映画「未来のミライ」モデル 滑川・越中中村の無人駅に行ってきた
ものすごい寂れた無人駅から失礼します、編集長のサクラです。
ここは滑川市にある越中中村という無人駅なのですが、何もただの無人駅を紹介したいわけではありません。
実はこちらの駅は、あの細田守監督の作品『未来のミライ』のモデルとなっている駅なのです。
今では作品の舞台を巡る「聖地巡礼」で駅を訪れるファンの姿も見られ、マンガやガイドブック、交流ノートもここにあるといいます。
ということで、わたしも『未来のミライ』ファンとしてこちらの駅に行ってきました。
越中中村駅(えっちゅうなかむらえき)は、富山県滑川市中村にある富山地方鉄道本線の駅です。
かつては駅舎が存在しましたが、老朽化のため取り壊され、現在では簡素な待合室があるのみの無人駅となっています。
富山県滑川市中村 越中中村駅
ということで、越中中村駅にやってきました。
このとおり、ここには待合室のみの無人駅となっています。
都会の人からすると、「えっ、これって駅なの?」って不安になるレベルです。
周りに家も少なく、のどかな田舎の風景ですね。
電車も1時間に1本とかなので、そう簡単に引かれることもありません。
また無人駅ということで、ここまで来るのに何の柵もありませんでした。
今にも壊れそうな駅看板。
この錆まくったのもまたファンにはたまらないんですかね。
それでは待ち合い室に入って見ましょう。
プレハブのような小さな箱みたいになっています。
駅待合室には交流ノートや本棚が置かれていました。
細田作品のマンガだけでなく、富山を舞台にした漫画がいくつかあります。
なんでも富山地鉄が設置したものではなく、ファンが置いたものらしい。
そしてこちらの写真が『未来のミライ』に出てくる駅です。
次の瞬間、気がつくと、くんちゃんは無人駅のホームに立っていた。
それがこの越中中村駅。
完全に一致
ちなみに映画を知らない人に説明すると、主人公のくんちゃんが未来からやってきた妹のミライちゃんと出会い、時空を超えて家族にまつわる冒険の旅に出る物語です。
そしてこちらの駅は、劇中終盤にくんちゃんが未来への冒険を始めるシーンで登場します。
ということで、滑川市の越中中村は『未来のミライ』のモデルとなった駅でした。
ちなみに細田さんは、家族で黒部峡谷のトロッコ電車や魚津水族館を訪れた際、越中中村駅のたたずまいを見て参考にしたといいます。
細田さんの父が、富山地鉄の社員だったという縁もあるという。
今後とも聖地として、本棚や交流ノートを大切に保管していってほしいですね。