買える店や通販は!? 日本酒『勝駒』を手に入れる方法とは
たくさんの富山の日本酒から失礼します。どうも、編集長のサクラです。
突然ですが、みなさんは日本酒が好きでしょうか?
もし嫌いだという人がいるとすれば、その人にとってこの記事の価値はゼロです。
説明するまでもなく、日本の酒である日本酒は全国様々な場所で製造されていますが、今や人気爆発により入手困難となっている日本酒が富山県にはあります。
それがこちらの『勝駒』という日本酒。
通常、数千円のものが今や数万円という、バブルにもほどがあるだろ。
しかし、この勝駒はなぜここまで人気になったのか。
富山県の日本酒はこんなにもたくさんあるし、全国にはもっと多くの日本酒があるのに、これは気になりすぎる!!!
勝駒を作っているのは清都酒造場であり、1906年に開業した老舗店。
富山県内で一番小さい蔵で、地元高岡の銘酒として親しまれてきました。
それは、北陸で平均精米歩合がNo1とうわさされる程の限界の造り。
造り手は僅か五人で、量産をしない、アイテムは増やさない、「不容偽」(偽りを容わず)を掲げ、酒質第一の酒造りをしている。
これが、酒屋の生き残りをかけた究極の造りを実現しているという。
つまりなぜここまで人気なのかと言う答えは、希少性が高くなかなか手に入らないからだ!
実際にそこらへんのスーパーや酒屋には勝駒は売っておらず、だいたい生産される前から居酒屋などのお店に予約されて個人ではなかなか手に入らないのだ。
とはいっても、さすがの勝駒でも手に入れるときのデメリットがあります。わたしが実際に買ってみて思ったところを挙げていきます。
1. とにかく高い
なかなか手に入らない分、ネットなどで手に入れようとすると値段が高いのが最大のデメリットだと感じています。
定価で購入することもできますが、まず県外の人が手に入れようとすると交通費の方が高くなることもありますし、売ってないこともあります。
2. 高価だけど味が合わなかった
そんな高価な日本酒を買ってみたはいいものの「・・・なんか思っていた味と違う。」ってなったときの残念感は大きいかと思います。
そのため、もし購入する場合は定価でなんとか手に入れるか、居酒屋で一度飲んでみて気に入ったらネットで買ってみるのがいいかと思います。それでもどうしても飲んでみたいって人は大金を出す価値はあるかもしれません。
3. 遠路はるばる来たけど売ってなかった
これもよくあるのですが、富山県にはいくつか勝駒が手に入る酒屋さんがあります。ただ必ずしも売っているわけではなく、遠路はるばるやってきても手に入らない場合があります。
もし手に入れたいのであれば、電話で事前に確認してみるかネットで確実に手に入れる方がいいかと思います。
実は現在、数も少なく人気が出ているためネットで買おうとすると数万円する。
そのため富山で購入するのが価格も安くベターな選択と言える。
ただこれがなかなか難しい。富山県の駅前のお土産店でも奇跡的に勝駒があるときがあるのだが、そんな運試しみたいに日本酒を買いにいくのは気が折れるというもの。
私の知っている中で、勝駒を高確率で購入できるお店はこちらの「酒商田尻本店」
岩瀬に位置するこの店は、外装も内装も綺麗で先進的。
流行や知名度にとらわれることなく、店主の五感で選りすぐった清酒のみを蔵元との信頼関係の下直接仕入れており、質の高いお酒を万全の品質管理のもとで届けるようにしている。
また、店内においては紫外線遮断を遮断したウォークインのセラーで、また生酒においては低温冷蔵庫で、厳重に管理保管していてなかなかの好感。
そして、肝心の勝駒ですがホームページには、このような記載がある。
勝駒はおかげ様で人気が出まして、常に品薄状態です。お一人様一本にさせていただいております。ご理解の程よろしくお願いします。
ただ、1本でも買えるところがさすがというところ。
もちろんすべての商品が売り切れれば購入することはできませんが、どうしても勝駒が欲しい人は電話して在庫を確認してお店に行ってみてほしい。
ただいくら店頭で買った方が安いからといって、富山県外の人がわざわざここに来るのは大変です。
しかも万が一、お目当ての商品がなかったときのショックは大きい。
日本酒好きの大切な人へのプレゼントで感動を与えるチャンスを失ってしまいます。
そう考えると、やはり多少値段が高くてもネットで購入するのが確実かつ早くて楽だというもの。
まずは一番高い『大吟醸 特吟』
大吟醸を凌ぐ旨さと綺麗さ、香りも強くない綺麗さが有ります。素晴らしいできばえで、量が少ないので完全割当制です。
香りは柔らかく漂い甘く美しく、口に含むと酸味をあまり感じないためか喉の通りがよく、幅のある柔らかい旨みが膨らみ心地よい。
味わいも引き際も鮮やかでとにかく美しい。
こちらは『大吟醸』
この蔵の特徴である旨さがありながら綺麗に仕上がっています。
まず香りは、非常に上品で、穏やかにマスカットのように香り、口に含むと芯があるようなお米が溶けていないことを思わせます。
味はスッキリしており、ゆっくりとおだやかな余韻を感じさせます。
続いて、『純米吟醸』
吟醸らしい綺麗な味わいと純米の力強さを合わせ持っています。
まず香りは、穏やかながら甘味のプロローグのように果実風味を感じさせ、口に含むと果実感が弾けるも激しいわけではなく可憐。
味わいは短く、一気に舌の中に吸収されていきます。
こちらは『純米』
五百万石でこれだけ旨くて切れの良い純米酒は他にはありません。
香りは、ほんのりほっくりと炊きたてご飯の香りで、口に含むと優しく甘い。
味わいは前半に甘さがありますが、後半になると酸味、辛口に走っていきます。
最後はこちらの、『特別本醸造 本仕込』
冷よし燗よし少し高めの晩酌酒となっています。
香りはは、穏やかながら上品でバニラのように香り、口に含むと開栓したてにあった軽いアルコール感も薄れ、非常に綺麗な口当たり。
味わいは、ほのかな甘味が心地よく、後半のさっぱりとした様子が高級なお酒を思わせます。
ネットで購入するときの注意点なのですが、早めに買わないと売り切れたり、値上げする可能性があります。もし確実に勝駒を手に入れたいのであれば、早めの注文をお勧めします。
ちなみにすべての帯にはこのような文字が書かれています。
お米って、仕込むと、とてもフルーティーな香りがするんですよ。その時季、蔵の中は、うっとりするような香りに満ちるのです。いちど、その芳香をかがせてあげたい。小さな酒蔵ですが、その香りに逢いにいらっしゃいませんか。店主をあげて、歓迎します。一緒に飲みましょうよ
なんだか親近感の湧く文章ですね。
ちなみに清都酒造の勝駒は、ごく限られた酒屋さんにしか卸されないため、4月頃には倉庫は満杯になっていますが秋になると空っぽになるといいます。
日本酒好きなら人生で一度は飲んでみたいもの、ぜひ一度買ってなかなか手に入らない伝説の日本酒を味わってみてください!