【小杉丸山遺跡】飛鳥時代の窯業生産がわかる貴重な施設に行ってきた
どうも、編集長のサクラです。
突然ですがみなさんは、射水市に飛鳥時代の遺跡があることをご存知ですか?
えっ、ご存じない?ふーん。
実は射水市には『小杉丸山遺跡』という飛鳥時代の瓦や須恵器などを作っていた遺跡があります。
小学校の遠足以来の課外活動の気持ちで、今回はこちらの遺跡について紹介します。
ちなみに富山県には他にもたくさんの遺跡がありますので、興味がある方はこちらの記事をどうぞ。
→【富山の遺跡】縄文時代から歴史的に希少な場所までまとめみた
小杉丸山遺跡は、飛鳥時代後期の瓦陶兼業窯と工房及び工人の住居が発見された遺跡です。
この遺跡から出土した瓦が、高岡市伏木の越中国府推定地に近い御亭角廃寺跡からも出土しています。
飛鳥時代後期の瓦や須恵器などの遺跡で、窯跡や工人の住居跡などが一体となって保存されています。
当時の窯業生産の全容を知ることができる、全国的にも貴重な施設となっています。
住所
富山県射水市流通センター青井谷1-26
電車の場合
あいの風とやま鉄道小杉駅から車で10分
車の場合
北陸自動車道小杉ICから車で5分
営業時間
9:30~17:00(入館は16:30まで)
休業日
火曜日(火曜が祝日の時はその翌日)、祝日の翌日、冬季間(12月1日~2月末日)
ということで、小杉丸山遺跡にやってきました。
瓦製作で有名な遺跡らしいのですが、飛鳥時代に瓦を作っていたこと自体に驚きです。
もっと明治時代の代物かと思っていました。
まず入り口には「飛鳥工人の館」という施設があったので入ってみましょう。
ここでは窯・工房・粘土採掘坑・工人の住居など、その歴史的背景を具体的に教えてくれる施設となっていました。
ぜひ射水市の小学生の先生は、課外活動の場所にどうぞ。
ただ館内には管理人らしきおばあちゃんしかおらず真っ暗でした。
続いて、土器たちの淫らな写真がずらりとありました。
このスレンダーなボディー。乾燥され、ちょっとざらついている肌。
そして見えそうで見えない土器の中身。
これは日本土器愛撫協会にとっては、たまらん写真ですなぁ。
そんな茶番を、管理人のおばちゃんとしながら外へ出ました。
外はというと、なんか何にもなさそうな気配しかなく、ウォーキングコースのようです。
飛鳥時代の人も、ウォーキングを楽しんだんですかね?
そして小杉丸山遺跡の頂上にやってきました。
そこには立体マップみたいのがあり、遺跡の全貌がわかります。
地図を見るとわかるのですが、こんだけ遺跡がでかいのに、瓦作ってたとこ小さくね?
そんな頂上から、なにか発見しました。
なんだあれ?
心なしか卑猥な形をしているような・・・。
あれが卑猥に見えるかどうか、一度富山駅前でアンケート調査をしたいです。
気になり過ぎてダッシュで坂を下りると「第一号製鉄炉跡・炭焼き窯跡」とありました。
てか、原型なさすぎでしょ。
跡っぽいところに石を敷き詰めただけやん。
しかも、ここが本当に跡地だったのかも疑わしい。
続いて、「瓦陶兼業窯の復元」がありました。
そう、復元です。
飛鳥時代にこんな大そうな窯なんてなかったんじゃないでしょうか。
だって、竪穴住居に住んでいたような人達でしょ?
狩りから稲作へ移行してきたような人達でしょ?
あれ?最近まで使ってた?
間違いなく使って間もない形跡があります。
どっかに飛鳥人が隠れているに違いありません。
竪穴住居どこや!!!
ということで、小杉丸山遺跡は施設こそ大きいのですが、見るところは少ない感じでした。
富山には、まだまだ知らないところがたくさんありますね。面白い場所かは別として。
ちなみに富山県には他にもたくさんの遺跡がありますので、興味がある方はこちらの記事をどうぞ。
→【富山の遺跡】縄文時代から歴史的に希少な場所までまとめみた