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【とやま温暖化ストップ計画】富山県の温室効果ガス排出対策まとめ

公開日
更新日
執筆者
SAKURA

どうも、編集長のサクラです。


突然ですがみなさんは、地球温暖化についてどれくらい意識をしていますか?

「なんか学生時代にはそんな単語を聞いたけど、大人になってからもう意識しなくなったなぁ」という方も多いかと思います。

そんな中、実は富山県でも温室効果ガスの削減などを目標とした『とやま温暖化ストップ計画』があります。

県レベルでそんなことをしているのかと私も初めて知ったのですが、今回はこちらの内容について紹介したいと思います。

目次


1. 地球温暖化
2. とやま温暖化ストップ計画
    2.1. 目標
    2.2. 計画の位置付け
    2.3. 実際減ってるの?
    2.4. 全国と比較
    2.5. 取り組み内容
    2.6. SDGsとの関係
3. まとめ


1. 地球温暖化


画像引用 「日本ガス協会」より

まず地球温暖化について説明します。

地球温暖化とは人間の活動が活発になるにつれて、大気中に含まれる二酸化炭素(CO₂)等「温室効果ガス」が大気中に放出され、地球全体の平均気温が上昇している現象のことです。

地球規模で気温が上昇すると、海水の膨張や氷河などの融解により海面が上昇し、また気候変動により異常気象が頻発する恐れがあり、自然生態系や生活環境、農業などへの影響が懸念されています。

そのため、都市ガス業界では、地球温暖化を防止するため、CO₂等削減の様々な取り組みを行っています。




2. とやま温暖化ストップ計画

それで県が取り組んでいる『とやま温暖化ストップ計画』は、2004年3月策定された計画です。

2015年に改定されたのですが、国の地球温暖化対策計画の策定(2016年)や気候変動適応法の公布(2018年)等の動向を踏まえ、計画がたびたび見直されています。

そして2019年に改定されたものを『新とやま温暖化ストップ計画』とし、現在継続している取り組みとなります。




2.1. 目標

富山県では、2020年度の温室効果ガス排出量を2005年度比で8%削減することを目標にしています。

きっとこれは京都議定書に基づいた国の政策から出した目標値でしょう。




2.2. 計画の位置付け


画像引用 「富山県」より

こちらの計画は、地球温暖化対策推進法第21条の3の規定による「区域の自然的社会的条件に応じて温室効果ガスの排出の抑制等を行うための施策」を定める「地方公共団体実行計画」及び気候変動適応法第12条の規定による「地域気候変動適応計画」として策定します。

めっちゃ難しい名前使いたがりますよねぇ。

計画期間は、2030年度までとなっています。




2.3. 実際減ってるの?


画像引用 「富山県」より

じゃあ実際に2005年から温室効果ガス総排出量は減っているのかってことですよね。

富山県における2016年度の温室効果ガス総排出量は12,574千tでした。

基準年度である2013年度の13,138千t-CO2と比較すると、4.3%減少しています。

と減っているように見えますが、実は2005年と比べると増えてるんですよね。

2005年度は12,115千t-CO2やからね。




2.4. 全国と比較


画像引用 「富山県」より

では全国と比べて、富山県はどうなのでしょうか?

富山県と全国における一人当たり二酸化炭素排出量を比較すると、年毎に変動はあるものの、全国よりも多くなっています。

実はこれって産業から出る排出量も民間から出る排出量も多いんですよね。

やっぱり車をずっと使っているからか、あんまり富山は排出量を気にしていないのかもしれません。




2.5. 取り組み内容

全部の取り組みを紹介すると、とんでもないことになってしまうので、ここでは重点的な取り組みを3つ紹介します。

・省エネルギーの推進
・再生可能エネルギーの導入促進
・森林吸収源対策の推進


省エネルギーの推進

全国初のレジ袋無料配布廃止やとやまエコ・ストア制度の創設など環境にやさしいライフスタイルに対する県民の高い意識
環境とやま県民会議などを活用し、県民、事業者、行政が一体となり進める県民総参加の省エネルギーの取組

再生可能エネルギーの導入促進

豊かな水環境や急流河川を活かした水力発電の開発が盛んであるとともに、全国第2位という高い包蔵水力
中小河川や農業用水路等を活用した小水力発電の導入に向けた取組の推進

森林吸収源対策の推進

森林は、県土面積の約67%を占め、本州随一の植生自然度を誇るとともに、多様な公益的機能で県土の保全に大きく貢献
富山県森づくりプランに基づき、里山林や混交林の整備など多様な森づくりと、森林ボランティアの活動支援などとやまの森づくりを支える人づくりの推進




2.6. SDGsとの関係

富山市は、2018年6月15日に「SDGs未来都市」「自治体SDGsモデル事業」の両方に選定されています。

SDGsとは、Sustainable Development Goalsの略で、持続可能な開発目標という意味です。

「世界中の誰一人取り残さない」をテーマに、2015年9月の国連サミットで採択された、2030年までに達成すべき課題と具体目標を定めたものです。

そしてSDGs未来都市というのは、内閣府がSDGsの達成について、優れた取り組みを提案する自治体を「SDGs未来都市」としました。

その中にも同様の目標がありますので、SDGsの考え方を配慮して施策を推進しているようです。






3. まとめ

ということで、あまり意識していませんでしたが、富山県として地球温暖化対策を実施していました。

よく考えるとエコバッグを推進しているのもこの取り組みの一環だったようですね。

みなさんも普段から少しでも二酸化炭素排出について考えてみてください。

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