ゲストハウスブームは終わる?! 20年続くゲストハウスとは
こんにちは、アラキです。
富山にゲストハウスを作ろうとしています。(アラキのゲストハウスシリーズ)
作る先から暗いですが、これは事実。きっと。
先日このテーマをゲストハウスのオーナーが集まって考える勉強会に参加してきました。
え、まだ開業してないでしょ?って、、、はい。ご好意で参加させてもらいました。もちろんオーナーじゃないのは私だけ!ありがとうございます!
今回のセミナーの主催者は愛知県南知多のゲストハウス「ほどほど」のオーナー“こっすーさん”と“菜々さん”。そして講師は九州で「阿蘇び心(阿蘇店・熊本店・大宰府店)」と「B&C GAKUBUCHI」の4店舗を経営されておられるオーナーの通称“じゃけんさん”を迎えて開催されました。※「阿蘇び心 阿蘇店」は熊本地震の震災のため休業中。
なんでもクラウドファンディングでじゃけんさんを自由に使う権利を10万円でこっすーさんが買ったんだとか。色んな方面で夢がある話だ。セミナー主催者、参加者の宿紹介はまとめて下にあります。
さあ、前置きは「ほどほど」に。セミナーが始まります。
いきなりですけど皆さん、ユースホステルって知ってますか?
聞いたことない人いたんじゃないですか?それもそのはず。
いま、ユースホステルはすごく減っています。利用人数1割って・・・。そしてこの減少の理由が、
この3つだと。特に今回は3つ目に注目です。ユースホステルの競合となったのが、はい、そう、ゲストハウスですね。低価格ホテルはゲストハウスやカプセルホテルのことです。そして、今こんどはゲストハウスの競合が台頭してきています。
そう、民泊です。ゲストハウスより利用者多いってよ!みんな民泊民泊言ってますが、実は今民泊許されているのは東京の大田区、大阪、新潟・・・など「民泊特区」と呼ばれる地域でしかOKされていません。でもAirB&Bを見るとこの地域に該当しない富山市も高岡市も魚津市もドコでも出てきます。実はこれ、グレーなんです。届け出さえ出せばどこでもやってよくなるのが来年2018年6月に施行予定の民泊新法なんですね。いま、ただでさえ民泊ユーザー多いのに、6月以降ものすごい勢いで増えていくことは目に見えています。
さらにホテル側からも圧力が・・・。今までのホテルからもっとシンプル化し、ベッド面積を小さくしたホテルがたくさん現れています。こういうところは強力な資本パワーで超充実の設備を整え、大きな箱で効率的に回収することでぐっと単価を下げてきます。カプセルホテルとかがそうですね。
下から(民泊)上から(低価格ホテル)はさまれて、やばいな!ゲストハウス。
どうしたらいいんや
そこで参考になるのがまたしてもユースホステル。
数がぐんと減っていった中でも、今でもしっかりと生き残り、根強い人気のユースホステルがいくつもあります。北海道のユースホステル「桃岩荘」は歌って踊るミーティングや「愛とロマンの8時間コース」(8時間歩く!)で今でも大人気。自分が行きたいかどうかは別として信念をもってそれを引力に集客し続けるってすごい。今回のセミナー参加者の中でも「どこどこいいよな」「あそこ前行った」とユースホステル談議で盛り上がっていました。岐阜の「岐てん」のオーナーのフェイスブックのアイコンはお気に入りのユースホステルの写真。自分のゲストハウスにしないんですか?!とツッコみたかった。そんなにファンみたいです。
この荒れ狂う安宿業界を生き残るには、自分の宿だからこその個性を打ち出すこと!この後はそれぞれの宿で改善案を練っていきました。お互いの意見に触発されてアイデアがどんどん出て、なんやこのスバラシく意味のある会議は。スタンフォード白熱教室か。アラキのゲストハウスではアラキの趣味を爆発させて個性を出していきたいな。またその構想は後日・・・。
最後はこの愛知から富山、新潟にかけるドラゴンルートのゲストハウスで協力し、ゲストハウス業界を盛り上げるような企画をしていこう!と意気込んで終わりました。いやー勉強になった!
今回はざっとかいつまんでまとめましたが、講師のじゃけんさんのゲストハウス運営者向けのブログGuesthouse Real Storyではもっと詳しく書かれており、データも考察もたくさんあります。ゲストハウスや民泊に興味のあるかた、ぜひアクセスしてみてください。とっても勉強になります。
では、最後にセミナーに参加されたオーナーとその宿を紹介していきます!
以下セミナー参加者店
どのオーナーもとっても素敵な人で、わたしもいつか絶対行きます。
皆さんも旅行の際にはぜひご利用ください~