電柱の上にコウノトリが巣を!北陸電力の粋な計らいが話題に
どうも、編集長のサクラです。
コウノトリが北陸電力の電柱上に営巣したニュースが話題となっています。
2019年2月から福井県の坂井市と福井市を転々としていた国の特別天然記念物コウノトリのペアが、坂井市内の電柱に“定住先”を決め本格的に営巣しました。
集落の住民が刺激しないよう申し合わせ、電力会社は地元の声に応えて集落の電気系統を迂回(うかい)させるなど、地域を挙げての見守ることにしたようです。
コウノトリが北陸電力の電柱上に営巣を行いました。地元の皆さまからの要望もあり、停電防止及びコウノトリの感電防止のため配電系統の変更工事を実施しました。ヒナの誕生を期待し、今後も見守り対応を継続します。 pic.twitter.com/mpJi14xNcL
— 北陸電力株式会社 (@rikudenOfficial) 2019年5月10日
コウノトリのペアは2019年2月下旬に福井県坂井市内で行動をともにする様子が確認されました。
ペアは高さ14メートルの電柱の頂上に枝などを集め、3日間ほどで十分な大きさの巣を作り上げました。
「巣を残してほしい」という集落の声を受け、北陸電力は集落一帯を一時停電にして変圧器を別の電柱に新たに設置するなど、電気系統を変更する作業にあたりました。
田んぼでは餌となるカエルなど生き物の鳴き声が響いており、2羽は近くの畑や田んぼで餌を食べているもよう。
交尾する姿も度々見られ、最近では巣に伏せる様子も見られるといいます。
北陸電力のこの粋な計らいに、地元の福井県やSNSでも話題となっています。