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ゲームが仕事になる時代!? eスポーツは富山が一番熱い!思いを聞いてきた

公開日
更新日
執筆者
SAKURA

どうも、編集長のサクラです。


突然ですがみなさんは『ゲーム』をしたことはあるでしょうか?

テレビゲームと言えばファミリーコンピューターからはじまって、今ではスマホやVRなどでもゲームを楽しむことができます。

わたしもゲーム世代なので、よくファミコンでマリオをジャンプさせ、ゲームボーイでポケモンバトルをしていました。

しかしみなさんは、このようなことを親に言われたことはありませんか?


そうです、ゲームしてたら怒られます。

一体なんで怒られるのかと言うと、勉強をしないで遊んでいるからだそうです。

確かに勉強は将来、社会貢献やお金を稼ぐことに役立つかもしれませんが、もしゲームも将来の社会貢献やお金稼ぎに役立つとしたら…。

実は今、世界ではプロゲーマーが普通に存在しており、日本でも今やゲームが国体の競技になろうとしています。

富山県でもその波は来ており、コンピュータゲームをスポーツ競技として捉える『eスポーツ』の最先端がここ富山県なのです!

ということで本日は、そんなゲームでどのようにしてお金を稼ぐのか?どのような活動をしているのかを取材してきました。

目次


1. ZORGEのみなさん
2. eスポーツとは
    2.1. どうやって稼ぐの?
    2.2. 活動内容
    2.3. eスポーツへの思い
    2.4. 今後の予定
3. まとめ





1. ZORGEのみなさん

ということで、本日取材させていただくのは富山県でeスポーツの活動をしている株式会社ZORGEの代表とスタッフの方たちです。

『今年の富山はマジヤバい』ポスターを持っています。



代表取締役 堺谷さん
2012年頃からスポンサー企業を付けてオンラインイベント開催、東京でesports事業部の立ち上げに携わった後、東南アジアでの放浪(バックパッカー)を経て、地元の富山県へUターンして株式会社ZORGEを立ち上げる。


スタッフ 大巻さん
学部の頃は地域協働の学生団体に所属し県や企業などと地方創生の活動していた。その一環で代表の堺谷と出会い、趣味であるゲームのイベントに夢中になりZORGEにインターン中。現在はJOYNやイベントの運営に携わっている。





サクラ
「本日はよろしくお願いします。みなさんものすごいお若いですね。」



堺谷さん
「よろしくお願いします。わたしは今年で30歳になる年です。大巻に関しては富山県立大学の大学院生ですからね。」



大巻さん
「インターンという形でZORGEに関わらしてもらっていますが、eスポーツ関連の運営やイベント、実況なども行なっています。」



サクラ
「eスポーツは新しい文化なので、やっぱり若い人が新たな時代を築くって感じがしますね。」




2. eスポーツとは


サクラ
「まずはeスポーツについて詳しく聞きたいのですが、野球などのスポーツの電子版というイメージですか?」



堺谷さん
「ただプロプレーヤーとして大会に出場してお金をもらったり、決められたルールの中で競うという点や、それを観戦したり応援する様は、まさにスポーツですね。」



サクラ
「あとゲームといえば、スーパーファミコンのマリオとかを思い浮かべるのですが、どんなゲームがeスポーツになるんですか?」



堺谷さん
「eスポーツといっても多種多様で、スポーツゲームはもちろん、格闘・パズル・カード・シューティングなどあらゆるゲームが対戦競技となります。ただやはりウイニングイレブンのようなゲームがわかりやすいかと思います。」



大巻さん
「実際にゲームをする人もそうなのですが、eスポーツの魅力は他にもたくさんあります。例えばeスポーツを観戦するという楽しみ方もありますし、それを実況するという仕事もあります。また場所や国籍も選ばないため、世界中の誰とでも対戦できる共通言語にもなります。」



サクラ
「ゲームが共通言語って面白い表現ですね。実際にオリンピックやサッカーで戦争が中断したみたいに、世界共通ってだけですごい力を感じます。」




2.1. どうやって稼ぐの?





サクラ
「早速、一番気になる質問をするのですが、ゲームを仕事にすることは可能でしょうか?やはりアレだけ親からゲームをするなと言われてきたので、その呪縛から開放されません。あとゲームの懸賞金だけで生きていけるとも思いませんし。」



堺谷さん
ゲームでメシを食っていくことは可能です。実際に海外ではゲームで何億と稼いでいる人もいますし、日本でも昨年末に国内の大会で1億円を超える賞金を手にしたのは記憶に新しいです。その他にも、eスポーツ専門の実況や解説者もいます。またゲームの動画配信でお金を稼いでいる人もいますので、稼ぎ方も多様になってきています。何も懸賞金だけが収益というわけではないです。」



サクラ
「『ゲームで稼ぐ』といってもいろいろな方法があるんですね。こんな時代が来るとは、今の年配の方からしたらカルチャーショックになりますね。」



堺谷さん
「ただ、まだまだゲームが仕事になるという認識はされていませんし、土台が全部が全部整っているわけでもありません。そのために私たちがここ富山県を拠点に土台作りをしているところです。」




2.2. 活動内容





サクラ
「実際に堺谷さんと大巻さんはゲームを仕事にしているわけですが、どのような活動を行っているのでしょうか?」



堺谷さん
「主な活動内容としては、TSURUGIというプロチームの運営、TOYAMA GAMERS DAYというイベント、あとはゲームで交流できるお店とレンタルスペースをしています。」






堺谷さん
「今のところ主な収益源はイベント開催になりますが、富山県内の大手企業様にスポンサーとしてご支援をいただいています。また行政からのバックアップもあって、富山県はeスポーツを盛上げようとみんな力を入れています。」



サクラ
「地域企業だけでなく、富山県の行政とも協力して盛上げようとしているとは素晴らしいですね。」



堺谷さん
「eスポーツのいいところは万国共通なところで、例えば富山県がゲーム大国になったとしたら、県外だけでなく世界から富山県に移住しに来る人も出てくると思っています。それくらい規模の大きな産業で地域貢献にも確実に繋がってくる分野なんです。そのため前回のイベントには石井知事も見に来てくれました。」








大巻さん
「TOYAMA GAMERS DAYというイベントも次で8回目になるのですが、前回の魚津新川文化センターで開催されたときには約800人を導入しました。約半数が県外から来た方たちで地域経済活性化にもメリットがあるイベントとなっています。」



サクラ
「この動画を見るだけですごい興奮しますね。しかもこれが富山県とは!」



大巻さん
「また大学でeスポーツサークルを作ったり、富山県内の6つの高校でeスポーツを支援する活動もしています。今後伸びてくる産業ではあるのですが、純粋にゲームを楽しんでもらうことが目的となっています。あとはコンピューターゲームに対する世間の見方を変えるきっかけになってほしいと思っています。」




2.3. eスポーツへの思い





サクラ
「ちなみに富山県でeスポーツを広めようと思ったきっかけってなんですか?」



堺谷さん
「元々は数年前までは東京に住んでいました。そこから地元の富山に戻ってNPO団体の活動を引き継いだボランティア団体に所属し、竹林の伐採をして森を守っていました。週5回くらいのペースで半年間。それで来る日も来る日も黙々と竹を伐採していたら、そこに所属している、定年で仕事をリタイアされた方たちから心配されるようになりまして。」



サクラ
「全然eスポーツと関係ないですね笑 しかも森を守るボランティアってめっちゃ面白い。」



堺谷さん
「それであるとき『何か好きなことはないのか』と聞かれたのでゲームが好きですと答えたら、その方が今経営しているゲーム好きのためのスペース「JOYN」が入っているビルのオーナーさんだったんです。『だったらテナントが空いているから、ここを使って何かやってみなよ』と。」



サクラ
「要約しますと、ボランティアで週5で竹を切っていると富豪の目に止まり、好きなゲームやれと言われたということですね。」



堺谷さん
「そうですね。それで実は大巻もあとから加わった竹を切る人の1人だったんです。他のスタッフも実はそうなんですが。」



大巻さん
「実はわたしもそこからeスポーツの世界に入りました笑 まさかわたしも竹を切るボランティアからゲーム実況やイベント開催をすることになるとは思いませんでした。」






サクラ
「そんなお金持ちの方と出会えるなら、わたしも竹を切ってればよかった!しかし竹はさておいて、ゲームが好きにとどまらずeスポーツを広めようと活動をしている思いはどこから来るのでしょうか?」



堺谷さん
「元々わたしがPUSHMANの名で過去さまざまなゲーム大会に出場していたのですが、本当はプロのゲーマーになりたかったんです。でも自分の実力ではプロになるのは難しいだろうという冷静な目を持つ自分もいて。それで若い子たちが後悔しない環境を作りたいと思ったんです。そして、僕を含めた上の世代の人も楽しめる場にできたらいいなと。」



サクラ
「若い方にプロゲーマーになってもらう土台作り、そして純粋に多くの世代にゲームを楽しんでもらいたいという思いがあるんですね。」




2.4. 今後の予定





サクラ
「今後の活動予定は目標などはあるのでしょうか?」



堺谷さん
「やはり今はまだeスポーツを富山でどんどん広めていくフェーズだと思いますので、イベント規模や開催頻度をを徐々に大きくしていっています。もちろん若い世代を中心にeスポーツを広めていく活動や地域貢献もしていき、ちゃんとゲームでメシが食っていけることを証明していきたいです。 」



大巻さん
「直近ですと9月28日と29日に、高岡テクノドームと魚津市新川文化ホールで北陸最大級のeスポーツイベントを開催します。2カ所同時開催となりますので動員数も過去最大となる予定です。」





サクラ
「eスポーツが一大産業として、目に見えて規模が大きくなっていますね。もちろん堺谷さんや大巻さんの努力もあるのでしょうが、時代とお金の流れがeスポーツに来ているのを肌で感じます。」



堺谷さん
「今はまだ日本のeスポーツと言えば東京というイメージが強いですが、地方でもある富山県に拠点を置いて専業で活動している自分たちには、むしろ鮮明に見えている部分もあると感じてさえいます。国内のeスポーツシーンに対して良い影響を与えていきたいですし、富山県が日本一熱い場所、そして将来は世界でからも一目を置かれるような場所にしていきたいと思っています。」




3. まとめ

ということで今回は、富山県でeスポーツを普及させているZORGEのみなさんに取材させていただきました。

ゲームといえばやったらダメと言われたのは平成の時代、令和にはゲームが仕事になるのが当たり前になっているかもしれません。

今後も様々なゲームイベントを富山で開催していくようなので、ぜひゲーム好きの方は一度行ってみてはいかがでしょう。

【TOYAMA GAMERS DAY】

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