なぜ富山県に外国人移住者が増えているのか?その理由とは
どうも、編集長のサクラです。
突然ですがみなさんは、富山県に外国人移住者が増えていることをご存知でしょうか?
2018年1月現在、16,637人(総人口比1.56%)もの外国人が富山県に住んでおり、昨年度が14,774人だったので、+1,863人(+12.61%)と4年連続で増えているのです。
特に富山県の南砺市は5万人余りの都市ですが、ここ5年間で2,000人減少したのに対し、外国人は100人以上も増えています。
富山市はグローバルな企業がたくさんあるので外国人が増えるのはわかるのですが、なぜ南砺市で増えているのでしょうか?
南砺市と言えば、世界遺産の五箇山があることで有名ですが、その他にも井波や城端など世界に誇れる日本の風景があります。
五箇山には現在も人々が生活しており、必要以上に人の手が入っていない素朴でこじんまりとした農村集落は、日本の原風景そのもの。
→【五箇山】絶景の展望台や名物いわなを食べに行ってきた
井波も2018年に日本遺産にも登録されて今話題となっている場所なのですが、木彫り彫刻が有名で街全体がアートになっています。
→【彫刻の町 井波】日本遺産になった街でアートを探索してきた
そんな観光名所が多いため、海外からの観光客も多く、そのまま南砺市に住んでみたいという人が出てくるというのです。
実際に南砺市で働いているアメリカ人のキャサリンさんはこう語りました。
「南砺市以外、こんな美しい彫刻をことがないです。彫刻の看板とかの写真をブログのために撮っています。世界のみんなに南砺市の魅力を見せたいと思っています。」
続いて、南砺市に13年も住んでいるブラジル人のチアゴさん。
「日本の歴史があって、こういうの見ると落ち着きますね。世界遺産の中で普通に人が生活している世界観に魅了されました。」
最後に、オーストラリア出身のドナルドさん。
「妻の実家が南砺市だったのと、田舎の原風景に惚れて移住してきました。」
日本の原風景と言えば、日本人なら京都とかの方がすごいかと思いがちですが、外国人からしたら京都はショーのようなものだそうです。
つまり、京都は偽りの日本で富山には本物の日本が残っているということ。
まとめますと、富山県には日本の原風景が今なお残っていて、日本人が忘れかけていた日本の文化や自然、そして、人の温かさがあるようです。
画像引用 「富山県海外向けホームページ」より
実は日本人にはあまり知られていませんが、富山県は海外向けのホームページも用意しています。
シンプルで洗練された写真たちが、日本のホームページよりもカッコいいんですよね。
さらには、海外向けの富山観光動画も作成しています。
ぜひみなさんも一度、英語や中国語版の富山県のホームページを見てみてください。
→外国人観光客向け富山県ホームページがかっこよすぎ!
ということで、今後も富山県だけではなく日本全体で外国人が増えていくことが予想されています。
そうなってきたときにわたしたちはどのようにしていけばいいのか。
それぞれいろんな思いがあるかと思いますが、わたしたちは外国人のために富山駅前にゲストハウスを作るのを手伝ったりしました。
→【いるかホステル】富山駅前のオシャレな格安ゲストハウスに行こう
外国人に親切にしてあげるだけでも素敵なことだと思いますので、ぜひポジティブな気持ちで迎えてあげましょう。