【ウマヅラハギ】富山名産の魚津寒ハギを料理して食べてみた
どうも、編集長のサクラです。
突然ですがみなさんは、ウマヅラハギという魚をご存知ですか?
ものすごいバカっぽい名前ですが、頭部が長く顔が馬面に似ていることから「馬面カワハギ」と呼ばれています。やっぱりバカっぽいですね。
しかし食べてみると肉質はクセがなく淡泊で、食感はプリプリとして歯ごたえがあり鯛のような味だといいます。
ということで、実際にどのような味なのか料理して食べてみました。
ウマヅラハギは、富山県の魚津港で冬になると大量に水揚げされます。
全身が10~30センチの長楕円形、北海道以南の日本各地で漁獲されます。
富山湾では12月~3月にかけてよく獲れ、全漁獲量の5~6割程度が魚津港で水揚げされます。
ピークは1~2月の厳冬期で、この頃になると体長25センチ以上ある大物が網にかかります。
近年はフグに匹敵する味わいがあるとして、市場の評価が高まっているようです。
ということで、近くのスーパーでウマヅラハギを買ってみました。
富山県では冬から春にかけて、スーパーなどで簡単にコイツを手に入れることができます。
もちろん捌かれたモノもありますが、朝採れのモノも売られています。
確かに馬面。
それでは捌いていくのですが、Youtubeにやり方が載っていたのでその通りしていきます。
まずは、口と角みたいなトゲを包丁で切ります。
もうアカン映像のような気がしてきた。
ちなみにここを包丁で先に取り除く理由は、皮を簡単に剥がせるようにです。
※クリックするとモザイクが取れます。
そのまま写真を載せようと思ったのですが、あまりにグロテスク映像であったため、若干のモザイクをしています。
皮を剥ぐ写真は撮れませんでしたが、口の先からめちゃくちゃ簡単に剥がすことができました。
そもそもカワハギという名前は、皮を簡単に剥ぐことができるからなんですね。
※クリックするとモザイクが取れます。
続いて、頭と内蔵を取り除きます。
内蔵は頭をカットすると簡単に取ることができるのですが・・・これはアカンやつや。
モザイクをかけると、余計にグロテスク映像に見えてしまいますね。
ちなみに肝には濃厚な旨味があり、珍味として重宝されています。
あとは洗い流せば、このように綺麗な市販のウマヅラハギとなります。
ようやく食べられそうな形状になってきました。
干し物などの加工品として、あるいはみそ汁や煮付けなどの家庭料理に使われることがほとんどでしたが、刺身でも食べられるようです。
ただ今回は素材をそのままいただくという意味で、グリルで塩のみでいただきましょう。
グリルにぶち込みます。
このとき表面に塩をまんべんなくかけます。
さらに裏返して表面を焼けば完成です。
なんだか身が小さくなったような気がしますが、香ばしい感じがします。
それでは食べてみましょう!
こんな感じで身の引き締まった白身魚ですね。
匂いは普通に赤魚のようで、尾びれと背びれに骨がたくさんあるようなので注意しましょう。
味はと言うと・・・鯛っぽい。
ただ最初は鯛の味なのですが、あとから少しクセのある感じで、やっぱり鯛の方がおいしいですね。
しかしこれはアリな味です。普通に白身魚です。
ちなみに1匹200円でしたので、そこまで高い魚ではないので、家庭でも気軽に食べることができます。
ということで、ウマヅラハギは富山の名産品として、おいしい魚でした。
ただ富山湾の漁師にとってはちょっと厄介な魚だそうで、厚い皮の表面に小さな棘のような鱗が無数にあり、網の中で他の魚を傷つけるのです。
そのような不人気ぶりから、ネコも食べない「ネコまたぎ」と呼ばれていたエピソードもありました。
今では東京都内の寿司店ではおいしい寿司ネタとして扱われるなど、最近はその価値が見直されています。
富山県には他にもたくさんのおいしい魚がありますので、ぜひこちらも参考にしてみてください。
→【富山の魚】春夏秋冬でマジでおいしい海の幸をご紹介!天然の生け簀