【薬種商の館 金岡邸】ロケにも使われる!くすりの家に行ってきた
どうも、編集長のサクラです。
突然ですがみなさんは、300年の歴史をもつ「とやまのくすり」をご存知でしょうか?
実は1690年、ある大名が江戸城中で腹痛を起こした際に、二代目富山藩主の前田正甫が持っていた越中の秘薬「反魂丹(はんごんたん)」を分け与えたところ、たちどころに腹痛が治まったとの逸話から、富山のくすりが有名となりました。
ただ、そんな歴史の背景には、華麗なる一族が存在しました。
そんな富山の経済基盤をつくった金岡家について今回は紹介していきたいと思います。
画像引用 「薬種商の館 金岡邸」より
金岡邸は、「売薬王国とやま」の成り立ちや発展の秘密など、300年の歴史を丁寧に教えてくれる資料館です。
店舗にある壁一面の薬たんす(百味箪笥)、薬の製造に使われた道具、薬を入れて運んだ柳行李(やなぎごおり)、鹿の角など約180種類の生薬原料、さまざまな資料が展示されています。
迎賓の間として造られた新屋、見事な総檜木格天井の建物、庭園も見逃せません。
健康茶(無料)を一服いただきながら、富山売薬の歴史を感じることができ、薬研体験コーナー(200円)もあります。
また、金岡邸のはっぴ(無料)の貸し出しもありますので、ぜひ記念写真を撮っていきましょう!
住所
富山県富山市新庄町1-5-24
電車の場合
地鉄本線「東新庄駅」下車、徒歩5分
車の場合
北陸自動車道富山ICから車で約20分
無料の駐車場が10台分あります。
営業時間
9:30〜16:00
休業日
火曜日、年末年始(12月29日〜1月3日)※体験は主催事業の日は不可
画像引用 「薬種商の館 金岡邸」より
見学料は200円となっています。
ということで、金岡家にやってきました。
詳しく金岡家についての説明を見てみると、ここは江戸時代末期から薬商を行っていたようです。
その初代は、国会議員で北陸電力と富山電鉄を建設。
二代目は、第一薬品と富山第一銀行を設立。
三代目は、テイカ製薬と富山女子短大を設立し、富山相互銀行を経営。
五代目は、インテックと富山国際大学を設立。
マジ、とんでもないな。
四代目は一体、なにをしていたのだろうか?
なぜだか四代目にすごい親近感をわきました。
ちなみに、現六代目は、北大の教授、富山国際大学長、第一薬品とテイカ製薬の合併など教授だけでなく、経営までできちゃう、とんでもないエリートです。
華麗なる一族は血なのか…。
ということで、金岡家の説明はここまでにして館内に入りたいと思います!
入場料は200円です。
チケットと同時に、紙風船をもらいました。
実は、紙風船は薬売りの必須アイテムだったようで、こんな子供だましのような玩具を与えて、庶民に愛されていたという。
まず、入口には、なんとジャコウジカの剥製がありました。
ジャコウジカなんて、初めて見ましたね。
どうやら中国から寄付された、大変貴重なモノのようで、麝香といえば、ムスクと呼ばれており車の芳香剤などにも使われています。
雄のジャコウジカの腹部にある香袋から得られる分泌物なんですね。
それで館内にはたくさんのクスリグッズがありました。
特にクスリの原料である漢方に、とても惹かれます。
こんだけたくさんの原料をすり潰して、クスリを作っているんですね。
どれが何に効くとか、どうやってわかったんだろうか?
続いて、クスリ売りの服装と足の変化です。
徒歩→チャリ→原チャと、わかりやすい変化ですね。
服装も変わっていますし、変わっていないのは髪型くらいだね!
しかし、金岡邸はとっても広いんです。
どうやら土地が約600坪あるらしい。
わたしの部屋が6坪だから、ちょうど100倍です。どうなってるんだ。
ということで、金岡邸はクスリの歴史を知ることができる貴重な資料館となっていました。
富山売薬の歴史と聞くと、大麻とか売ってるものすごく県だったのかと思っていましたが、どうやら全然違うみたいです。
ちなみに富山県では他にも廣貫堂資料館や池田屋安兵衛商店など、クスリにまつわるスポットがたくさんありますので、ぜひそちらにも行ってみてください。
ADDRESS | 富山県富山市新庄町1-5-24 |
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ホームページ | 金岡邸 |
OPEN | 9:30-17:00 |
CLOSE | 火曜日および年末年始 |