【ダークマスター TOYAMA 2019】新感覚の体感型舞台が公演決定!
どうも、編集長のサクラです。
突然ですがみなさんは、オーバードホールで新しい挑戦のある舞台が開催されることをご存知ですか?
なんでもセットも客席もステージの上で、炎、におい、イヤホンから声が聞こえるなど、もうユニバーサルスタジオのウォーターワールドかよ!っていう舞台のようです。
それが『ダークマスター TOYAMA 2019』といって、今回は実際にどのような舞台なのか知るべくインタビューに行ってきました。
ダークマスター TOYAMAは、富山市出身で元精神科医という異色のキャリアを持つタニノクロウさんが演出を手がける作品です。
元精神科医ってところがまた面白そうなところですよね。いろいろイカれてそう。
さらに客席を舞台の上に設けて、物語を間近で見ることができます。
炎や匂い、さらにイヤホンから聞こえてくる音でより臨場感のある舞台を体感できる新たな挑戦です。
舞台の原作は、狩撫麻礼という方の漫画で、原作漫画はネット上で無料で見ることもできます。
→ダークマスター原作漫画
わずか30ページほどの作品なのですが、オチが下ネタという、なんだこの作品は。
友人に「このシーンだけを舞台で見るために行こう」というLINEを送ったのですが、警視庁のURLだけが返信されてきて震えました。
ただ実際に舞台では続きが繰り広げられるため、オチは違うようです。
今は錆びついたアーケード商店街の細い路地を入ったところに、ひっそりと営業している一軒の定食屋がある。
一流の腕を持つマスターが一人でやっているが、偏屈な人間性と極度のアルコール中毒のため全く客がこない。
ある日、ひとりの若者が東京から客としてやってくる。
自分探しをしている無職の男だった。
マスターは自分の代わりにここの料理人になれと言い、料理経験のない若者にイヤホン型の小型無線機を渡す。
自分は二階に隠れ、イヤホンから若者に料理の手順を伝える。
行く当てもない若者はそれを引き受け、やがて有名な行列店になる。
しかし、あの日以来、マスターの声は聞こえるが、姿を見かけない…。
こちらの舞台の特徴は、何度も書いているようにセットも客席もステージ場にあるということです。
観客は厨房で、役者の息づかいが伝わる距離で作品を見ることができます。
ちなみに左からマスター役の六渡達郎さん、若者役の善雄善雄さん、右のレザージャケットを着ている方がタニノクロウさんです。
また調理シーンはセットの厨房の中で実際に行ないます。
そのため、目の前で火が立ち上がり、フライパンからは油がはじける音、そして観客席には料理のにおいが漂います。
まさに飲食店にいるときの感覚がリアルに再現されていて、実際に食べたくなってくるかと思います。
どうでもいいですが、こんな無感情の表情で炎を見ることできるんですね。
最後の特徴は、イヤホンからマスターの声が聞こえてくるということです。
劇中の主人公は、イヤホンでマスターからの指令を受けながら調理を行ないます。
観客も同じく見えないマスターからの声を聞くことができ、主人公と疑似体験できるようになっているんですね。
実際に一部、舞台の様子を体感してみたのですが、今までに体験したことがない面白い作品となっていました。
僕は職業上、平日はずっとパソコンをいじっていますし、休日も家で延々とパソコンいじっているのですが、こちらの舞台は2次元なのに3次元体験をしているような臨場感がありました。
古くて寂れた居酒屋という設定もどことなく異色を放っていて、そんな変化球ある設定が好きな人に見てほしいと思いました。
また舞台上での店長おすすめメニューは『立山ライス』で、実際にお店で食べることもできるようです。
舞台を見終わった後に食べにいくのもいいかもしれませんね。
ただ初心者はよく「店長オススメランチ」みたいなメニューにすがりがちですが、見ず知らずの店長の好みなど何の参考にもなりません。
BB弾が主食のイカれた店長だったらどうするつもりなのでしょう。
元精神科医のタニノクロウさんならそんな演出もあるかもしれません。(ありませんでした。)
開催日程
2019年3月7日(木)~10日(日)
5回公演予定
時間
3月7日(木)19:00
3月8日(金)19:00★
3月9日(土)13:00、18:00★
3月10日(日)13:00
※★タニノクロウによるアフタートークあり
※開場は各回開演30分前
チケット料金
一般:3,800円
U-25:2,800円
※全席自由・税込
購入方法
オーバードホールのアスネットカウンターで直接購入
オンラインチケット購入
その他のプレイガイド
ローソンチケット(Lコード=56931)TEL:0570-084-005、
チケットぴあ(Pコード=491-043)TEL:0570-02-9999
ということで、ダークマスター TOYAMA 2019はオーバード・ホールにしても新たな挑戦のようです。
演出家もキャストも美術スタッフも富山にこだわり、オール富山で手がける舞台。
そのため、舞台上の言葉も富山弁となっています。
なにか最近、刺激的なことなないなぁと思っている方は、ぜひこの新たな舞台を体感してみてください。
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