【富山のキノコ】毒きのこに要注意!秋は食中毒が発生しやすい季節
どうも、編集長のサクラです。
突然ですがみなさんは、キノコを食べたことはありますか?
ほとんどの人はスーパーで購入して食べたことがあると思いますが、野生にあるキノコはどうでしょう。
おそらく野生のキノコを食べるのはスーパーマリオくらいだと思いますが、もちろんキノコ狩りする人もいるでしょう。
そんな方に注意していただきたいのが、例年9月~1月に、毒キノコによる食中毒が発生していることです。
そこで今回は、富山県ではキノコによる食中毒がどのように出ているかなどを紹介していきたいと思います。
【お知らせ】
全国では毎年、有毒なキノコを採って、食べたことによる食中毒が発生しています。食用キノコと確実に判断できないキノコは絶対に「採らない!食べない!売らない!人にあげない!」を守りましょう。(有毒なキノコを食べることで死亡することもあります。)https://t.co/uszAp9S4R0
— 富山県広報課 (@pref_toyama) October 16, 2020
それではまず富山県のキノコについて紹介していきます。
世界には1万種とも2万種とも言われるキノコが存在しますが、特別に富山県のみ特徴のあるキノコがあるわけではないようです。
そんな中でもブランド化しているキノコがあります。
雷鳥えのき
富山県内のマツやスギのおが粉を中心に、コーンコブ(トウモロコシの芯を粉砕し乾燥させたもの)と県産米の米ヌカを加え、北アルプスの雪解け水で育てるエノキダケ。
菌を植えつけてから、55日ほどで出荷できる大きさに成長します。
しゃきしゃきとした食感が特徴で、いろいろな料理に使えます。
産地:JAアルプス
菌床生シイタケ
おが粉などで作り、施設内で菌床栽培しています。
施設の中は気温が20度前後で湿度も高めと、シイタケの好む環境になっています。
一年中栽培、出荷しているので、ホイル焼きや鍋料理、バーベキューと季節を問わず楽しめます。
産地:JAいなば
先ほども言いましたが、毎年9月~11月に、毒キノコによる食中毒が発生しています。
いずれも自己流の鑑定で、誤って食べたことが原因です。
食用のキノコと確実に判断できないキノコは、絶対に採らない!食べない!売らない!人にあげない!ことを徹底しましょう。
ツキヨタケ
【症状】
食後30分~1時間程度で嘔吐,下痢,腹痛などの中毒を起こす。
【間違えやすいキノコ】
ヒラタケ、ムキタケ、シイタケ
クサウラベニタケ
【症状】
食後20分~1時間程度で嘔吐,下痢,腹痛など消化器系の中毒を起こす。唾液の分泌、瞳孔の収縮、発汗などの中毒症状も現れる。
【間違えやすいキノコ】
ウラベニホテイシメジ,ホンシメジ,ハタケシメジ
テングダケ
【症状】
食後15分~1時間程度で嘔吐,下痢、幻覚などの症状を引き起こし、最悪の場合、意識不明に至ることもある。
ニセクロハツ
【症状】
食後20分~1時間程度で嘔吐,下痢,腹痛など消化器系の中毒を起し、縮瞳、呼吸困難、言語障害、横紋筋融解症に伴う筋肉の痛み、多臓器不全、血尿を呈し重篤な場合は腎不全を経て死亡する。猛毒で致死量は2〜3本とも言われる。
画像引用 「富山県」より
※平成19年~21年、23年、27~31年には、発生がありません。
最近は情報が広まったため食中毒が少なくなっていますが、それでも注意が必要です。
ということで、富山県のキノコについてまとめてみました。
ほとんどの人は、野生のキノコを採ることはありませんが、もしちょっと知識を得たからといって安易に食べてはいけません。
しっかりと専門家に見てもらい、最新の注意を払ってキノコ狩りしてみてください。