【中田かかし祭2023】カオスすぎる!? 実際に見に行ってきた
どうも、編集長のサクラです。
突然ですがみなさんは案山子を見たことがありますでしょうか?
それは空から降ってきて、田畑にのみ見事に突き刺さる棒状のモノ。
一体どこから降ってくるのか未だにわかっておらず、「ピラミッド・ナスカの地上絵・日本の案山子」と、世界の三大ミステリーとなっているほどです。
さてそんな案山子ですが、実は富山県の高岡市に案山子をたたえるお祭りがあるのです。
ということで本日は、そんな富山県のお祭り『中田かかし祭』について紹介していきたいと思います。
画像引用 「中田地区コミュニティ協議会」より
中田かかし祭は、1983年から始まった富山県高岡市の中田地区で行なわれる祭です。
毎年、中田地区の活性化のイベントとして地域住民が協力して取り組んでおり、かかしコンクール、かかし音頭まち流し、フリーマーケット、ほたる茶店、屋台村等楽しいイベント満載です。
こちらの祭の特徴は、なんと言っても世相を反映した案山子が面白く、これを見に行くだけでも楽しいですよ。
もちろん、素朴な案山子やファンタージ溢れる案山子と、様々なモノがありますので今年はどんなかかしが並ぶのか見に行ってみましょう!
会場
中田地区の商店街・中田中央公園・アルビス中田店(旧アローショッピングセンター)
車の場合
能越自動車道高岡ICから車で10分
JR城端線戸出駅から車で10分
近くに臨時駐車場がありますので、係員の指示に従って駐車してください。
開催日
2023年9月23日(土・祝)、24日(日)
開催時間
10:00~18:00
実は高岡市では、福岡町で『福岡町つくりもんまつり』も行なわれていて、同時開催となっています。
※こちらからの写真は以前に撮影したもので、今年のものではありません。
ということで、そんな中田かかし祭にやってきました。
こちらは高岡市商工会中田支所ですね。
早速、たくさんの案山子が道路に並んでいましたが、こちらには公園が併設されているようでそちらにたくさんの案山子がありました。
まず、中田の公園入口にあった案山子。
これは、明らかに人間離れした生物の案山子です。
ハゲた顔に、ミートボールが3つ。服は血の色で染められています。となりにいるおじさんも、どこか暴力的な笑顔です。
なんとなくですが、このおじさんを「ジェームズおじさん」と名付けました。
お次は、手がミイラ化しているおじさん。
今にも「水!」と言いたげな口元ですね。これは森林伐採による砂漠化した未来の人間の姿なのか。しかも、この案山子には問題も付いています。
今度は、地面に横たわっている案山子がいました。
和やかな雰囲気が、突然のバイオレンスな案山子に絶句する会場。世の中には、わからない方がよいミステリーがあるのかもしれません。
見渡す限りの案山子たち。
もはや会場は、案山子なのか人間なのかわからないくらいです。
人間だと思い、インタビューをしたら案山子だったり。案山子だと思って写真を撮ろうとしたら、人間だったりしました。
こちらなんか、割と可愛い案山子ですが、手が完全にアレでした。
どうせなら手も可愛くしてほしかった。
今度は、もはや案山子じゃないなこれ。
明らかにちびまる子ちゃんなのですが、かなりクオリティーが高い。
作った人を見てみると、完全に大手企業でして、そりゃこんなすごいもの作るわけですね。
個人だけでなく企業も参戦するのがこの祭のいいところで、そう低クオリティの案山子だけじゃないんです!
今度は、世論を反映している案山子です。
だいぶ時代がさかのぼってしまいますが、こちらはあの議員の領収書問題があった時代です。
うん、シュールですね。
今度は、アナと雪の女王ですね。
アナと雪の情報も流行りましたからねぇ。
今度はハイクオリティのとなりのトトロです。
よく見たらまたアルカスコーポレーションやないか。すごい案山子というか模型は全部アルカスコーポレーションやないか。
まぁでも素人の案山子より、かなりインスタ映えしますね。
そうして案山子を散策していると、何やらイベントが開催されていました。
どうやら目隠しをして、誰が一番かかしのように片足で立ってられるかという競争です。
これはかかし祭ならではのイベントですね。ちなみに小学生あたりの参加率が高く、むしろ長いこと立ち過ぎて終わりが見えない戦いもありました。
ということで、こちらの中田かかし祭はかなりカオスで面白いエンターテイメントでした。
中田地区では毎年、話題になった人物や世相を反映した人物を案山子にして展示しているので、そこらへんが面白いですね。
ちなみに同時期に、福岡町つくりもんまつりも開催されているので、ぜひそちらも合わせて行ってみてください。