種もみ出荷量日本一!全国のお米はほとんど富山県産
どうも、Toyama Media Creatorのサクラです。
突然ですが、みなさんは、「種もみ」をご存知ですか?
種もみとは、おいしいお米を実らせる稲の元となる種子のことなのですが、
言ってしまえば、ライスベイビーです。
そんな種もみですが、富山県は、なんと種もみ出荷量全国一位なのです。
お米の生産量一位といえば、もちろん新潟県なのですが、なぜ富山県が種もみ出荷量一位なのでしょうか?
実は、これには庄川嵐という風のおかげなのです。
この嵐は、秋の夜10時から朝10時まで、庄川の山間部から平野に吹きつけます。
そして、この嵐が、朝露を吹き飛ばし、葉を振動させ、種もみをダメにする病原菌から守っているのです!
さらには、富山県は日中の温度差が10度以上あり、良い種子を育てる条件にあっているのです。
ということで、富山県は種もみを育てるのに良い条件の場所でしたが、それだけではありません。
実は、富山の薬売りのおかげでもあるのです。
というのも、江戸時代から富山の売薬商人が薬だけでなく、種もみも宣伝していたのです。
そして、新しい品種があると、彼らの口コミによって各地に広まり、種もみの注文が殺到したのだ。
つまり、富山県という土地と富山県民の力によって、今の種もみ出荷量一位があるのですね!