【富山の気候】服装など観光する前に知っておきたい天気のこと
どうも、編集長のサクラです。
突然ですがみなさんは、富山県の気候がどうなっているかご存知ですか?
具体的に言えば、同じ日本といえど東京と富山ではどのように気候が違うのかって気になりますよね。
学校でなんとなく地理で気候のことを学んだ気がするのですが、今となっては全然覚えていません。
そこで今回は、服装や雪はどれくらい降るのかなど富山県の気候について紹介していきたいと思います。
まずは富山県の気温と降水量の年間推移を見てみましょう。
グラフから読みとれるように、夏は暑くて冬は寒いという典型的なグラフとなりました。
あと冬の方が降水量が多く、これは雪が降るということを意味します。そのため富山県民は長靴が必須アイテムとなっています。
富山県は日本海側に位置していて冬の間の積雪も多いので、「北国」というイメージを持っている人も多いかと思います。
ただものすごい極寒でマイナス気温になるってことは少ないようです。
それでは今度は東京との気候の違いを見ていきましょう。
先ほどの富山のグラフに東京のグラフを足してみました。
東京が点線で、降水量は黒い点線となっています。
東京と富山の気候を比較すると、夏はほとんど一緒の気候だということがわかります。
そのかわり、冬は東京の方が降水量が少なく、というか雪なんか全然降らないですからね。
あと冬の最高気温と最低気温、平均気温も東京の方が3〜4度ほど高くなっています。
そのため、当たり前ですが冬は東京の方が住みやすいことが言えます。
続いては湿度を見てみます。
湿度が高いといえば、九州や四国を思い浮かべる人も多いと思いますが、実は富山県が全国で一番湿度が高いのです。
気象庁では過去30年間のデータから平年値を出しており、ここでは1981年から2010年のデータによる平年値から、富山県が全国一湿度が高いということになっています。
特に冬は湿度が高くて、除湿器がないと洗濯物は乾きませんし、そこらへんも含めて富山の冬についてはこちらにまとめています。
→初めて富山県で冬を過ごす人に見てほしい7つのこと+グルメ情報
実は富山県にはご当地ならではの気候があります。
それが『あいの風』というのですが、5月~8月に北北東の風が吹きます。
この風向きは富山と東京では正反対になり、日本海沿岸で沖から吹く穏やかなそよ風です。
高温多湿の夏でも、風があれば体感的には涼しく感じられるものなので、この「あいの風」で富山県は少し涼しく感じるんですね。
それでは今度は、富山県で観光する際の服装について調べてみましょう。
まずさきほどの東京との気候比較データからわかるように、そこまで気温が違うわけではないので富山に来るから厚着をするということは必要ありません。
北国のイメージがある富山県ですが、それほど寒くはないんですね。
よくよく考えれば、緯度が北関東と一緒なので、宇都宮や長野と同じ気温と言えます。
また春から秋にかけては、日照時間が東京よりも長くなります。
太平洋側と比較して梅雨も感覚的にそれほどひどくなりませんし、立山連峰もあって台風もあんまり接近しません。
画像引用 「黒部峡谷トロッコ電車」より
ただ山間部に行く場合は話が変わります。
富山市内など平野部を観光するなら、冬であっても一般的な防寒具でいいのですが、黒部峡谷や立山黒部アルペンルートなどに行く際には注意が必要です。
そのため山間部に観光に行こうとする際は、かならずその観光地のホームページより服装を確認してみてください。
わたしも秋の紅葉を見に黒部峡谷に行ったのですが、ダウンを持っていかないといけないくらい寒かったです。
→【黒部峡谷鉄道】トロッコ電車で絶景の紅葉を見に行ってきた
ということで、富山県の気候は東京と夏はあまり変わりませんが、冬には雪が降るという程度の違いでした。
そのため平野部を観光する際は、そのままの服装でいいですし、山間部に行くなら厚着が必要になります。
ぜひ富山の気候を考慮しつつ、観光や移住などを検討してみてください。