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【富山県内初の豚コレラ】経過や今後の対応など 人への感染はない

公開日
更新日
執筆者
SAKURA

どうも、編集長のサクラです。


突然ですがみなさんは、豚コレラという言葉を聞いたことはありますか?

おそらく多くの富山県民の方は聞いたことがないと思います。

なぜなら富山県では豚コレラの感染は今までなく、それも令和元年7月30日までは…。

2019年7月30日に富山で初の豚コレラの感染が確認され話題となりましたが、一体この感染がどのような影響があるのか。

全国の事情も含めて、いろいろ調べてみました。



目次


1. 豚コレラ
2. ヒトへの感染
3. 富山県内初の感染
4. 防止対策は?
5. まとめ


1. 豚コレラ

豚コレラは、豚コレラウイルスの感染によるブタとイノシシの病気です。

感染豚は唾液、涙、糞尿中にウイルスを排泄し、感染豚や汚染物品等との接触等により感染が拡大します。

治療法は無く、発生した場合の家畜業界への影響が甚大であることから、家畜伝染病予防法の中で家畜伝染病に指定されています。

そのため、発生した農場においては公的な防疫措置を講じることが定められています。




2. ヒトへの感染

ここがすごい気になったのですが、豚コレラは人に感染せず、仮に感染した豚の肉を食べても人体に影響はありません。

豚やイノシシに豚コレラが感染する仕組みは、ウイルスが体内に入ると扁桃(へんとう)腺などの細胞膜にくっつき、細胞内でウイルスが増えて全身に広がります。

しかし、人と豚は細胞の構造が違うため、豚コレラウイルスは人の細胞膜にくっつけません。

「ウイルスが鍵、細胞膜が鍵穴とすれば、鍵と鍵穴が合わない状態」であり、仮に人の体内にウイルスが入っても細胞には入れず、増殖しないまま消化されるそうです。




3. 富山県内初の感染


画像引用 「富山県HP」より

富山県では、2019年の7月27日に富山市大沢野地域の中山間地域で見つかった野生のイノシシの死がいから県の簡易検査で豚コレラの陽性反応が出ました。

そして、あらためて行った国の検査でも陽性反応が出たことから、30日に豚コレラの感染が確認されました。

豚コレラの感染は県内では初めてです。

豚コレラはこれまでに岐阜県、愛知県、長野県、滋賀県、大阪府で感染が確認され、福井県でも養豚場での感染が確認されています。




4. 防止対策は?


画像引用 「農林水産省」より

防疫対策については、農林水産省の公式ホームページに資料があります。

ヒトに感染することはないので、農家への対策内容となります。

・衛生管理区域への立入制限
・人、車両、物品等の洗浄・消毒の徹底
・肉製品を含む可能性がある食品残さ飼料を用いる場合は、70℃、30分間以上又は80℃、3分間以上の加熱処理を確実に実施
・いのしし等の野生動物の侵入防止対策の徹底
・毎日の健康観察





5. まとめ

ということで、富山県の豚コレラについて紹介しました。

他の地域では、何百頭の豚が殺処分されるなど、養豚所で大きな問題となっています。

もし全国に豚コレラが広まったら大変なことになるので、富山県では県で拡散を防ぐ必要がありますね。

また新たな情報が入りましたら、更新いたします。

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