【高岡市伏木気象資料館】富山の天気はここで観測していた!
いちなり富山県の天気の画像から失礼します。どうも、編集長のサクラです。
突然ですがみなさんは、よくテレビとかでこのような天気の画像を見たことがありませんか?
わたしはこの画像を見てある疑問が生まれました。
この天気って、どこでどうやって測定してるざますか?
そんな疑問を晴らしに(天気だけに)、今回は『高岡市伏木気象資料館』にやってきました。
何を隠そう富山の天気予報の伏木は、ここで観測されたデータを送っているのです!
こりゃどんなところか気になりますよね!気になりまくり!
画像引用 「ほっとホット高岡」より
高岡市伏木気象資料館(旧伏木測候所)は、日本初の私立測候所として伏木燈明台の一室に設立されました。
明治16年に藤井能三らの手によって建築され、その後二度の移転を経て、平成18年3月には、明治期から残る気象観測施設として高い評価を受け、庁舎及び測風塔が登録有形文化財に登録されました。
数々の気象観測機器や気象観測が開始されて以来の観測データが残っており、気象観測がどのように行われていたのか紹介しています。
住所
富山県高岡市古国府12-5
電車の場合
JR氷見線伏木駅から徒歩で4分
車の場合
能越自動車道高岡北ICから車で約15分
無料の駐車場があります。
営業時間
9:00〜16:30
休業日
毎週火曜日(祝日はその翌日)及び年末年始(12月29日〜1月3日)
一般210円(団体20名以上160円)
小中学生無料
※各種割引あり
※こちらの写真はリニューアルオープンする前の写真で、現在は塔屋が出来ています。
ということで、高岡市伏木気象資料館にやってきました。
どうやらここがあの天気予報に出てくる場所なんですね。
こんなボロボロの建物で観測してんのかよ。
リニューアル後にも行ってみましたが、外観はそんなキレイに変化していませんでした。
そして外を眺めていると、このような最新機器のようなものがありました。
実はこの建物の横にある測定機で伏木の天気はすべて観測しており、この建物自体は観測とは全く関係ないただの資料館となっているみたいです。
えっ?こんな簡単な機械だけで、天気が観測できちゃうんだ。
それぞれ、積雪、雨量、風量、震度など、あとは忘れました。
つまり、建物がボロくても天気の測定には全く関係なかったということですね。
1998年に無人化されましたが、伏木特別地域気象観測所(旧伏木測候所)として全国に日々気象データを供給しており、100年以上日々欠かすことなく気象情報を記録しつづけています。
「いやー、ここで伏木の天気は観測されていたのね。あっぱれあっぱれ。」
と、ここで帰ってもアレなので、高岡市伏木気象資料館の中に入ってみました。
この建物は、もともと気象観測地として、人が働いていたのですが、現在、観測はすべて機械が自動で行い、富山市に送信してくれるので廃墟と化している・・・ところを資料館にしたというわけです。
館内は、明治の雰囲気がそのまま残っている建築になっています。
いいですねぇー。こういう雰囲気、わたしは好きです。
ここは明治期に建設され築後約100年を有する近代化遺産のひとつなんです。
これは中学生で習ったBTB溶液ですかね。
酸性なら黄色、アルカリ性なら青、中性は緑だった気がします。
これで昔は、雨のpHを測定していたんですね。なんかカラーセラピーみたいで綺麗です。
そんで、この藤井能三という人物が、伏木のキーパーソンとなっています。
彼は、私費で県下初の小学校、伏木小学校を設立したり、北陸通船会社設立したり、現在の高岡市伏木気象資料館である私立伏木測候所を作ったり、中越鉄道会社を設立したりしました。
とりあえず、今の伏木があるのは藤井能三のおかげなのです。
その他、この資料館には様々な気象グッズが展示されており、石原良純なら目を輝かせて拝見するでしょう。
わたしは石原良純ではなかったので、そこまで目は輝くことはありませんでした。
また阪神大震災のときに、富山では震度3だった記録や最大積雪量のときの記録もありました。
こういった富山県の天気の歴史を学べるのもいいですね。
ということで、天気のことを知るにはとても素敵な場所でした。
天気が好きな子どもとかと一緒に行けば楽しいかもしれません。
また近くには高岡市万葉歴史館や高岡市伏木北前船資料館のような観光スポットもありますので、ぜひセットで行ってみてください。
→【高岡市万葉歴史館】日本最古の万葉集の博物館がここに
→【伏木北前船資料館】歴史的建造物に行ってきた
ADDRESS | 富山県高岡市伏木古国府12-5 |
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TEL | 0766-44-6965 |
OPEN | 9:00-16:00 |
CLOSE | NO CLOSE |