開館20周年記念イベント! 機械的なものが生物となる〜その3〜
どうも、Toyama Media Creatorのサクラです。
2017年3月に行われる『オーバード・ホール開館20周年記念イベント』
前回は、美術展の軸となる造形作家・清河北斗さんの彫刻作品のアトリエに行ってきました。
今回は、そんな彫刻に緻密な絵を描いているところをレポートしたいと思います。
やってきたのは、富山市のとある旧公民館
情報によると、作品がでかすぎて公民館で作業をしているという。
公民館って万能かよ。
旧公民館の奥に進むと、その作品のおぞましさが伝わってくる。
形は芋虫、デザインは機械、その名も江戸川コナン…探偵さ。
ネクストコナンズヒントは「機械的な生物」です。
ちなみに今回、彫刻に絵を描いているのは『平井千香子』さん。
これまでに数々の賞を受賞しているすごい人だ。
その作品も墨を使ったり、絵の具を使ったりと様々。
とにかく独特な絵であり、新しい美術の形を感じました。
学生時代は、東京モード学園にいて、ファッションデザインを学びファッションクリエーター新人賞国際コンクール日本代表としても選ばれていたそうだ。
それが今では日本画を書いているのだから面白い。
今回の作品では、彫刻に直接ペンを入れて書いているようだ。
印刷したものを貼れば、それはそれで綺麗な作品に仕上がるのだが、あえて直接ペンを入れることで禍々しさが増大するという。
なんて手間のかかる作業だ。
さらに、そのペンの細さは0.05mm
そもそもそんな細いペンがあったのかと思いましたが、サガミも0.01mm作る時代ですもんね。
このペンもサガミの技術力には敵わなかったということです。
このようなデザインは、工場の写真を参考にしているという。
ターミネーターの世界みたいだな。
きっと今回の作品も、展示が終わった後には「I’ll be back」と言いながら拳を握って親指を立てるかもしれません。
そして、こちらは分割された頭の部分。
ヨーロッパらへんにいる鼻のでかいおじさんみたいです。
とにかくでかい。
さて、最後に平井さんに作品について聞いてみました。
「立体に下書きなしで描くっていうのが、壁に落書きし放題みたいで面白くてしょうがないですね。自分も来場者も、ガツンと思い出に残るようなものをつくります。」
とにかくすごい人なので、その作品はぜひ見に行きべきですね。
ということで今度は、これらの彫刻の搬入現場に行ってきました。
開館20周年記念イベント! 人間を見下ろすそれは何か 〜その4〜
また、そちらをご覧ください。
イベント名 | オーバード・ホール開館20周年記念事業 |
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ホームページ | http://www.aubade.or.jp/ |
会場 | オーバード・ホール |
入場料 | 無料 |
会期 | 2017年3月3日(金)~7日(火) |
時間 | 11:00~20:00 |