【雷鳥沢キャンプ場】星が迫りくる絶景を見に行ってきた!
みなさんこんにちは、富山の遊び場!ライターの自然を愛するkatsuです。
自然を愛するみなさんに今回ぜひ紹介したい富山の観光スポットがあるのです。それはどこか・・・それは「雷鳥沢」と言うキャンプ場なんです!
テントを持っていない人にはハードルが高いかもしれません。しかし、テントを持っている方ならテントを持って一泊していただきたい場所です。
特に、夏場の暑い下界とは違い、とても涼しく最高の避暑地なので行き方や楽しみ方などを紹介していきたいと思います。
雷鳥沢は、富山県立山にある室堂周辺で唯一の登山者向けキャンプ場です。
剣岳登山を目指す登山者のベースキャンプ、立山縦走や奥大日岳へ向かう登山者の拠点、もちろん室堂周辺を散策するだけの家族キャンプなどでも利用できます。
周辺には山小屋があり、温泉に入ることもできます。
8月の登山シーズンピーク時には、キャンプ場いっぱいに色とりどりのテントが張られちょっとした景観になります。キャンプ場内には高山植物が生息し、立山連峰や大日連峰を見渡せ、飽きることない優雅な景色が堪能できます。
普段見るものとは一味も二味も違う朝焼けや夕焼けの美しさにも感動です。
住所
富山県中新川郡立山町芦峅寺
立山駅からキャンプ場のある室堂までの交通片道料金は大人2,430円、子ども1,220円です。
なので往復料金だと大人4,860円、子ども2,440円となります。
またキャンプ場の利用料金が清掃協力金として1人1泊につき500円となっています。
また冬期は雪のため休業しており、行くとしたら雪のない7月〜10月がシーズンで8月がベストです。
雷鳥沢は、立山アルペンルートで有名な立山の登山口である室堂から歩いて40分ほどで到着します。
そのためまずは立山駅に行く必要があり、車で行く場合は立山ICから立山駅まで約40分、立山ICからは「国立公園立山」の看板を目印に走って下さい。駐車場は1,000台駐車可能で無料です。
電車での利用の場合は、富山(富山地方鉄道立山線)~立山駅までのものを利用してください。
立山駅の標高は475m。まだまだ山とは言い難い高さですね。
室堂までは立山駅からのケーブル、バスを使用して室堂ターミナルまで行くのが一般的なので、まず立山駅からケーブルを使用し室堂をめざします。
立山駅から美女平まではケーブルで7分ほどで到着。
続いて美女平からバスに乗り換えます。
一応、トイレやお土産コーナーがあるのでここで少し休憩もできます。
そうしてバスに揺られること50分。途中で日本一落差が大きな滝「称名滝」が見えますが、バスからじゃ遠すぎて見えない。
そうしてようやく室堂ターミナルに到着しました。もうすでに空気がとってもおいしいです。
ここは標高2,450mに位置するアルペンルートの中心地であり観光の拠点でもあり、眼前には有名な剱岳、立山三山をはじめ、3,000m級の雄大な山々が迫ります。
室堂ターミナル内ではお土産も充実しております。
お酒とかお酒とか、お酒をいっぱい買いましょう。お菓子とか立山グッズもたくさんあります。
キャンプ場に行く前にお土産を買ってしまっては荷物が大変なので、ここはがまんがまん。
ただ室堂のいいところは、登山道具を忘れてしまった人のために登山アイテムも販売しているところ。
万が一忘れた方もここでそろえる事もできますね。もちろんお金を忘れない前提ですけど・・・。
さて、キャンプ場で飲むためのお酒も買ったところで、室堂ターミナルから雷鳥沢に向かいます。
案内看板もあり迷う事はありません。ただすぐにキャンプ場に目指すのではなく、室堂ターミナルから雷鳥沢までの途中にある見所も必見なのです。
まずはこちらの「みくりが池」
池に映る立山連峰を眺める事ができれば・・・なんという美しさでしょうか。
標高2,405mに位置する立山火山の火山湖で室堂を代表する風景で、6月まではすっぽりと雪で覆われていますが、7月から10月はその美しい紺碧の水面に立山の姿を映し、それを見に来る観光客は絶えません。
周辺に生えたハイマツのなかには雷鳥がひそんでいることが多く、運が良ければ雷鳥に出会えるかも!
またそばには「みくりが池温泉」と呼ばれる施設もあります。
みくりが池温泉は標高2410mにある日本一高所の天然温泉で、なんと日本で一番標高の高いところにある雲上の温泉。
源泉は地獄谷にあり、無加水・無加温、男女別の展望内湯が一つずつ、白く濁る硫黄の香りの100%掛け流しのお湯が、1日の疲れを温かく癒してくれます。
日帰り入浴は9:00~16:00で、大人700円・小人500円なので興味ある方は是非!!一泊も可能、そして料理も美味しい!!
みくりが池のあとに紹介するのもなんですが、おそろしいネーミングの血の池です。
写真ではそこまで血の色はしていませんが、見ようによっては血の色です、というか茶色ですね。
立山火山の火口跡に水が溜まってできた湖なのでこのような色をしており、立山信仰にも出てくてここは地獄とされています。おそろしや。
そうして、いろいろ寄り道をしながら雷鳥沢キャンプ場に到着しました。
ここには水場やトイレ、そして近くには温泉もあり18時まで入浴も可能なので山の中にあるキャンプ場ですが快適です。
写真でもわかるように、多くのキャンパーたちがテントを張っています。
テント設営費500円を払い、テント設営し・・・・夜を待ちます。
キャンプ場からはグランド・キャニオンかと思わせるほど、圧巻の景色が広がっています。
この山脈は立山連峰と大日連峰であり、豊かな自然ががそのままであるため季節によっていろいろな顔を見せてくれます。
テントの中はこんな感じ。
もちろんビールは欠かせられません。
ちなみにビールは「星の空」室堂ターミナル内で販売中!ぜひみなさん買っておきましょう。
本を読んだり、一緒に来た人たちと喋りながらしばらくして夜を待つと、そこにはたくさんの星が見られます。
なんという星空でしょう。まるで星が迫ってくるようです。
ときには雲海を見ることもでき、街灯一つない真っ暗なキャンプ場で、この標高から眺める夜空はとってもきれい!
晴れの日には息をのむような満点の星空が現れるのです。
今回、運が良く流星も写真に写ってました。とにかく星が近いため、流星も良く見えます。
願い事をたくさん叶えたい貪欲な人にはたまらない場所です。
今度は、立山を正面にして。
ここに来ると、これだけ多くの星があるということを再確認できます。全く、息を飲む美しさ。
最後に星の軌道を写してみました。
是非ゆっくりと雷鳥沢の夜空を楽しんでください。一泊で夜空を楽しんだ後は、次の日は是非ご来光も見て下さい。
ということで、いかがだったでしょうか?
立山や剱岳は有名で人気な登山スポットですが、そこにグランド・キャニオンを想起させるような絶景のキャンプ場があるということはあまり知られていません。
こんなに素晴らしい景観なら、それを見るだけでも訪れる価値があり!次の週末の行き先にお迷いなら、ぜひ雷鳥沢キャンプ場を訪れてみてはいかがでしょうか。
ぜひ人生に一度は、こちらに足を運んでみたいものですね。