【土蔵造り】高岡山町筋のまち資料館と菅野家に行ってきた
どうも、編集長のサクラです。
突然ですがみなさんは、高岡市の山筋町をご存知でしょうか?
ここ山町では、明治時代に大きな火事があり、高岡の町の60%が焼失するという大事件がありました。
ようやく火事が収まったのですが、なんと火事にならなかった家がありました。
そして、その家に住んでいる男が放った一言が人々を高岡へと駆り立てた。
「俺の家か?燃えねぇよ・・・欲しけりゃくれてやる・・・探せぇ!この世の全てをそこに置いて来た!」
世はまさに土蔵造り時代!
ということで、今回はそんな土蔵造りを学ぶことが出来る「高岡市土蔵造りのまち資料館」と「菅野家」に行ってきました。
市街地に600m続く山町筋は、商家の土蔵造りの家が建ち並ぶ歴史あるまちです。
山町筋は加賀藩前田利長が高岡を発展させようと近隣の城下町から町人を招いて住まわせた町であり、現在もその伝統が息づく町として知られています。
御馬出町、守山町、木舟町、子馬出町と続くかつての北陸道に残る土蔵造りの家は、1900年の大火後の明治から昭和初期にかけて建造された優れた防火建築です。
重厚かつ繊細な意匠をもつ土蔵造りの町家を中心に、洋風建築等の伝統的建造物が建ち並び、「伝統的建造物群が全体として意匠的に優秀なもの」と評価され、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
住所
富山県高岡市小馬出町26
電車の場合
あいの風とやま鉄道高岡駅から徒歩約12分
車の場合
能越自動車道高岡ICから車で約10分
高岡市土蔵造りのまち資料館
営業時間
9:00~16:30
休業日
火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12/29〜1/3)
菅野家
営業時間
9:00~16:30
休館日
火曜日、8/13〜17、年末年始、厳冬期(1月〜2月)
ということで、当時の山町筋の写真から失礼します。
山町筋は防火を意識した町作りが盛んになって、特に、極めて高い耐火性を誇る「土蔵造り」が採用されました。
そうして、膨大な富を蓄えていた高岡の商人たちは、商家の再建に惜しみなくお金を注ぎこみ、土蔵造りの家が立ち並ぶようになったのです。
では今から高岡山町筋を散策してこようと思います。
地図を見ると、そんな広くないので、本気出したら5秒くらいで周れそうですね。
おら、ちょっくら本気出してみっぞ!
まずやってきたのが「高岡市土蔵造りのまち資料館」です。
こちらはもともと高岡でも屈指の商家「旧室崎家」だったのですが、2002年から資料館に大変身しました。
黒漆喰の壁や防火壁を備えた重厚な造りが印象的ですね。
よくわかりませんが強そうです。素手で思いっきり壁をパンチしたら複雑骨折しそう。
そして館内は、高岡市土蔵造りのまち資料館といいながら土蔵造りの説明が全然ありませんでした。
なんだここは。唯一あったモニュメントは、消火器の横にありました。防火壁の家なのに。
まぁ資料は本で勉強するものではなく、実際に家に入ってみて体験するものってことですね!
二階には、高岡御車山の天辺についているモニュメントがありました。
めっちゃでかいな。そして、ちょっとキモい。
なんかあれですね。モスラみたいです。
若い人にはモスラが伝わらないかもしれませんが、背中に乗ってはしゃぎたいです。
そして、二階から受付のお姉さんを撮ってみました。
最初は、手を振ってくれていたのですがカメラを向けると「カメラが壊れちゃうわよ!」と言って黙とうを始めました。
おばあちゃん可愛ゆす。
高岡市土蔵造りのまち資料館には、なんかあんまり資料はありませんでしたが、気を取り直して次のところへ行こうと思います。
ただ受付のおばあちゃんとすごく仲良くなったので結果オーライです。
今度、文通してデートのお誘いでもしようと思います。
やっぱり、おばあちゃんのデートの鉄板!ゲートボールに誘ってみよう。
続いてやってきたのが、「菅野家住宅」です。
こちらは高岡の土蔵造りの中でも、規模、質、保存度とも最も優れており、重要文化財となっています。
しかも、実はまだ普通に菅野さんが住んでいます。
相続税をよく払い続けてられますね。とんでもない金持ちです。
菅野さんの特別なご配慮をいただいて、一般に公開しているとのことで普通に家の中に入ることができました。
貴族の家に普通に入れるなんて恐れ多いです。
さて、金目のものはどこにあるんだろう?
そうして、なんとか金目のものをもらえないか交渉しようと思います。
庭には、なんかすごい石がありました。
これはにぎり石といって、手を握っているように見える石です。
菅野家では、富を握る石として重宝されています。
周りにいるアヒル的な銅像は謎ですが、この石もらえないかな?
わたしもシンプルに3億円がほしいだけなんです!
今度は、ものすごい高そうなベルがありました。
これは高岡のある企業の独自の金属配合により、めっちゃ綺麗な音が出るベルらしい。
ほんと変わった高そうなもんがいっぱいあるなぁ。
金持ちは、ほんと・・・うらやましいです。
また山筋町では、毎年、高岡山町筋土蔵造りフェスタというイベントが開かれます。
これは伝統的なまち並みを広くPRしようと地元住民でつくる「土蔵造りのある山町筋まちづくり協議会」が、通りの家々を開放して毎年実施しているイベントです。
蔵造りのまち並みで有名な埼玉県川越に勝るとも劣らない山町筋の素晴らしい伝統的建造群を堪能することができ、明るい活気あるまちの雰囲気を感じてもらえます。
高岡市の新しい観光施設として話題で、2017年春に町屋を改修した複合施設「山町ヴァレー」でも、ビアガーデンが開催されていました。
こちらには飲食店やショップなどバラエティに富んだテナントや、自由に入れる共用スペースや中庭も整備され、地元客や観光客のコミュニケーションの場、ひと休みできる憩いの場として活用されています。
ぜひ高岡山町筋土蔵造りフェスタのときに行ってみたいものですね。
→【高岡山町筋土蔵造りフェスタ】ビールを飲みに行ってきた
ということで、ここ高岡山町筋は金持ちが多かったんですね。
さすが、モノづくりの高岡です。
わたしもなんとか金持ちになろうと、高岡山町筋の社長令嬢を探す旅に出ようと思います。
プロポーズの言葉はもちろん「土蔵造りのように、君を変態と言う名の炎から一生守ってやる。」
ちなみに高岡市には他にも歴史的な街並や観光名所がありますので、ぜひこちらも参考にしてみてください。
→【高岡の観光スポット】ドラえもんから歴史ある街並みまでご紹介!
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