【大境洞窟住居跡】氷見市にある日本初の貴重な遺跡に行ってきた
どうも、編集長のサクラです。
突然ですがみなさんは、氷見市に日本初の洞窟遺跡があることをご存知でしょうか?
実は氷見市の最果てにその洞窟があるわけですが、石川県で遊びたい心を押し殺して、なんとか富山県にとどまりました。
こんなサイトを作っているばっかりに石川県に行けないなんて・・・サイトを作るのは大変ですね。
話は戻りまして、今回はそんな日本初の大境洞窟住居跡について紹介していきたいと思います。
ちなみに富山県には他にもたくさんの遺跡がありますので、興味がある方はこちらの記事をどうぞ。
画像引用 「きときとひみどっとこむ」より
大境洞窟住居跡は、氷見市にある日本で初めて調査された洞窟遺跡です。
波浪の浸食により形成された自然洞窟と言われ、1918年に縄文時代から続く6層の住宅跡が発見されました。
多数の土器や石器が出土し、弥生時代を中心に20体以上の人骨も発見されています。
この発掘によって、縄文文化と弥生文化の新旧が明らかになったほか、弥生人骨の発見で、弥生期の抜歯の風習や顔面装飾の発見があるなど、国指定史跡となっています。
住所
富山県氷見市大境駒首
電車の場合
あいの風とやま鉄道高岡駅から加越能バス脇行きで1時間後、大境バス停から徒歩3分
車の場合
氷見ICより車で15分
無料の駐車場があります。
ということで、大境洞窟住居跡にやってきました。
むしろ富山県に洞窟があるなんてビックリです。
最近ドラクエで、頑張って買った武器が洞窟の宝箱から出てくるという悲しい出来事があったので、今回はこの洞窟ですごい武器でも出てくればと思っています。
こちらがその洞窟です。
住居跡と書いてあったので、むかし誰かが住んでいたんですね。
ドラクエで洞窟に住んでいるといえば、ほぼ間違いなくモンスターです。エンカウントしないように注意しないと。
近くには、洞窟の説明がありました。
どうやらここは、日本で初めて洞窟遺跡調査が行われた場所のようです。
また縄文時代から平安時代まで、ここに人、いやモンスターが住んでおり、それぞれの土の層からいろんな時代の遺跡が発掘されました。
立て札を見て、「モンスターたちにも家族がいるんだなぁ」と改めて感じました。
顔は暗いですが人間みたいなモンスターたちですね。
詳しく説明によると、以下の通りです。
第1層
中世~近世の土師器・陶磁器・鉄刀などが高度な道具が発掘されました。
第2層
奈良~平安時代の須恵器・土師器などの破片。
第3層
弥生時代終末期~古墳時代初期の土器・骨角器、貴重な人骨や動物遺体。
第4層
弥生時代後期~終末期の特徴的な土器、人骨そして動物遺体など多数。
第5層
縄文時代晩期後葉~弥生時代後期の土器・石器・骨角器、人骨と動物遺体。
第6層
縄文時代中期中葉~後期前葉の素晴らしい土器と石器、動物遺体の骨格が出土しています。
これだけの時代の遺跡が一ヶ所から出てくるのは非常に珍しく、これは本当にすごいですね。
つまり何が言いたいのかというと、縄文時代から近世までずっとここに誰かが住んでいたということです。
ということで最後に洞窟ということで、ドラクエ同様に宝箱を探しに行こうと思います。
えぇーっと、洞窟の奥は・・・。
あれっ?
全然、奥行きがありません。
宝箱もありません。ふざけんな。
ということで、大境洞窟住居跡は日本で初めて調査された洞窟であり、縄文時代から近世までずっと誰かが住んでいたすごい場所でした。
しかし、近世までここに誰かが住んでいたというのならば今もここに住むことができるんじゃないか?
そうすれば今は無名のわたしでも、数百年後には骨となって出てきて、未来の考古学者に「まさか、西暦2000年にも洞窟に住んでいるモンスターがいたとは・・・。」と、モンスターとして一躍有名人になれますね。
誰がモンスターや。
ちなみに富山県には他にもたくさんの遺跡がありますので、興味がある方はこちらの記事をどうぞ。