世界で最も美しい湾クラブ総会の会場が富山に決定!国内では初の開催
どうも、編集長のサクラです。
突然ですがみなさんは、「世界で最も美しい湾クラブ」に富山湾が加盟していることをご存知ですか?
1997年に設立された「世界で最も美しい湾クラブ」は、ユネスコが支援する国際的な組織で、富山湾を含め世界の44の湾が加盟しています。
そして、2019年10月に富山県内で「世界で最も美しい湾クラブ」総会が開かれることが決定しました。
総会が富山県で開催されることは日本国内では初のことです。
画像引用 「美しい富山湾クラブ」より
世界で最も美しい湾クラブは、「湾を活かした観光振興と資源保護、そこに暮らす人々の生活様式や伝統の継承、および景観保全」を目的に、1997年3月10日にドイツのベルリンで設立され、フランスのヴァンヌ市に本部を置く団体です。
加盟条件は申請する湾には、以下のような条件があります。
・優れた自然の美しさがあること
・豊かな生態系があること
・経済的潜在力があること
・地域と国レベルでの法的保護体制が整っていること
・世界遺産の評価基準に準じていること
世界の44の湾が加盟が加盟しており、日本は富山湾、松島湾、駿河湾、宮津湾・伊根湾、九十九島と5つの地域も加盟しています。
それでは実際に総会では何が行なわれるのでしょうか?
ちなみに2018年には、設立20周年記念総会がフランスで開催され、富山県から石井知事、猪俣観光・交通・地域振興局長等、美しい富山湾クラブからは永原会長、高桑事務局長が出席しました。
全体では16か国から31湾、約100名が出席したようです。
そして各国の代表が自分湾の活用・保全の取組みを説明するようで、富山湾は石井隆一知事が総会開催正式決定のために必要とされるプレゼンテーションを行いました。
そして英語で万葉歌人・大伴家持にも詠まれた海越しの立山連峰の絶景や、蜃気楼、埋没林、ホタルイカなど、珍しい自然現象や生態系がみられる神秘の海・富山湾の魅力を紹介したようです。
総会の開催日は2019年10月16日(水)~20日(日)を予定しています。
メイン会場は富山国際会議場やANAクラウンプラザホテル富山などを予定。
そして総会行事に加え、富山湾岸の岩瀬や富山県美術館、富岩運河環水公園の視察、帆船海王丸の乗船、高岡の雨晴海岸の散策などエクスカーション(小旅行)を企画し、富山ならではのおもてなしで、湾クラブ関係者を歓迎する考えのようです。
ということで、国内では初開催となる世界で最も美しい湾クラブ総会が富山県で行なわれることがわかりました。
承認された実施計画によりますと、富山国際会議場で3日間行われるディスカッションなどでは、県内の環境保全活動についてプレゼンテーションがあり、最後に、『富山宣言』の採択が予定されています。
総会には、加盟する26か国と1つの地域からおよそ130人が出席する見込みだそうです。
何かしらイベントがあると富山県が活性化しますので、今後も期待です。