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【富山の手足口病患者】警報レベル超え!症状や対策方法まとめ

公開日
更新日
執筆者
SAKURA

どうも、編集長のサクラです。


突然ですがみなさんは『手足口病』という言葉を聞いたことはありますか?

小さい子どもがいる親御さんなどは知っている人が多いかと思いますが、なんと2019年7月に富山県が手足口病の流行が「警報レベル」を超えたと発表しました。

そうなってくると小さいお子さんのいる家庭はいろいろ注意しないといけません。

しかし、手足口病ってなんなのか?対策ってどうするのか?などまだ知らない人に情報をまとめてみました。

目次


1. 手足口病
2. 症状
3. 感染症状
4. 感染したときの対処方法
5. 感染を防ぐには
6. 富山の状況
7. まとめ





1. 手足口病

手足口病は夏季に流行し、7月にピークを迎えるウイルス性の感染症です。

原因ウイルスは「エンテロウイルス」と「コクサッキーウイルス」で、複数の種類があるので何度もかかる可能性もあります。

患者のほとんどは小児で、5歳未満の小児が80%を占め男子に多い傾向が見られますが、まれに大人にも感染します。




2. 症状

口の中の粘膜や手のひら、足の裏、足の甲などに水疱性の発疹が現れて、1〜3日間発熱することがあります。

水疱は、かさぶたにならずに治る場合が多く、1週間程度でなくなります。

また、1〜2ヶ月後に手足の爪がはがれることがありますが、大事にはいたらずすぐに新しい爪が生えてきます。

ですが、口の中にできた水疱がつぶれた後にできる口内炎(口の中にできた潰瘍)がひどく、食事や飲みものを受けつけなくなることから、「脱水症状」を起こすことも。

また、原因ウイルスの「エンテロウイルス」は無菌性髄膜炎の90%を占めるため、まれに脳炎を伴って重症化することもあるので注意が必要です。




3. 感染経路

手足口病は、ウイルス感染によって発症します。

くしゃみなどによる「飛沫感染」・ウイルスの付着した手が触れるなどして起こる「接触感染」・便などの排泄物の中に含まれるウイルスが口に入ることによって起こる「糞口感染」があります。




4. 感染したときの対処方法

手足口病に対する特効薬はありませんが、口内炎に対して鎮痛薬で痛みを和らげたり、粘膜保護剤の軟膏などが処方されることがあります。

のどに痛みがあるので、オレンジジュースなどのような刺激のあるものは避け、のどごしの良い少し冷たい飲みものがおすすめです。(例えば、麦茶や牛乳、冷めたスープなど)

食べものは、刺激が少なくかまずに飲み込めるものにしましょう。(例えば、ゼリーやプリン、冷めたおじや、豆腐など)約5日程度で治ります。

手足口病は、主に手指が接触することや、くしゃみなどの飛沫により感染するので、身の回りを清潔に保つことが予防の基本です。また、大人の場合は、子どものおむつ替えの際の便を介して感染することもあるため、小さな子供のいる家庭では十分気をつけましょう。

手足口病では、学校の出席停止・会社への出勤停止を義務づける法律上の決まりはありません。しかし、日常生活の行動を介してうつる感染症なので、周囲への感染拡大を防ぐ配慮をすることは大切です。特に子どもの多く集まる場所などへ行く場合は、医師に確認した方が良さそうです。もちろん、お子様が登園する際にも配慮が必要です。




5. 感染を防ぐには

・こまめに石鹸で念入りに手洗いをする・消毒・うがい

・特に子どもの排泄物処理のあとはしっかりと行う

・咳やくしゃみによる感染拡大を防ぐためマスクを着用

・食器やタオルの共用は避ける

・治癒後も2週間〜1カ月程度はウイルスが便や鼻水に含まれているため感染リスクがある

・手足口病のワクチン(予防接種)はない




6. 富山の状況

富山県によりますと2019年7月7日までの1週間に県内29の医療機関から報告された「手足口病」の患者の数は、1医療機関あたり13.28人となりました。

1医療機関あたりの患者数が、「警報レベル」の5人を上回ったのは2019年は初めてとなっています。

県では手洗いの徹底や、プールではタオルを使いまわさないなどの注意を呼び掛けています。




7. まとめ

ということで、富山県で流行っている手足口病にみなさんも注意が必要です。

夏に乳幼児の間で流行することが多いので、小さな子供を持つ家族は特に注意が必要ですね。

子どもから感染しないように身の回りを清潔に保つことを特に心がけましょう。

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