【早くも万葉集ブーム】ゆかりの地で聖地巡礼も 関連本は売り切れ続出
どうも、編集長のサクラです。
4月1日に菅義偉官房長官が、平成に代わる新しい元号を「令和(れいわ)」と発表してから数日が経ちました。
その会見で、菅官房長官が令和の典拠は日本最古の歌集「万葉集」であると説明しました。
それをキッカケとして、世の中では万葉集ブームがにわかに発生しているようです。
紀伊国屋書店新宿本店では、急きょ取り寄せた万葉集の文庫本をレジ前のワゴンで売り始めました。
客が代わる代わる手に取り、夕方には完売した巻もあったといいます。
特に、富山市にある高志の国文学館の館長である中西進さんが新元号の考案者ではないかと報じられています。
新元号発表を受け、講談社は「令和」を考案したとされる中西進・大阪女子大名誉教授が編集した「万葉集 全訳注原文付(一)~(四)」と「万葉集事典」(いずれも講談社文庫)の5冊計1万1400部の増刷を決めたそうです。
しかし、考案者かとの質問には「ノーコメント」で、「元号は中西進という世俗の人間が決めるようなものではなく、天の声で決まるもの。考案者なんているはずがない」と話したようです。
「令和」考案者は中西進氏 国書・漢籍、3案ずつ https://t.co/zbioY07PK1
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) 2019年4月1日
富山市の文苑堂書店豊田店には、新元号決定を受け4月2日から万葉集の特設コーナーが設けられています。
この書店では、万葉集関連の本の売れ行きが、新元号発表からの2日間で、去年1年分を超える勢いで品切れも出ているといいます。
高岡市万葉歴史館では、特別展が始まりました。
新元号「令和(れいわ)」は、大伴家持の父である大伴旅人が大宰府で開催した梅花の宴に由来します。
大伴旅人が開催した梅花の宴と、元号の典拠となった万葉集の部分について、「西本願寺本万葉集」(複製)や寛永版本万葉集などと共に解説します。
ということで、富山県が万葉集の聖地巡礼場所になれば経済効果もかなり期待できるのでないでしょうか?
また富山では新元号『令和』にともなって、続々と新商品などが開発されています。
今後も令和ブームにうまく乗っかることができるか注目ですね。
→【富山の令和イベント】新元号発表とともに発生したことまとめ