【富山県美術館】冬のおでかけスポットにおすすめ
みなさん、コンニチハ。富山の遊び人金子です。
日頃から富山県内の色んな場所で遊んでいるんですが、雨だったり、冬は雪だったりと、何かと天気の悪い日が多い…
そんな時どこに行ったらいいのー---!!!!
という、富山県民の悲痛な叫びが聞こえてきます。
お答えしましょう。それはズバリ…【富山県美術館】です。
富山県美術館は、富山県富山市木場町にある公立美術館で、略称は「TAD(タッド)」
美術館の外観は、富山県の主要産業であるアルミを多用し、美術館正面の東側2階、3階は全面ガラス張りとなっています。
屋上には芝生張りの屋上庭園を設置しており、晴れた日には東側の2階から屋上庭園では、正面にある富岩運河環水公園越しに雄大な立山連峰を眺望できます。
天候を気にせず、時間を過ごせるスポットとして県内外からも人気のスポットです。
大事なことなので、もう一度言いますね。
【富山県美術館は天候を気にせず、時間を過ごせるスポット】なんです!
まずは、行くとなると必ず出てくる駐車場問題。
なんと2時間無料の駐車場が美術館の1階にあるんですよ。
これってすごくないですか?車社会の富山県民なので、最高以外の感想が見当たりません。
これで美術館にも環水公園にも車で行きやすくなりましたね。
また、駅からも徒歩圏内ですがバスが出ているので、電車で来た人はバスで来れます。
駐車場は土日になると満車になる場合もあるので、ご注意を!
さて、館内はとにかく美しい!
建物自体がアートなんですよ。
洗練さと温もりが相まっているような空間なんです。
また館内には以下の施設があります。
TADギャラリーTAD Gallery
アトリエでの創作体験の作品など、県民の発表・展示の場に活用します。
アトリエAtelier
小さな子どもから大人まで、幅広い世代の誰もが参加しやすいワークショップを開催。作家の公開制作もここで開催します。
ホールHall
企画展にあわせたトークイベントや上映会を開催するほか、体の動きで光のアートを創りだす「インタラクティブアート」を体験できます。
図書コーナーLibrary
ゆったりしたソファに腰をおろして、自由に雑誌や専門書をご覧いただけます。
映像コーナーVideo Corner
企画展の記録や世界のアート・アニメーションなどをご覧いただけます。
キッズルームKids Room
遊びの中にかくれたアートな体験や発表を楽しめます。
ポスタータッチパネル
当館ポスターコレクション約14,000点からの3,500点を、大型タッチパネルでご覧いただけます。
ご覧ください。
こちらが、富山県美術館3階から見る立山連峰です。
ここから見る立山連峰は、美術品の一つになっているような感じがして、とても好きなスポットです。
天気の悪い日は見えないけど、冬の寒さや夏の暑さを感じずに快適に過ごせて、大きな窓から見る景色は価値があります。
画像引用 「富山県美術館」より
富山県美術館はコレクション展と企画展を有料で楽しむことができます。
定期的に内容が変わるので、いつ行っても新鮮な気持ちで見ることができます。
現在開催中のコレクション展はコチラ
「コレクション展Ⅳ」
2023年2月2日(木)~4月中旬(予定)
馴染みのあるテーマを用いつつ、4つのテーマ【世界中のアーティストたち】、【アート界のスーパースター ピカソ】、【不思議な世界】、【自然を描く】に沿って、20世紀美術のハイライトを見ることができます。
ピカソってこんな絵も書いてたんや!という発見ができ、ピカソの絵の変化を見れて面白かったです。
富山で世界中の作品を見られるって最高ですね。
今回はこちらの企画展を目当てに来たと言っても過言ではございません。
富山県美術館開館5周年記念
「デザインスコープ―のぞく ふしぎ きづく ふしぎ」
2022年12月10日(土)~2023年3月5日(日)
はるか遠くの星々を観測できる望遠鏡(telescope)、微生物や細胞を観察できる顕微鏡(microscope)。人間はさまざまなレンズを用いた器具を使うことで、自らが認識できる世界を拡張し、新たな技術や価値観を生み出してきました。
本展では、「デザイン」というレンズを通した視点を「デザインスコープ(design-scope)」と名付け、現在第一線で活躍するデザイナーやアーティストと対話を重ね、これからデザインがどのような提案をすることが可能なのか、またデザインとアートが限りなく近づく現在の状況を、ミクロ/マクロの視点から俯瞰します。そして、本展のために新たに制作された作品や、音や映像などを用いた、空間全体を楽しむことができる展示を通して、デザインとアートの持つ創造的なエネルギーを体感し、楽しさや驚き、次世代に向けた可能性を、ここ富山の地から発信します。
さっそく見てみましょう。
今回の企画展「デザインスコープ―のぞく ふしぎ きづく ふしぎ」は、写真撮影・SNS投稿OK!
1番初めに目に飛び込んできたのは、岡崎智弘(おかざき・ともひろ)さんの「Matches Wall」
6つのモニターに映るマッチ棒を使ったコマ撮りアニメーション。
マッチ棒だけでこんなに無限さを感じるのは初めて。
取材じゃなかったら1時間はここに滞在できそう。
続いては、この空間に足を踏み入れた瞬間、目と心を奪われたSPREADさんの作品「Much Peace, Love and Joy」
美術館から見える立山連峰からインスピレーションを受けて生まれた作品だそうです。
続いての作品は、196種のQRコードによって構成されている「Different Worlds」
一つひとつのQRコードは196カ国の政府のWebサイトにつながっていて、スマートフォンをかざすと、言葉も場所も知らないような国のサイトの入り口にたどり着きます。
読めない…どこだ…
自分の視野や知識の狭さを感じる作品で、まるで四角い地球を見たような感覚です。いやぁ、深い。
宇宙の写真ではございません。
we+さんの「Curiosity/好奇心、視点をずらす」をキーワードにした作品「Peep」です。
《Peep》には「のぞく」という意味があるそうで、のぞいて光を感じて楽しむ作品です。
前半戦だけど、すでにめちゃめちゃ楽しい。
狩野佑真さんの「Rust Harvest 錆の収穫」
こちらは、鉄や銅などの金属の美しい錆を育て、錆のみをアクリル樹脂に転写させる技法の開発に成功した作品が展示してあります。
錆がアートになるだなんて…こんな風な驚きや発見って日常生活では感じられないですからね。
林勇気さんの作品「another world-vanishing point」
空間の中に多種多様な物や、人々の声が流れていきます。
まるで私の頭の中を映し出されているような感覚になりました。
志村信裕さんの映像作品「Blue Hour」
ベンチのような縁台が二つ置かれ、手をかざしたり、座ったりして光を愛でることができます。
タイトルの「ブルーアワー」とは、夜明け前という意味があるそうで、静と動の間の時間を漂うことができます。
できることならば、あと30分ここで漂っていたかった…
三澤遥さんの作品「紙が動くと」
磁気に反応することで、予測不可能な動きを見せる紙。まるで生きているみたい。
色んな素材に反応した「動紙」は、静かで、不思議で、何だか可愛らしくて、永遠に見てられます。
余裕で1時間ここで滞在できる気がする!
鈴木康広《空気の人》/25メートルの空気の人
言葉を失うぐらいの大きさです。
横になると、大きさが分かりますね。
このように空気の人の横に寝そべることが可能です。
企画展「デザインスコープ―のぞく ふしぎ きづく ふしぎ」
とーっても面白いので期間中是非訪れてみてください!
企画展期間
2022年12月10日(土)~2023年3月5日(日)
富山県美術館はアートを楽しむだけでなく、ランチやカフェを楽しめるレストランやカフェがあるんです!
富山県美術館2階にある『ビビビとジュルリ』
富山らしさや季節を味わえるランチや、アートを体感できるメニューがあるのがビビビとジュルリの特徴!
ここから見る景色も、おすすめです。
ビビビとジュルリさんは、今後ブランチも始めるとのことなので、更に楽しみの幅が広がります。
富山県美術館内にはゆっくり休めるカフェ『SWALLOW CAFE』があります。
「SWALLOW」にはツバメという意味と、もう一つ「座ろう」という意味も込められている。そのため、オノマトペの屋上で遊びんだ後にツバメが巣に帰るように繰り返し訪れ座って休む。そんなコンセプトのカフェだそうです。
座ってゆっくりティータイムに最適!
そんな富山県美術館には「オトマトペの屋上」といって、子どもが五感を使って遊べる施設があるのです!
ちなみに冬季12/1~3/15は休園中なのですが、おすすめなので紹介させてください。
※天候により安全面が確保できた場合、臨時で開園してます
実際に冬以外で訪れた際の屋上の様子をご紹介します。
美術館の屋上にあるので、閉鎖感など一切なく開放感が半端ない!
どのようなオノマトペがあるのでしょうか?
とにかく子どもが喜びそう。いや、大人も普通に楽しい!
これが無料開放だなんて、どんだけ天国なんだ!ぜひぷりぷりと一緒に写真を撮って友人から「いいね!」をたくさんもらおう!
あとで紹介しますが、昼は子どもの遊び場になりますが、夜はここが夜景スポットになります。
ちなみに冬は屋上は開放されていない為、夜景を楽しむことはできませんが、日が落ちるのが早い冬は、館内で夜の雰囲気を少しだけ楽しめるのです。
冬ならではの、美術館の楽しみ方ではないでしょうか。
こちらが屋上から見える夜景。冬は見れないけど、春夏秋は是非見て欲しい!
県外だけでなく県内の人にもオススメですね。
昼と夜の楽しみ方があり、こんな美しい自然と人工物が調和した空間が県外にあるでしょうか?
これは本当に富山県自慢のスポットだと思ってます。
こちらは、夜にライトアップされたオノマトペの屋上の遊具の一つ。
何というか…
神々しいですね。
画像引用 「富山県美術館」より
ということで、天候を気にせず楽しめるスポット『富山県美術館』
駅からのアクセスも良く、全国から人がどんどん来ることでしょう。建築物だけでも見る価値あるし、オシャレだけじゃなくて子どもにも楽しい仕掛けがたくさん!
今後の年間スケジュールや企画展がどのようなものがあるかは、ホームページに記載されているので、見たい美術品があれば私もどんどん行きたいと思います。
今後とも富山県の顔として目が離せない富山県美術館。富山県民はもちろん、県外の人も一度は行ってみてください!
住所 | 富山県富山市木場町3-20 |
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ホームページ | 富山県美術館 |
OPEN | 美術館:9:30~18:00 オノマトペの屋上:8:00~22:00 |
CLOSE | 美術館:毎週水曜日 オノマトペの屋上:12/1~3/15 |
駐車場 | あり |