富山県でコロナ流行を下水から察知!全国先駆け早期の感染対策
新型コロナウイルス流行の第2波に備えて、新たな取り組みが富山県でされています。
家庭のトイレなどから流れ出る下水中の新型コロナウイルス濃度を調べることで、感染状況を把握しようという調査が富山県と石川県で全国に先駆けてスタートしました。
こちらの調査は、金沢大准教授と富山県立大講師の両名で行なっているもので、3月上旬から石川県や富山市など複数の自治体に協力を求め、定期的に下水を採取して行われています。
冬に流行の再来が懸念されるため、秋までには測定や分析の方法を確立し、実用化するのが目標だということです。
新型コロナウイルスは感染者の便に含まれ、下水からも検出されるため、無症状者の人も下水中の濃度を測定できれば感染状況や拡大の兆候をつかめる可能性があるとしています。