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睡眠で休養を十分とれていない!富山県は全国でワースト1という結果に

公開日
更新日
執筆者
SAKURA

みなさん、睡眠をしっかりとれていますか?

共働きの多い富山県民は、しっかり睡眠をとれてない人が多いのではないでしょうか?

そんな中、「協会けんぽ富山支部」のアンケート調査によると「睡眠で休養を十分とれていない」と健康診断で答えた人の割合が、富山県は全国で最も高いことがわかりました。

「協会けんぽ」によりますと、昨年度健康診断の問診で「睡眠で休養を十分とれていない」と答えた人の割合は、富山県が45.65%と、3年連続で全国で最も高くなっています。

このため「協会けんぽ富山支部」は、生活習慣の実態や睡眠との関連を把握しようと、健康診断を受診した40歳から74歳までの、県内の約3万人を対象に、初めてのアンケート調査を行い、約1万人から回答を得ました。

アンケートでは、「睡眠で休養が十分取れていない」と答えた人の割合を、睡眠時間の長さごとに比べていて、6時間未満の人は6時間から6時間半未満の人の3倍にのぼっています。

業種別で見ると、「医療・福祉」や「製造業」で、睡眠の質の低い人が多い傾向も確認されたということです。




現代人の睡眠時間は減り続けている

私たちが生きていくうえで、睡眠はなくてはならないものです。

さらに健康的で活動的な生活、病気の予防などを考えると、質の高い睡眠を十分にとらなくてはなりませんが、現代人の生活は夜型化しており、日本人の平均睡眠時間は50年前に比べると約1時間も短くなっているといわれています。

睡眠不足は、私たちの生活にさまざまな悪影響をおよぼします。

夜更かしした翌日などは、頭がボーッとして注意力が散漫になったり、集中力が低下して仕事の効率が下がります。

そうした状態が数ヵ月も続くと集中力や注意力、記憶力、活力などがさらに低下し、不安やイライラ、自信喪失、疲労感などといった症状も出て、大きなストレスになります。

最近の研究では、睡眠不足が生活習慣病を引き起こすこともわかってきました。

まず夜遅くまで起きている人や、眠りの浅い人などは、常に緊張状態である交感神経が優位となって血圧が高い状態が続くため、高血圧を招くと考えられています。

次に睡眠不足は血糖値をコントロールするインスリンというホルモンの働きを悪くするため、糖尿病の発症リスクを高めることがわかっています。

さらに、睡眠不足になると食欲を調整するホルモンに影響して食欲を増大させるため、肥満を招くと考えられています。

高血圧、糖尿病、肥満はいずれも動脈硬化の危険因子であり、睡眠不足は狭心症や心筋梗塞などの心疾患、脳出血や脳梗塞などの脳血管疾患のリスクを高めることにもつながるのです。

なんとか睡眠を確保できるように過ごしたいモノです。

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