配の方が多いっぽいです。
雪の壁ももちろん、この混雑ぶりです。
みなさん帽子とサングラスをしているので、もうおばあちゃんか女子高生かもわかりません。
それでは一通り、雪の壁を楽しんだことで今度は黒部ダムに向かいます。
立山室堂だけでもかなりのボリュームです。
ここにはレストランや売店も充実していますので、ここでお昼ご飯を食べてもいいですし、黒部ダムでランチでもOKです。
今は立山室堂なので、黒部ダムに行くにはまずは大観峰駅までトロリーバスに乗らなければなりません。
まだまだ長い道のりです。
ちなみにトロリーバスとは電気の力で走るバスのようで、トロいからトロリーという意味ではありませんでした。
電気なので排気ガスが出なくて、環境によいということです。
それで、電気だからゆっくり走るのかと思ったら、ガソリン車並みにスピードが出ていました。
こんな狭い道なのに、どれくらいスピード出てるんだろう。
トロリーバスに揺られること数分、「大観峰駅」に着きました。
この大観峰駅は、断崖絶壁にせり出すようにして建っているので、屋上だけしか外に出ることができません。
しかし、駅の屋上展望台から一望する黒部湖や立山の大パノラマは、アルペンルート屈指の美しさとなっています。
ここでは30分待ちくらいでしたが、お土産とか展望台とかがあったので十分に時間を潰すことができます。
そして立山ロープウェイに乗って向かうのは、標高1,828mの平地に建つ白い建物が「黒部平」という駅になります。
このロープウェイから見える景色も絶景で右に黒部湖、前に立山、そして、奥に見える小さい建物が黒部平といったところです。
ロープウェイ楽しい!!!
到着した黒部平では、駅の上の展望台に上ることができ、そこから大観峰駅と乗ってきたロープウェイを見ることができます。
ちなみに、あのポツンと見える大観峰駅は数十年にもおよぶ雪崩発生を観測し、唯一雪崩が発生しなかったところに建てた駅だそうです。
黒部ダムまで行く最後の乗り物。
黒部ケーブルカーにて、地下トンネル内にある黒部ダムへレッツゴー!
長旅もあり、ようやく黒部ダム周辺に到着しました。
周辺マップを見るとかなり広そうですが、なんか黒部ダムがめっちゃおっぱいに見えます。
これは大発見です。そして、虹も出ている。
そして、これが「黒部ダム」です。
今その上を歩いているのですが、めっちゃデカいですね。こんなもんどうやって作ったんだよ。
後ろには、せき止めているのが「黒部湖」です。
汚いな。
思ったよりも汚い色でした。山なのに。
そして黒部ダムを歩いていると、中心地点に到着です。
こんなに人がいっぱいいるのに、誰ひとり写真を撮っていません。みんな撮れよ。
今度は、展望台から黒部ダムの姿を見に行きます。
しかし階段じゃないと展望台にいけないようで、エレベーターはありません。
そしてダムダムくんという安価なネーミングのキャラクターが笑顔で220段の階段を登ってくれと言っています。
きっと、特技はバスケットでしょう。
そうして、かなり階段を上ること、やっとのことで黒部展望台へ到着しました。
途中イチゴソフトクリームとか食べていたら、時間も同時に食ってしまった。
ちなみにイチゴソフトは、なんら黒部ダムと関係ありませんが、ダムカレーはここにあります。
そんで、これが黒部ダムです!
なんだか美しいカーブ、昔の人はよくこんなものを作ったものです。
ちなみに黒部ダムは、黒部川最上流に建設されたアーチ式ドーム越流型ダムで、186mの高さは現在も日本一です。
建設工事は、そのスケールの大きさと困難さから「世紀の大事業」と呼ばれました。
→黒部ダムの歴史知ってる?戦後最大の過酷な現場だった
また夏には定期的に放水が行なわれているので、その姿もまた圧巻です。
こちらは本来、放水しなくてもいいのですが、観光のために行なっています。
時期は6月下旬〜10月中旬となっていますので、この時期に行けばこの姿を見ることができます。
ということで、1日がかりのすごい旅行でしたが、人生に一度は訪れたい絶景がありました。
わたしは往復チケットを買っていたので、また同じ道を戻って行きました。
そして気が付いたことは、帰りの方が人が少ないので写真が撮りやすい。
さて、富山県には他にもたくさんの観光名所がありますので、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。