【池田屋安兵衛商店】反魂丹で有名なお店で薬づくり体験してきた
こんにちは、富山市でゲストハウスを作っているアラキです。
突然ですが皆さんは、反魂丹(はんごんたん)という富山県を代表する薬をご存知ですか?
そのの歴史は古く、江戸時代の中期にまでさかのぼります。
富山藩の二代目藩主・前田正甫公が、江戸城内においてある大名が激しい腹痛を訴えていたところ、前田公が反魂丹を服用させ、すぐに腹痛は治まったことは有名な話です。
そんな反魂丹を、戦後まもなく薬の製造を始め、現代の人々にも通用する新しい形の和漢薬として復活させたのが『池田屋安兵衛商店』です。
そこで本日は、そんな池田屋安兵衛商店の紹介とともに薬づくり体験も実践してみました!
江戸時代に誕生した富山を代表する胃腸薬「反魂丹」を製造販売しているのがこちらの池田屋安兵衛商店。
中心市街地で最も古い木造建築の店内では、自社製の和漢薬や薬草茶を販売、専門の薬剤師のカウンセリングも行っている。また店頭ではかつての丸薬製造機を使ったデモを行っており、希望者は無料で体験ができます。
住所はこちら
富山県富山市堤町通り1-3-5
グランドプラザやTOYAMAキラリから徒歩数分で行ける場所にあります。
車で来る場合はこちら
JR富山駅から車で5分
北陸自動車道富山ICから車で10分
駐車場はお店近く専用の5台まで停められる無料駐車場をご利用ください。
電車で来る場合はこちら
・R富山駅前から市内電車「南富山駅行」乗車→「西町」下車して徒歩2分
営業時間はこちら
9:00~18:00(薬都は11:30~14:00)
定休日はこちら
無休(但し年末年始を除く) 薬都は水曜休
ということで、池田屋安兵衛商店に来ました。
ここは富山の中心市街地では最も古い木造建築物の一つで、白壁と瓦の土蔵造りに、店内には珍しい金看板や実際使っていた古い道具も展示されています。
かわいいパッケージの薬が買える、「薬の富山」を代表する観光スポットです。
なんだか昭和っぽいけど、銭湯とかに置いてあったらデザイン的に最高やな.
といえば、このお店と言えば二日酔いに効く「反魂丹」や。薬づくりのデモができるということで体験してきました!
反魂丹はこのように店内にある昔の薬を作る機械で作ります。
作るのは代表的な薬、反魂丹!・・・のニセモノ!
「いやいや、なんで偽物を作るんだよ。」と思いましたが、本物の薬を作るのは薬事法的にNGなので粘土で作ります。みんなも勝手にドラッグを作っちゃいけないよ!
機械中央部にある銀色の箱に粘土状の薬の元を入れて、圧力かけて小さい穴から出していきます。
薬の出し方は、このようにを左足で押し出していきます。
むり
むり むり むり
むり むりーん
これはどう表現していいのかわかりませんが、わたしは風の谷のナウシカのオームの触覚を思い出しました。
そのあと、8ミリメートルほどのものに小さく切っていきます。
そのあとに棒状になった薬の上に板を載せて、均等に力を加えながらゆっくり円を描くように板を動かしていきます。
すると・・・。
あっという間に反魂胆♪原理も単純明解、見ていると簡単そうですが、実際はかなり難しい。
個人的に炭水化物的なものを入れたら美味しそうだったので「モチ米入れてみたらどうです?」と聞いてみたところ、失笑されました。
まずは同行した友人が挑戦。
たどたどしいながら可愛い手でなんとかやっています。可愛い人が作ったら可愛い薬ができるの?
こちら完成品。
ちょっと涙型で崩れてますね。端っこなんてボロボロです。ドンマイドンマイ。
さ、次はアラキの番。
うんうん、大体のコツはつかんでるから、大丈夫。はやくやらして。
(やったるでー!!)こねこね・・・
いきます!
ばーーーん!
え?
えええ!むっちゃ下手ー!!!!薬づくりムズイ。奥が深いです。
ぜひみなさんも無料なのでやってみてください。
ということで、こちらの池田屋安兵衛商店ですが体験は無料でとっても楽しかったです。
また、薬の話もたくさん聞けてとても勉強になり、県外だけでなく県内の人も気軽に立ち寄ってみてほしいと思いました。
すごく街中なのに駐車場もあるので、車で来ることが多い国内旅行の方にもおすすめ。薬も買ってってくださ~い。
ADDRESS | 富山県富山市堤町通り1丁目3番5号 |
---|---|
ホームページ | 池田屋安兵衛商店 |
OPEN | 9:00〜18:00 |
CLOSE | 年末年始 |
Parking | あり 5台、大型3台駐車料金:無料 |