【阿尾城跡】氷見市にもお城!海の先の景勝地に行ってきた
どうも、編集長のサクラです。
突然ですがみなさんは、氷見市にお城があったことはご存知でしょうか?
実は氷見市の比美乃江公園公園から、海岸を見渡すと、このようにリーゼントのような大陸が見えます。
なにを隠そう、あそこに昔お城があったというのです。
そこで今回は、実際にリーゼントの先端にあると言われる「阿尾城跡」に行ってこようと思います。
阿尾城跡は、大伴家持の歌に「東風が強く吹くところ」と詠まれた景勝地で、海に突き出す断崖の城跡です。
阿尾城跡は県指定史跡であり、16世紀中頃に越中と能登の交通の要であるこの地に菊池武勝の居城として戦国時代末に築城されたといわれています。
山を負い海に臨み、築城に適した地形であり、戦術上、「越中の府」といわれていた慶次郎ゆかりの地です。
現在は公園として整備され、伝本丸には3mくらいの展望台が設置されています。展望台からは氷見ならではの素晴らしい眺望を楽しむことができます。
住所
富山県氷見市阿尾
車の場合
JR氷見線氷見駅から車で約7分
能越自動車道氷見ICから車で約10分
城跡には、本丸・二の丸・三の丸と伝えられる地点があります。
また展望台からは氷見ならではの素晴らしい眺望を楽しむことが出来るみたいですね。
ということで、阿尾城址にやってきました。
めちゃくちゃしっかりした入り口ですね。これは意外とすごそうな場所なんじゃないかと思います。
道も整備されていて、観光しやすいことを希望。
それでは冒頭にあったリーゼントの先端に今から行ってみたいと思います。
城というのはだいたい高いところにあり、農民たちを上から眺めていた印象ですが、ここから街は見下ろせるのでしょうか。
望遠鏡を使って、市民のあんなことやこんなことを覗いていたと思うと、わたしも殿様になりたかったです。
本殿に行く途中には神社がありました。
なぜここに神社があるのかはわかりませんが、わたしは神を信じていません。
もし神様がいるなら、今頃、わたしには恋人がいるはずです。
ここに来るまでに、いくぶんか坂道があって大変でしたが、本当の大変さはここからでした。
本殿へ向かう道は、どんどん狭くなっていきます。
なんかヤバい気がしてきた。
わたしの本能がそう呼びかけていますが、もう引き返すことはできません。
夏頃に来たので、確実に虫が大量にいそうな気配がします。ふざけんなよ。
そんな虫だらけの草むらから顔を出せば、目的地の崖がありました。
地図によれば、あの崖の上に本殿があったようです。
お城に来たつもりが、こんな無人島みたいなところとは思いませんでした。
そして、山道はまだ続きます。
すると、こんな看板が現れてきました。
・・・絶対ダメなやつでしょ。
両側が崖とかもう死んじゃうヤツやん!
ここは、ジャングルですか?
わたしは泣く泣く、崖の道を突き進んでいきます。
「命をかけてまで、本殿に行く必要があるのか?」と聞かれれば首を横に振らざるを得ませんが、きっと必要なのです。
とりあえず喉が乾いているわけでもありませんが、コンビニで買ったお茶を飲みました。
そうして、ようやくゴール地点にやってきました。
わたしのイメージではここに城的な何かがあるはずでしたが、本当に無人島みたいなところでした。
しかし、先端部分に展望台があったので、とりあえず登ってみましょう。
なるほど。氷見市が一望できるのですね。
ただ黄砂がひどくて、そんなに遠くまで見えません。
ここがあのリーゼントの先端部分だと思うと、かなり達成感がありますが、同時にここに来るのにいろんなリスクが必要となります。
さて・・・帰るか。
ということで、阿尾城跡は陸地の出っ張ったところにあった氷見市街を遠くから見ることができるスポットでした。
また後ろは海だったので、まさにこれが本当の「背水の陣」だったわけですね。
なかなかここに辿り着くのに大変で「誰だよ、こんなところに連れてきたのは!」と思いましたが、連れてきたのはわたしでした。
さて、富山県には他にもたくさんの城跡がありますので、興味がある人はこちらも見ていってください。
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