【富山の児童虐待】件数や防止マニュアル 相談所などまとめてみた
どうも、編集長のサクラです。
突然ですがみなさんは、児童虐待についてどのようなイメージを持っていますか?
よくニュースなどで悲惨な報道がありますが、誰も人ごとというわけではありません。
実は富山県内で2018年に虐待を受けている疑いがあるとして警察が児童相談所に通告した子どもの数は、312人と統計開始以降、最多となりました。。
そこで今回はそんな児童虐待について富山の情報をまとめてみましたので参考にしてください。
児童虐待は以下のように4種類に分類されます。
①身体的虐待
殴る、蹴る、投げ落とす、激しく揺さぶる、やけどを負わせる、溺れさせる、首を絞める、縄などにより一室に拘束する など
②性的虐待
子どもへの性的行為、性的行為を見せる、性器を触る又は触らせる、ポルノグラフィの被写体にする など
③ネグレクト
家に閉じ込める、食事を与えない、ひどく不潔にする、自動車の中に放置する、重い病気になっても病院に連れて行かない など
④心理的虐待
言葉による脅し、無視、きょうだい間での差別的扱い、子どもの目の前で家族に対して暴力をふるう(ドメスティック・バイオレンス:DV) など
画像引用 「厚生労働省」より
全国的に児童相談所の児童虐待の相談対応件数(平成24年度)は、児童虐待防止法施行前(平成11年度)の5.7倍に増加(66,701件)し、虐待死は高い水準で推移しています。
また富山県内では2018年1年間に虐待を受けた疑いがあるとして警察が児童相談所に通告した18歳未満の子どもの数は312人でした。
これは前の年より111人多く、統計をとりはじめた2004年以降で、最も多くなっています。
虐待の行為別では、心理的虐待は225人と全体のおよそ7割で、このうち、子どもの目の前で家族に暴力を振るう「面前DV」が9割近くを占めました。
富山県警によりますと、「児童虐待への関心の高まりから情報提供が増えていることが背景にある」とみています。
画像引用 「富山市HP」より
富山市には、児童虐待等の早期発見・早期対応を図るため、富山市児童虐待防止マニュアルが作成されています。
児童に関わる方が通告を判断する観察のポイント、虐待予防の視点やチェックポイント等を掲載してあります。
児童虐待を発見、疑った場合は、家庭児童相談課まで相談・連絡をしてください。
こちらでは園での1日のチェックポイントが記載されています。
主任や所長などに相談して、家庭児童相談課に連絡しましょう。
学校生活の1日の流れで気をつけたいことが記載されています。
保育園と幼稚園と違い、より複雑なポイントがたくさんあります。
こちらでは通告を判断する際に参考となる観察ポイントが記載されています。
①虐待の対応が必要となるもの
②虐待が疑われるもの
③虐待という視点で気をつけるもの
これら3つに分類して、子どもや保護者の注意すべき項目をあげています。
児童虐待について相談する場所がたくさんありますが、まずは行政に相談してみるのが一番かと思います。
富山市と高岡市、また新川と中部にそれぞれ相談所があります。
・富山児童相談所 (076)423-4000
・高岡児童相談所 (0766)21-2124
・富山児童相談所【電話相談】 (076)422-5110
・高岡児童相談所【電話相談】 (0766)25-8314
・新川厚生センター(家庭児童相談室) (0765)52-1233
・中部厚生センター(家庭児童相談室) (076)472-6671
こちらの相談所は、児童虐待に限らず、子どもに関わる相談を受けています。
相談の内容によっては、他の相談機関をご紹介する場合もあるようです。
児童相談所での来所での相談を希望される場合は、事前に電話で連絡してください。
・相談時間
月曜日~金曜日
8:30~17:15(祝日・年末年始を除く)
・電話相談時間
24時間・365日
※相談は無料で秘密は固く守られます。
【厚生部 子ども支援課】
ということで、富山県でも児童虐待について情報をまとめてみました。
何かと最近話題となっていますが、みなさんも何か異変に気が付いたら、とにかく児童相談所に連絡してみてください。
相談は無料で秘密は固く守られますので、気軽にどうぞ。