【串田新遺跡】射水市の国史跡に指定された縄文時代住居跡
どうも、編集長のサクラです。
突然ですが、皆さんは普段どのようにして休日を過ごしていますか?
家族で外出するも良し、好きな本を読むも良し、何もせずにゴロゴロするも良しという、何をしようと全て許される休日。
少し気合の入った方は、日帰り旅行に行ったりすることもあるとは思いますが、今日は一つ私に提案をさせてください。
遺跡に行きませんか?
ということで、今回は射水市にある串田新遺跡を紹介していきたいと思います。
ちなみに富山県には他にもたくさんの遺跡がありますので、興味がある方はこちらの記事をどうぞ。
→【富山の遺跡】縄文時代から歴史的に希少な場所までまとめみた
串田新遺跡は、大沢山と呼ばれる標高45mの独立丘陵にあり、縄文時代中後期の土器や古墳時代の古墳群、住居跡が発見された史跡です。
1949年に発掘調査が行われ、縄文時代中後期の指標となる「串田新式」と呼ばれる土器や石器が出土しました。
住居群と墳墓群がまとまって存在する遺跡は全国的にも貴重で1976年、国史跡に指定されました。
現在は、公園として整備されており、芝生が張ってあります。またトイレや休憩所もあり、説明書も設置されています。
住所
富山県射水市串田新289-1
車の場合
あいの風とやま鉄道小杉駅から車で20分
北陸自動車道小杉ICから車で15分
ということで、射水市にある串田新遺跡にやってきました。
マジでなんもない
ここはどうやら縄文時代住居跡らしく、国史跡にも指定されています。
それだけすごい場所なのに、この何にもない感はすごいですね。
あまりの何にもなさに、ゴルフ禁止の看板がありました。
これだけ気持ちがいい芝生だと、そりゃゴルフするじじいもでてくるでしょうに。
ただこれはゴルフという近代文明を古代文明に押し付けるというなんとも痛々しいことです。
あまりに何もないので、ここから景色を見てみましょう。
少し高台にあるので、射水市街が見えるといった感じでしょうかね。
頑張れば海も見えるかな。
芝生を歩いていると、たまに縄文時代の復元図や説明書きがありました。
復元図では家みたいなのがあるのに、前に見えるのは草ばかり。
説明を見てみるとここには3つの墳丘や住居跡が1棟、石組炉跡が6ヶ所が残っています。
住居跡は、堅穴式住居址となっていて中央には焼土が残っていてここが炉址と考えられています。
また出土する遺物には縄文中期後葉の土器が多く、中でも器面にアナダラ貝の腹縁を押しつけて文様を形づくっている種類の土器は、この遺跡で初めて確認されたものだそうです。
またキノコみたいな椅子もあったので座ってみました。
これは、土器ってやつですかね。
せっかく国史跡に指定されていて多数の土器、石器が出土しているのですから、それらを展示する資料館があってもいいのですがありませんでした。
ということで、マジでここには何もないという感想しかありません。
遺跡があったという事実があるだけで、あとは芝生公園です。
ちなみに富山県には他にもたくさんの遺跡がありますので、興味がある方はこちらの記事をどうぞ。
→【富山の遺跡】縄文時代から歴史的に希少な場所までまとめみた